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1976年創業、カルチャー・成人雑誌を今日まで作り続けたミリオン出版が看板を降ろします

TABLO / 2018年9月19日 10時30分


 2018年11月末日をもって、サブカル・成人雑誌という分野で異彩を放ってきた「ミリオン出版」がその歴史に幕を下ろすことが明らかになりました。

 詳細は、本誌ライターが少し前にすでに報じています。


社会不適合者のわたしたちを10年も食わせてくれた出版社について|春山有子


 ミリオン出版は70年代に創業し成人雑誌をメインに大きくなった出版社ですが、80年代に入ってからは様々なカルチャー誌を大ヒットさせてきました。「S&Mスナイパー」からはじまり、「ティーンズロード」「GON!」「URECCO」「egg」「MEN'S KNUCKLE」「実話ナックルズ」という代表的な作品を筆頭に、膨大な量の派生誌を誕生させます。

 名物編集者の比嘉氏(のちに社長)は、その類まれなる発想力で他社にはない雑誌を生み出してきました。ほとんどの雑誌の誕生に関わっており、まさにミリオン出版進撃の鍵となった人物でした。比嘉氏に憧れて入社する編集者も多く、現在でもそのチルドレンは各界に広がり存在しています。

 しかし、折からの出版不況、2010年代からの比嘉氏不在によってか、コンビニエンスストアを主戦場としていたミリオン出版は次第に規模を縮小していきました。数え切れなかった月間発行数は激減し、現在は数誌の定期刊行物しかありません。状況を見れば、ここまで存在し続けたことが「大健闘」だったと言えるでしょう。

 ミリオン出版が倒れてしまうことは、業界はもちろん、青春時代にそのカルチャーに触れた40代以上にとっては衝撃的な出来事かもしれません。とても残念ですが、これが現実です。倒産ではなく、消滅というのがミリオンらしいですね。

 ミリオン出版を支えた全員に贈ります。42年間、お疲れ様でした。(文◎編集部)

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