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偽装表示は当たり前? 風俗業界で多発する「女の子いるいる詐欺」の呆れた内情

TABLO / 2013年12月9日 12時0分

写真

 最近、一流ホテルレストランの食品偽装問題が騒がれているが、ネット社会になった現代だからこそ新たな偽装詐欺が多発している業界がある。それが風俗業界だ。デリヘルのサイトを見て指名したのに、実際はパネマジ(極端に修正された写真のこと。『パネルマジック』の略)どころかまったくの別人が来た......こんな経験、風俗遊びをした者なら一度や二度はあるだろう。それが『在籍嬢偽装詐欺』である。

 これはネット上に掲載されている他地域の風俗店やAV女優、ファッションモデルなどの写真をフリー素材のごとくパクり、あたかも自分の店に在籍しているように掲載するというものだ。最近ではツイッターやフェイスブックなどで自撮りをアップしている女性の写真をパクる業者も多い。しかもご丁寧にグーグルの画像検索等で引っかからないように写真を反転させたり、写真に自分の店名ロゴを重ねたりという余計なひと手間を加える業者までいる始末である。

 こういった悪質な手口を使う業者は、すすきの、歌舞伎町、名古屋、博多など昔から風俗街があった都市の店舗型風俗店(ソープランドやファッションヘルス)よりも、もともと風俗過疎地であった地域に新しくできた新興デリヘル店に多い。地域に根付いて細く長く......ではなく「店名変更を繰り返し、荒稼ぎしたらトンズラすればいい」と考える業者である。

 このような微妙な詐欺は法外な料金を請求するなボッタクリと違い、警察に「違うデリヘル嬢が来た」などと泣きついてもなかなか対応してくれないだろう。なかには抗議、キャンセルを申し出てたとしても逆ギレし、「キャンセル料を払え」と食ってかかる業者もいる。引っかかったら最後、よほど肝が座っている者以外は泣き寝入りするしかない。

 筆者がよく取材に行く馴染みのソープランドも在籍嬢の写真を勝手に使用される被害にあったという。そこの店長が語った。

「アイツら『田舎のデリヘルなんて誰もチェックしてないだろ』ってノリですね。抗議の電話をしたらまったく悪びれるそぶりもなく『あ、そうですか、すぐ変えます』って。数分後には別の女の子の写真になってました。まあその写真もどっかからパクったんでしょうけどね(苦笑)」 

 様々な風俗店を紹介している大手の風俗ポータルサイトに掲載されている風俗店なら安心......とも言えない。在籍している女性の写真や出勤管理は各店が行っているので、ポータルサイト運営側としては各店の在籍女性までは把握できていないのが現状だからだ。

 最後に、こういった悪質店の被害に会わないようにする完璧な防衛手段はないものの、多少のアドバイスを。お店のサイトに載っている在籍写真の一覧を見て、撮影場所や画質にまったく統一性がない場合や、ビックリするような美女が何人も顔出ししている(モザイク・ぼかしを入れてない)場合は要注意だ。地域限定の風俗専門掲示板サイト、一般ユーザーの風俗体験投稿サイトなども参考にしてみるといいだろう。

 出張、旅行などに行ったら羽を伸ばしたくなる気持ちも大いにわかるが、慣れない地域で夜遊びをする時ほど細心の注意を払っていただきたい。

Written by 阿部定治

Photo by Brent Gambrell

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