不正融資で揺れるみずほ銀行...暴力団、裏社会、半グレはどこまで銀行に食い込んでいるのか?

TABLO / 2013年11月20日 20時0分

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 今、不正融資に関連して、みずほ銀行が騒がしい。みずほ銀行とは2002年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が合併して誕生したメガバンクだ。

 今回問題となっているのはそのグループの一つであるオリコが暴力団に不正融資したからだ。元々銀行は総会屋、右翼、同和などの食い物にされていた。その中でも特にこれらに甘かったのは第一勧業銀行と言われている。

 今回発覚した方法の一つに信販会社が審査し銀行などがお金を貸し出す「提携ローン」がある。みずほ銀行は審査を信販会社のオリコに「丸投げ」し、甘い審査で暴力団組員らに融資していた。他のローン会社の審査に落ちてもオリコは通る、と昔から有名だった。

 オリコは何故、この様な提携ローンに強いのか。提携ローンは主に中古車の販売などで使われる。中古車販売業者には地域ごとに組合が存在する。その組合に事務員として社員を派遣していたのがオリコのやり口だった。そしてオリコは第一勧業銀行出身者の引き受け先と言われていた。

 銀行再編成で大幅に変わった銀行業界。しかし、その再編成がうまくいったのであろうか? 今回の事件発覚は、暴力団関係者からのリークでは無い。その理由は彼らにとって全くメリットが無いからだ。事件発覚や、頭取関与の証拠発覚の端緒は、日本興業銀行出身の佐藤頭取兼社長に対抗する他派閥からのリークではないかと想像される。

 つまり、銀行の人事による軋轢が生じたのだ。つまり、銀行の内紛により今回の事件が暴かれたのである。

 ある暴力団関係者の証言だ。

「今まで企業の合併などでは自分らは必要とされていた。つまり対立する派閥を徹底的に潰したりしていた。だが暴排条例などで自分らが出る幕が無くなった。だからこんな不祥事が表に出てきたのだろう」

 今までは対抗する派閥は彼らの手によって潰されていた。そしてそれらの報酬の一つが今回発覚した子会社による不正融資なのだ。自動車ローンなどでの空ローン、つまり自動車の架空ローンなどでまとまった額を手に入れられる。車屋と組めば簡単に出来るシノギである。彼らの関係者にはこの様な全うな事業を行っている者もいる。そしてそれらを現在の法律では密接交際者と呼ぶのだ。

 一度失った信用を取り戻すには時間がかかる。そして一度利用されたらとことん利用される。それが暴力団なのだ。

Written by 西郷正興

Photo by David Castillo Dominici

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