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福知山花火事故の闇...逮捕された「とび職」店主のヤバい噂

TABLO / 2013年10月3日 17時0分

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 3人が死亡、55人が負傷した京都府福知山市の花火大会会場での爆発事故で、京都府警は2日、火元となったベビーカステラ屋台店主でとび職の渡辺良平容疑者(38・大阪市生野区)を業務上過失致死傷の疑いで逮捕したと発表した。

 8月15日の爆発事故発生から逮捕まで時間が経ったのは容疑者が入院していたためだった。その一方で容疑者の身元が「とび職」となっていたことに疑問を持った方もいるだろう。この意味を某組織関係者が語る。

「今回の事故は行政が暴力団関係者と見抜けなかったことも問題になっている。これはひとつの落としどころだったんだろう」

 とび職の原型は元々江戸時代に派生した有名な火消しが原型だ。火消しの一方で有名な「め組の喧嘩」など数々の問題を起こしてもいる。現在の古くからある博徒などはその流れを汲むケースもある。「とび職」は一般社会が許容できるグレーゾーンの際にいるのだ。

 今回の暴発事故を複雑にした要因には暴対法と暴排条例がある。暴対法は暴力団に対する国が定めた法律だが、暴排条例は各都道府県が施行した地方公共団体の条例でその周辺者及び共生者、つまり暴力団を利用しようとする人物に対して与えられる罰則だ。

 既報の通り、今回の福知山花火大会事故の容疑者はこれらの法に抵触する可能性が高かった。だが、そうなると、出店許可証を受理した地元行政の責任問題が浮上する。そこで関係者の思惑が一致し、「とび職」の容疑者が生み出されるのは自然な流れだといえる。

 一部報道によれば、渡辺容疑者はとび職の傍らに露天商を行っていたというが、「そんな話は聞いたことがない」と首をかしげる関係者もいた。福知山商工会議所も事故直後から事故責任を否定したり、一部を認めたりと終始あいまいで逃げの態勢を見せている。容疑者の身元がどうであれ被害者の健康回復、賠償問題には真摯に向き合ってほしいものだ。

Written by 北里雅俊

Photo by aldenjewell

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