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河野太郎、岸田文雄、高市早苗…「次の総裁にふさわしいの誰か」で支持率0%だった政治家は? │プチ鹿島

TABLO / 2021年9月13日 6時0分

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混迷する自民党総裁選(撮影@編集部)

総裁選の報道がすごいです。「興行主」の自民党の思惑通りという展開。
こういうときは一番話題になっていない部分に目を向けるといい。報道から「学び」があるとすればそこ。何を言いたいかと言えば下村博文先生に注目せよということです。あそこに人生の教科書がある。

私は10代の頃から新聞や雑誌の政治記事を読むのが好きでした。政治家のドロドロの争いはプロレス団体の分裂・旗揚げに通じる人間の業のドラマを感じていた。レスラーも政治家も誰だっていつかは団体のトップに立ちたい。エースになりたい。そんな野心は同じなはず。
しかしたまに「この人は自己評価額が高すぎないか……」という、なんでも鑑定団みたいな人も見かけます。最近では下村博文先生の動きに注目しました。今年だけでも活発だった。

まず、年明けの番組で4月末に予定されていた衆参補選について「2補選負ければ政局」とぶち上げます。つまり菅政権はこのままだと危ういぞという政局発言です。そのあと「幹部は火消し」(朝日新聞1月7日)。
その次はワクチンに対しての発言。菅首相がファイザー製薬と協議してワクチン確保にメドが立ったことを表明したあと、下村氏は「全ての国民が接種できるのは来年春ぐらいまでかかるかもしれない」との見方を示した(読売4月20日)。

これら一連の発言は、注目を集めてインフルエンサーになるのを狙ったと思えばいい。総裁選出馬に向け、自分の存在感を高めたかった狙いが見えます。

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しかしそのあと下村氏は発言を釈明するのである。補選にしろワクチンにしろ、あのまま言い続けていれば「言いにくいことを言うキャラ」評価になった可能性もありましたが、すぐにシュンとなる。
圧巻は8月30日だ。そこまでして総裁選に出たかったのに官邸に呼ばれ「首相から出馬を見送るか、政調会長を辞任するかを迫られ、出馬断念を決断した」(日刊スポーツ)。菅の脅しにあっさり引き下がる下村博文先生。

そもそも下村氏は総裁選の出馬を匂わしてもなかなか神輿に担がれなかった。自分が勝負したいと思った時に人があまり集まらない。
下村先生はすべてのおじさんの教科書ではないだろうか。普段の振る舞いを見られている、しかし自己評価は高過ぎ。下村博文は私であり、あなただ。皆その背中から学ばなければならない。
最後に。

私はすべての候補者の政策が出そろわないのに「次の総裁にふさわしいのは誰か」という世論調査は意味がないと思っています。ただの人気投票だ。

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人気投票は時として残酷である。「週刊文春」は日経新聞の世論調査で下村博文氏の支持率が「0%」であったことから「ミスター0%」と書いていた。え、そこまで人気が無いの? 私も確認してみたが、確かに日経(8月30日)、読売(9月6日)での下村氏の数字は0%だった。
しかしまだ救いがある。共同通信(9月6日)の調査では0.6%だった。最近流行のアルコール度数0・5%の「微アルコール」みたいだ。下村博文=微アル説である。もっと酔わせてあげたかった。(文@プチ鹿島 連載「余計な下世話」)

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