民主党に聞く！ SEALDsが提唱する新法案「立憲主義促進法案」ってナニ？

　SEALDsというのが、「立憲主義促進法案」というのを作ろうとしているらしい。いや、何を作ろうと、それは個人の自由ですけどね。この場合は団体ですけど。中味はまだ作られていないから知らないけど、このタイトルからしておかしくないですか？

　だいたい法律で憲法を守るって、それ何よ？ そもそも憲法は法律の上位概念ではないの？ ということで、12月17日の民主党代表会見で質問しました。

　でも、別にこれを質問したくて会見に参加したわけではなく......。14日に発表された人事で、代表室長の近藤洋介衆院議員と政調会長代理の辻元清美衆院議員が入れ替わったので、その理由を聞くためなんですけどね。いや、私としてはこの交替はどうでもよかったのですけど、「聞け聞け」いわはる人がいてはりましてね......。「それは細野豪志政調会長への牽制ですか！」と聞けって。「そこまで細野政調会長が嫌いですか!!」って。

　しかーし、そんなこと、とてもストレートには聞けない......。だって私、気が小さいですもん！ もう心臓バクバクしますもん！ そこでピンポンダッシュみたいな質問でごまかす......。はい、聞きましたよ、聞きました！

　ところで「立憲主義促進法案」ですけど、岡田克也代表も内容がわからないためなのか、答えなかったですね。もっとも心の中では胡散臭いと思っているのかもしれません。そうでないとおかしい。岡田代表は東大法学部出てんだから。

　そして会見の後ですが、辻元氏が近づいてきて、「それ、民主党も一緒にやってるねん」と言ってきました。えええええええ！ それアホでしょ！ もうビックリだわ。そもそもそんな法律を作ることは、憲法より上位概念の法律を作って、国会議員を縛ることになるわけですよ！ まあ民主党が飛びつきそうなことではありますけどね。

　しかしよく聞くと、民主党が一緒に作ろうとしているのは、安保法制を廃案にする法律だそうで......。それは可能です。

　どうも辻元氏は私がいわゆる市民立法が不可能だと思っていると勘違いしているようで......。国会に提出する前の法律案作成に、市民が関与することは可能だってくらい知ってるわい！ということで、私は大いに見くびられたようです（くすん）。まあ、いいんですけどね。おバカキャラも芸のうちですから（笑）。

Written by 安積明子