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TOKYO IDOL FESTIVALで拾ったアントニオ猪木のちょっといい話|ほぼ週刊吉田豪

TABLO / 2016年8月8日 19時0分

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 今年、初の3日間連続開催となったTOKYO IDOL FESTIVAL、無事終了。その3日間でいろんなドラマがあったわけなんですけど、現時点ではまだボクぐらいしか気付いてないドラマについて、さっそくここで紹介してみます。

 TIF初日、ボクがいつものように物販コーナーで散財しまくっていたら、「久し振りです」と声を掛けてきた中年女性がいたんですけど、それがなんと芸人・春一番の未亡人。春さんのマネージャーでもあってたから一時はよく仕事してたんですけど、春さんの『元気です!』(07年/幻冬舎)という本の出版前後に会ったのが最後だから、ほぼ10年ぶり。なんでこんなところにいるのか聞いてみたら、こういう経緯だったわけですよ。

 春さんの死後、すっかり抜け殻のようになっていた彼女を見かねて力を貸したのが、なんとあのアントニオ猪木。

「そろそろ働いたほうがいい。俺が仕事を紹介してやる」と言った結果、某格闘技ジムの人なんかを仲介して、なぜか春さんの未亡人が愛乙女☆DOLLのマネージャーになったとのことでした!

「プロレスラー・アントニオ猪木は最高だけど、人間・猪木寛至は最悪だ」と言われがちなんですけど、たまには人間味のあることもするんだなーという、猪木さんの株が上がる話でした。

Written by  吉田豪 

Photo by ラブリー☆メラメラサマータイム/愛乙女☆DOLL

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