過保護ばかりが注目 高橋祐也容疑者の報道で欠けている「入手先はどこなのか」
TABLO / 2018年9月17日 9時23分
女優・三田佳子さんの次男・高橋祐也容疑者が覚醒剤取締法で四度目の逮捕から約一週間が経とうとしています。
当然、重い刑罰が科せられる事が予想されますが、報道を見ていると、どうしても三田佳子さんの高橋容疑者に対する「過保護」に重きが置かれています。もちろん、それも大事なのですが一番の問題は「どこから入手したのか」ではないでしょうか。
覚醒剤事犯には、必ずついて回る入手先がこの事件ではほとんど語られていません。既に忘れられたような様相を呈している「紀州のドンファン事件」でも、覚醒剤の入手先が取りざたされています。
芸能人・有名人の覚醒剤事件では、元プロ野球選手清原和博氏や歌手ASKA氏の時も入手先ルートが記者たちの間では話題になっていました。
覚醒剤の再犯率は6割を超えると言われています。逮捕されているだけで6割以上という事です。逮捕されずに、覚醒剤を摂取している人間を合わせれば7割とも8割ともささやかれています。
高橋容疑者は覚醒剤取締法で四度目の逮捕ですが、覚醒剤ではなく危険ドラッグや大麻を「代替ドラッグ」にしているケースも多々あります。危険ドラッグや大麻は覚醒剤に比べると入手が容易だからでしょう。以前は闇サイトで売られていましたが、それも困難になりました。覚醒剤の入手は特別なコネクションがあるはずです。
そこを断ち切らなければ、6割以上と言われている覚醒剤の再犯率は下がらないでしょう。高橋容疑者も独自の入手ルートを持っていたはずです。高校生時の初犯から数えれば20年間も覚醒剤を摂取していた事になるからです。警察も覚醒剤の入手ルートに興味を抱いているはずです。
彼自身の行動範囲がどのようだったか。逮捕された渋谷を中心とした東京都内に限らず、東京近郊の衛星都市で入手していた可能性も大です。売人とどこで接触していたのか。
一般に覚醒剤は、自身を取り巻く全ての環境を変えなければ、更生出来ないと言われています。職業や居住地が同じだと、人間関係も変わらず、覚醒剤の売人も高橋容疑者に接触してくる可能性があります。高橋容疑者は初犯から20年経っても更生出来ませんでした。職業、住所を変えなければ再び人間関係から再犯の可能性がある、と忠告をこめて記しておきます。(文◎久田将義)
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