性感帯のおはなし
KOIGAKU / 2015年4月20日 15時0分
セックスはコミュニケーションツールだと再三にわたってお伝えしている、こちとらマジメな変態看護師しゆりです。私は快楽とは、「心で感じるもの」と「身体で感じるもの」とがあり、行為を交わす男性側も女性側も同等に満たされてこそだと考えています。
身体は心の入れ物、だなんて看護学校で習った覚えがありますが、つまりそれらは密接に繋がっていて、アプローチ次第で良くも悪くもなりえるっていうことだと思います。
なーんて難しい話は置いといて、性感帯のおはなし、いっきまーす!
性感帯とは
たとえば突然、「性感帯とは?」なんて聞かれて、パッと思い浮かぶのは性器やら乳首などでしょうが、そんなの変態の私に言わせれば全身至るところが性感帯です。
「異性が感じやすい場所はどこ?」っていう問いに対して、一般的に「そういう場所」ですよと初心者向けの指南書が指図しているのを鵜 のみにして、そのまんまノーマル街道を行くのも結構ですが、実際好きな人に触れられる全ての場所がほんとーーうに性感帯だったとしたら、そんなの色々試さなくっちゃもったいない気がしませんか? ひょっとして、アナタ損シテルカモヨ!
じょうずな探しかた
人間の身体というのはアプローチのしかたによって、それまでは知らなかった感覚(=快楽)に目覚めることがあります。いわゆる「開発」とはこのことだと思うのですが、指先で触れるだけでなく、さすったり、舐めたり、しゃぶったり、つまりはフェラと同じような感覚で全身まるっと愛でることが大切です。
私は舐めるのとしゃぶるのが大好きなので、いつも彼の身体の至る場所に舌を這わせ、丁寧にキスをして、舐めて舐めてしゃぶり倒します。ベッドで裸で横になっている時にも、後ろから身体を密着させて抱き着いたり、耳を攻めながら乳首を捏ねたり、下半身を押し付けたり、もう、思いつくことは何でもかんでもします。相手のその日の調子や気分によって敏感になる場所にも変化があったりするようなので、私も毎回新たなる源泉を追い求めている次第です。
ちなみに性感帯とは、丁寧さと優しさと細やかな観察力によってはじめて見つけられるものです。
優しくしないと月にかわってお仕置きするわよっ!!
開発は手技次第
私が実際にお店で接客をしていていて、ちょっと悲しくなることがあります。
それなりの年齢でそれなりの経験もあろう殿方が、女性の身体を「女性を扱うように」扱う手技を誤解しているという場面に多々遭遇するのです。それって相手が風俗嬢だから? モノ扱いってこと?
「乳首の甘噛み」ってイタ気持ちいいのですが歯を立てたら簡単に切れます。結構痛いです!
「手マン」って2本指を第2関節あたりまでゆっくりさし入れて、手前側に少し倒したところにあるフワフワした箇所(=Gスポット)を指の腹で刺激して、濡らすっていうやりかたが基本だと思いますので、納豆小鉢みたいに引っ掻き回さないでくださいませ。興奮するとつい粗雑になってしまいそうですが、相手をもっと濡れさせたい、喘がせたい、(勃起したい、させたい)と思うのなら丁寧に優しく扱うに限ります。
セックスは、考えるよりも感じるものです。触れかたや扱いかたそのものがイコール相手の気持ちと捉えられやすいため、下手な言葉よりもストレートに伝わってしまいます。そのため思いやりの気持ちを大切にできなければ性感帯の開発どころか本当の意味での快楽につながるような最高のセックスはできないと思います。
Shall we「BODY TALK」?
(しゆり)
photo by Nastya Birdy
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