嵐・大野は舞台裏で番長タイプ? 不良だったジャニーズジュニアの現在

TABLO / 2014年1月1日 14時30分

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 盗んだバンクを盗まれて~♪ と尾崎豊の『15の夜』のメロディに合わせて自作(実体験)の歌詞を唄うのはジャニーズ出身で現在、俳優・ダンサーとして活動する武口明。ジャニーズ時代から現在まで30年以上の付き合いがあるオレの親友である。

 武口明が「ジュニア」として入ってきたのは17歳から18歳になろうというときで当時も比較的遅咲きのジャニーズジュニアであった。下は小学生から、中心は中学生という年代で構成されたジュニアにいきなり高校三年生の新人が入ってきたのだ。

 当時のオレは高一でジャニーズに入って3年目だったので、自分より年上の新人が入ってくるとは思っていなかった。そこにイケイケな感じの不良っぽい大人が入ってきて驚いたことを覚えている。

 このオヤジ、後輩のくせに......という複雑な感情があったが、いくら先輩でも、2歳上の人間にはそうそう突っ込めない。10代後半くらいの年頃では、2歳も年齢が違えば大人と子供の差がある。この武口はジャニーズジュニアの中で、すっかり大人の雰囲気を出しては幅を利かせて威張っていたのだ。

 そんな武口は運も持っていて、受けたオーディションはポンポンと合格し、間もなくゴールデンタイムのTBSドラマで主役を張るまでになっていた。当時のジュニアの中でも目立っていて存在感もあった。そんな彼が一目置かれていたのはある理由からだった。

 それはタバコである。「みんないくぞーー!!」とジャニーズジュニアに集合をかける武口。子供たちを引き連れてどこに行くのかと思えば、当時のレッスン場があったテレビ朝日敷地内の社屋だ。中に入るとトイレに直行して、集団で煙をぷかぁ~とさせていたのだ。

 レッスンの前後に武口が声をかけては一服タイムになる。当時のジャニーズジュニアには「武口くんは大人だからタバコ吸えていいよな」などとやっかむものもいたが、よくよく考えてみれば18歳じゃタバコが吸えない。しかし、実際のところ「悪」や「大人」に憧れる子供たちにとって、武口の一服タイムを羨望し、集まるジュニアが少なくなかった。これはジャニーズジュニア内部で存在感を強めた、ある男のひとつの例である。

 そして、この武口と同じようなタイプには現在人気絶頂の嵐のリーダー大野智がいる。

 大野は、ジュニアとしてはいるのかいないのかわからないという存在感の薄さがネタにもされるほどだったが、彼の力量が発揮されたのは実はバックステージでの存在感だった。滝沢秀明や小原裕貴が表で華やかに舞い踊る裏で、大野智は舞台裏でのジュニア内部では番長的存在で恐れられていたのだ。ただそれだけのジュニアだったが、嵐結成に参加して今や押しも押されぬリーダーとなっている。

 ちなみにオレの場合は「バイク」が武器になった。バイクが好きで、その手の話に詳しかったり実際に持っていたり乗っていたりすればまた羨望の眼差しで崇拝される。先輩の近藤真彦さんとの会話も弾み、周りのジュニアからも一目置かれるようになった。

 ジュニアの個人にはそれぞれの得意分野があり、オレの場合はバイクで武口の場合はタバコだった。内部で存在感を強めるのに、ダンスや歌の上手い下手はほとんど関係がなかった。それが多感な10代少年が集まるジャニーズジュニアの特殊性なのだろう。オレも当時はセンターで躍らせてもらっていたが、それで仲間が増えるワケでもないし、舞台裏で威張れるワケでもない。やはり普通の子供たちには趣味の世界であったり、ちょっとした大人の世界が魅力的に思えるのだ。そして、そんな世界を垣間見せてくれるジュニアが舞台裏では番長タイプとして君臨できる。それが時にはタバコであり、バイクであり、万引きでもあった。大野がリーダーになった理由は表向きいろいろあるだろうが、メンバー間では誰もが納得のポジションなのだ。

 とはいっても過去には、ジャニーズジュニアの人数からすると、タバコや万引きが表に出てスキャンダルになった例は少ない。現在活躍中の面々も幼き頃のジュニア時代はすごいことになっていた。その証拠写真は山のようにあるが、それも良い思い出となって机の奥に眠っている。

 ちなみにタバコの力でジャニーズジュニアの裏を取り仕切った武口は今年でついに50歳だ。今でも健在でタバコを吸いながらも忙しく踊っている毎日だ。

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「帰ってきたカルチャースタァ☆平本淳也」

Profile●ジャニーズ出身の実業家、作家、投資家。10歳でジャニーズ事務所から芸能界入り、30歳過ぎまでアイ ドルを続け、現在もテレビや雑誌で活躍を続けるなか、月間100万アクセスを獲るカリスマブロガーとしても知られる。22歳のときに物書きデビューして以 来、34冊の書籍を発表。http://ameblo.jp/junya-hiramoto/

Written by 平本淳也

Photo by Sören|Bockhoop|Photography|Bremen

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