【インタビュー】『醒めながら見る夢』高梨臨、「恋をすると、相手の世界が知りたくなる」
KOIGAKU / 2014年5月15日 23時49分
人気作家の辻仁成が脚本と監督を手がけ、ケミストリーとしてデビューした後、現在ソロ活動中の堂珍嘉邦が映画初主演を果たした話題のラブストーリー『醒めながら見る夢』が、いよいよ5月17日(土)に公開になります!
古都・京都を舞台に堂珍扮する主人公の人気演出家・優児が、恋人の亜紀とその妹・陽菜との関係に揺れながら、<真実の愛>を探し求める姿を繊細に描く本作。その公開を記念して、ヒロイン亜紀役の高梨臨さんに「恋学」が直撃インタビュー!
高梨さんが想う恋とは? そして“恋学”とは? 映画の話題とともに恋トークもうかがいました!
堂珍さんとカップルっぽく映っていたのでよかったです(笑)
Q:真実の愛が主題の物語に感動しましたが、出演が決まった時、最初に何を想いましたか?
以前、辻さんが演出された朗読劇に参加したことがあったので、また今回声をかけていただいて映画でご一緒できると思い、素直にうれしかったですね。堂珍さんが映画の主演を務めるというインパクトも強く、わたしが演じる亜紀とラブストーリーもあるので、最終的に完成した映像への興味も高くなりましたね。実際観て、カップルっぽくなっているなと思いました。
Q:その演じた亜紀ですが、演じる上で、とても難しいことが多そうなヒロイン像でしたね。
そうですね。難しい役柄でした。映画を観ている人に、どう映っているかを気にして演技をする必要があったと言うか、彼女の気持ちを自分の中におかずに演技をするようにしていたので、大変ではありました。ラストシーンはわたしの中での判断があって、ある想いで演じました。亜紀のようなキャラクターが、自分が演じるキャラクターとして得意かどうか自分ではわからないですが、映画を観てくださる方々の共感を得られればと思います。
Q:本作の撮影では京都に行かれたそうですね。名所を訪ねるオフの時間はありましたか?
はい。撮影期間中は京都の街を散策する時間もあって、楽しく過ごしました。ちょうど夏だったので、京都の夏の風物詩・納涼床をやっていて、1人で飲みに出かけちゃいました(笑)。
恋を通じて何かを学ぶということが、わたしの「恋学」?
Q:「恋学」では恋に学ぶことをテーマにしていますが、自己分析をしてみていかがですか?
好きな人が好きな本、映画を観るようになりますかね。影響されて、興味がなかったものにも向かうようになります。相手が誰でも自分の世界観が広がるので、恋はプラス(笑)。アーティストや映画を知って本も読み、そこから世界が広がることもあると思うので――。
Q:恋愛に夢中になることではなく、恋愛を経て高まっていくことが「恋学」であるという。
そうですね。恋愛そのものではなく、相手の世界観を知りたくなるイメージです。恋を通じて何かを学ぶということが、わたしの「恋学」? でも、恋をすれば相手のことをたくさん知ろうと思うし、興味がないことに興味も沸くと思うので、いいことですよね。
Q:この映画のように主人公と亜紀、その妹・陽菜(石橋杏奈)のような関係になった時は?
(笑)。この映画のストーリーとは関係ないですが、もしも自分が三角関係の当事者になった場合、負けないように頑張ります(笑)! わたしは逃げないですね。頑張ると思いますが、もしも現実に起こったら真剣に考えます。男性を見て戦う価値があるかどうかも含めて、それで女子の友情が崩れても哀しいので。
Q:自己研鑚にもつながりますね。具体的には、どういう風に負けないように頑張りますか?
さりげなく、こそこそアピールして頑張ります(笑)。具体的にはライバルにバレないようにこそこそと――それって、すごく嫌な女になってしまいますが(笑)。でも、そういう関係になった経験がないので、まったく想像しにくいです。最近、恋をしたくないわけじゃないですが、恋にならないですね。成長期かな。恋愛よりも自分の成長に関心が高いです。
カップルで観ると、お互いを想い直すきっかけにもなる映画になりました!
Q:そのお仕事ですが、現在放送中のNHK 朝の連続テレビ小説「花子とアン」にも出演中など、映画にドラマに絶好調ですね! 将来的に目標に掲げているテーマなどありますか?
ずっとこの仕事を続けていきたいと思っています。役柄については、今まで色んな役柄に挑戦させていただきましたが、最近キャラクターがしっかりしている役をいただく事が多いので、ナチュラルな役柄というか、人間臭い役柄に挑戦したいです。
Q:最後になりますが、『醒めながら見る夢』を待っているファンに一言お願いいたします!
個人的には、デートしているシーンがいいですね(笑)。カップルで観ると、楽しかった想い出がよみがえると思うので、お互いを想い直すきっかけにもなると思います。主演が堂珍さんなので、男性も共感できるラブストーリーになっています。映画館でご覧ください。
映画『醒めながら見る夢』は、2014年5月17日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
(C) 2014「醒めながら見る夢」製作委員会
■取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
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