1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「命を取りに来た」…これが闇金業者の取り立て 女性の髪を掴んで殴る蹴る 年を越せなかった者たち

TABLO / 2021年1月3日 13時55分

写真

大きな怪我を負った女性

「金じゃない、命を取りに来た」

ドラマや漫画の世界ではないリアルな闇金業者による借金取り立ての様子をカメラが捉えました。手荒さが半端ないです。

衝撃の映像はタイ東北地方コンケン県のサッカー場に設置された監視カメラとその場に居合わせた人が撮影した動画に残されていました。イベントコンパニオンの女性マイさん(19)がサッカー場の端で仕事中のところ、闇金業者の男性が現れ、マイさんの髪を掴んで駐車場まで引っ張っていく様子がはっきりと映っています。

【衝撃映像!】髪を掴んで、殴る蹴る 闇金業者の取り立て一部始終【閲覧注意動画】

闇金業者男性は次にマイさんを座らせたうえで持っていたBBガンでマイさんを何度も殴打し始めました。さらに足元にひざまずいて許しを請うように命令。平伏したマイさんの頭部を強く踏みつけ、思わず顔を上げたところで顔面に蹴りを1発入れ、強力な2発目でマイさんの体は飛ばされてしまっています。

そこまでされても手を合わせ再びひざまずいて謝るマイさんに、闇金業者男性は何かを叫んで脅している様子が分かります。偶然その場を目撃した警察官男性が制止したために闇金業者は暴力を止めました。12月12日の出来事です。

マイさんは闇金業者から13万バーツ(約44万円)を借金していました。フェイスブック上の知り合い女性に紹介されたのがきっかけで、最初は働きながら通っている学校の学費の支払いに1万バーツ(約3万4千円)を借り、3日後に3,200バーツという違法に高額な利子を足して1万3,200バーツをきっちり返済しました。

関連記事:ツイッタートレンド「裏社会の住人」とは何者か 誰でも裏社会の住人になる可能性がある|久田将義 | TABLO

その後も少額を借りては返済するということを繰り返していくうちに気が緩んで、今回13万バーツを借りたところ返済できなくなってしまいました。闇金業者には逃げも隠れもせず毎月5千バーツずつ返済していくと頼んだものの、それでは少なすぎると言われ、この日突然マイさんの前に現れて無言で髪を掴んだのでした。

闇金業者男性から「今日は金を取りに来たんじゃない。命を取りに来た」と言われたそうです。女性はこの後病院に行ってから警察に通報しました。

ニュースとなってネット上で話題になったことで、マイさんは15日にテレビの報道番組に左目の周囲が青アザになった痛々しい顔で出演して事情を語っています。その後闇金業者から連絡がないと言ってはいますが、このままで済むのでしょうか。恐ろしい目に遭わないことを願っています。(取材・文◎赤熊賢)

あわせて読む:「お金がない…」を理由に犯罪に走る老人の裁判は毎日のように行われている “明日、死ぬかもしれない”という人々に虚しく響く裁きの声 | TABLO

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください