キムタクやジャニーズ俳優は「半沢人気」の堺雅人に勝てないのか?

東京ブレイキングニュース / 2013年12月28日 16時10分

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 今年も師走となり一年の総計がまとめられるころでもあるが、なんといってもテレビではドラマの話題が豊富な年だった。とくに際立ったのがその内容より視聴率だった。今世紀最高の評価となった『半沢直樹』(TBS)は、1977年以降の民放テレビドラマで史上1位の高視聴率となり、瞬間最高では関東で46.7%、関西では50.4%(※ビデオリサーチ調べ)という驚異的な数字を叩き出すなど記録づくめだった。

 その後を継いだジャニーズ勢の筆頭、SMAPの木村拓哉にはあまりに気の毒な状況だった。満を持してスタートした『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS)だったが、同枠の前作『半沢直樹』と比較しても視聴率は半分以下になり、同クールの他局ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ)にも8%の大差を付けられるなど、堺雅人には二連敗となった。

 堺雅人は『リーガルハイ』も好視聴率をキープしたことで、一気にCM価値も高騰。現在はソフトバンクモバイル、サンヨー食品、スカパー!などのCMに出演している。スポットという15秒間のCMは、時間帯がゴールデンともなれば制作費とは別に15秒100万円前後の放映費用がかかっている。広告費削減が進むご時世では、「数字を持っている」堺雅人の価値はさらに上昇することになる。

 アメリカでは全土に放送される国民的スポーツのNFLやNBLなど中継番組でスポットで1億円ということも珍しくないが、日本のドラマ番組のスポットはせいぜい1000万円~3000万円の範囲。特番やバラエティであれば1億円前後になるケースもあるが、それを10社でシェアすれば、1社あたり1000万円で番組CMを打てることになる。こうしてシビアに計算してみると、堺雅人が『半沢直樹』以降、広告業界で人気が高まる構図がよく理解できる。CMの放送費用を払っている広告主の立場からすると番組の数字が想定より低いのは大問題だ。それほど期待されていなかった『半沢直樹』だっただけに高視聴率はインパクトが大きかった。

 堺雅人は、ドラマで自分の価値を上げて、広告業界でも引っ張りだこになったパターンだが、その逆で広告業界で人気あるからといって、テレビで数字を持っていることにはならない。つまり、タレントのCM本数がいくら多くても、それが視聴率に直接結びついているわけではないということだ。

 例えば、長瀬智也主演の『クロコーチ』(TBS)にも出演した剛力彩芽は10社のCM契約を持つ広告業界の超売れっ子ではあるが、主演でも共演でもドラマのヒロイン役で視聴率10%に届いたことがない。それを上回るのが剛力彩芽と同じオスカー所属の武井咲。現在、16社と19本もの契約を持つCM女王だが、月9ドラマ『海の上の診療所』(フジテレビ)でも10%をはるかに下回る数字しか残せていない。

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