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緊急事態宣言が発令 新宿・歌舞伎町の19時過ぎはゴースト・タウンに… 街には『ポン引き』と『マスコミ関係者』しかいない

TABLO / 2020年4月7日 19時15分

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4月7日、東京を始めとして神奈川・大阪など7都府県に、改正特別法に基づく緊急事態宣言が発令された。期間は連休明けにあたる5月6日まで。

宣言までにかかった時間について、世論は喧しいが発令されるいまとなっては、その検証は後の話だ。また、ロックダウンができないなど、その効力についても賛否があるようだが、その話をすれば改正特別法の国会審議に遡らなければならない。これまた、喫緊の論議ではないだろう。

さて、緊急事態宣言が出たことで、各都府県の首長たちの対応に注目が集まるのだが、とりわけ首都である東京に与える影響力は大きい。すでに小池都知事による“自粛要請(妙な日本語なのだが)”で都内には大きな変化があらわれている。

 

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そのなかでも特に顕著なのが、リスクが高いと名指しされたバーやナイトクラブなど夜の街だ。一例をあげるなら、小池都知事が重ねて自粛を要請して初の週末にあたる4月3日の金曜日。都心であり最大の歓楽街・歌舞伎町を抱える新宿がわかりやすい。

まず、新宿駅東口にあり新宿の顔とも言える伊勢丹新宿店近辺。新宿通りと明治通りが交差する周辺は、通常の週末なら買い物客や遊興客であふれかえらんばかりになるが、伊勢丹が早じまいしたこともあって、19時過ぎには人通りが極端にまばらになった。中心地でこのあり様なのだからあとは推して知るべしだ。

 

 

一方、新宿夜の顔・歌舞伎町も静寂のなかにあった。筆者が歌舞伎町に入って最初に聞こえた声はさくら通りにたむろするポン引き同士の会話。お仲間に「客はいるかい?」と呼びかけられた初老のポン引きは、「いねーよ!」と不貞腐れたような声で応えた。

初老のポン引きが言うように遊興客はまばらで、いつもならサラリーマンや学生で賑わう通称・えび通りと呼ばれる居酒屋密集地帯には歩く客がほとんどいない……。

 

 

さらに、人気ゲーム「龍が如く」シリーズでお馴染みの歌舞伎町一番街もこれまた人はまばら、むしろ「静寂の歌舞伎町」の画を狙ったマスコミ関係者(筆者もそのひとりだが)の姿が目立つという、なんとも皮肉な様相を呈していた。

今回、非常事態宣言が発令されたことで、この傾向に拍車がかかることは間違いない。感染拡大を避けるために致し方ないと言えばその通りかもしれないが、“名指し”で自粛を要請された側にしてみれば死活問題だ。

 

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奇しくも4月3日の日経新聞は、「東京都、営業縮小のバー・クラブなどに支援金給付へ」と抜いた。真偽を確かめるべく、東京都産業労働局広報課に取材したところ、担当者は「なぜいま、この報道が出たのか……」「いまはそうだとも、そうじゃないとも言える(広報に)材料がありません」と困惑した様子。これは勘にしか過ぎないが、なんらかの動きがある、と思わせるものがあったと記しておく。

補償案については、一部のネットなどで(多分に差別的に)水商売とくくり、「税金も納めていない」などと中傷する動きもあるが、バーなどの自営業者のほとんどはきちんと申告している。政治の怠慢のツケを、国民の分断に結びつけることは愚かだ。

いずれにしてもこの新宿の如く、より多くの都民・国民は巨大な試練に立ち向かう。一人ひとりの覚悟はもちろんだが、政に携わる者の正体がより見えてくることもまた、間違いないだろう。(文◎堂本清太)

 

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