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盛り上がらない「日本レコード大賞」にトドメを刺したジャニーズとは?

TABLO / 2013年12月30日 11時0分

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 ジャニーズにとって大晦日といえば、かつては『輝け!日本レコード大賞』(TBS)から『NHK紅白歌合戦』へのハシゴ移動が当たり前だった。現在ではレコードの大賞が12月30日に移動したが、それと時と同じようにしてジャニーズ事務所は賞レースから一斉に辞退している。

 その理由は、「所属タレントに優劣を付けさせない」というもので、「候補者を何人か選び、その中から大賞やグランプリ獲得者を決める」という形式の日本国内賞レースへの参加は原則辞退している。

 しかし、2010年「第52回日本レコード大賞」では唐突に近藤真彦が最優秀歌唱賞を受賞した。これはジャニーズにとっては20年ぶりの音楽賞の獲得だった。マッチにとっては最優秀新人賞、大賞、最優秀歌唱賞のレコード大賞の三部門を制覇である。賞レースへの参加を辞退していたジャニーズだったが、「近藤は今のジャニーズの若いタレントたちとは違い、レコード大賞に育てられた歌手」と受賞の理由をコメントしている。

 この時の楽曲は『心 ざんばら』でマッチにとっては49枚目のシングルになる。作詞は『月光仮面』や『おふくろさん』などで知られる川内康範さん。作曲と編曲は浜崎あゆみをはじめとした多くのビッグアーティストを手がけるHΛLさんという豪華な布陣だった。

 では、このマッチからさかのぼる20年前、つまりジャニーズで最後の新人賞はいったい誰なのか。それは何を隠そう「忍者」である。忍者とは80年代から90年代にかけて活躍したジャニーズ御三家として光GENJI、男闘呼組に並ぶ存在であり、歌と踊りのパフォーマンスは少年隊以上という評価まであった6人組である。彼らは1990年のレコード大賞新人賞を獲得している。

 この忍者は「演歌のような楽曲も歌えるアイドル」というコンセプトで売り出されたにも関わらず、その年のレコード大賞では演歌・歌謡曲部門ではなく、ロック・ポップス部門からノミネートされたことがジャニーズ側は不満だったという話もある。ジャニーズの辞退がすべての原因ではないものの、それと前後してレコード大賞の人気が急落。かつては40%近い視聴率を誇ったものの、現在ではその半分にも満たず、盛り上がりの欠ける印象は否めないない。そういった意味では、レコード大賞にトドメを刺したのは忍者ということになるかもしれない。

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「帰ってきたカルチャースタァ☆平本淳也」

Profile●ジャニーズ出身の実業家、作家、投資家。10歳でジャニーズ事務所から芸能界入り、30歳過ぎまでアイ ドルを続け、現在もテレビや雑誌で活躍を続けるなか、月間100万アクセスを獲るカリスマブロガーとしても知られる。22歳のときに物書きデビューして以 来、34冊の書籍を発表。http://ameblo.jp/junya-hiramoto/

Written by 平本淳也

Photo by C_light

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