シワ、うつ病、がん予防まで可能?魅惑の料理カレーの秘密!
KOIGAKU / 2015年4月25日 8時0分
現代社会は「ストレス社会」だなんていわれることが多いようですが、まあ皆さんもご承知のように、日々イライラの種はどこにでも潜んでいますよね。
例えば都心部で電車通勤しているという方の場合は、まず乗車率100%超えの車両に押し込められて初っ端からイライラしてしまうし、肉体的にも疲れてしまって。
そこからようやく1日のスタートとなるわけですから、こんな生活を何年も繰り返していれば、よっぽどのん気でも静かに体にダメージを与えてしまうというものです。
ストレスは万病の元。特に女性の場合はこのストレスのせいで、重大な病気まで引き寄せてしまいがち。
まずはストレスを溜め込んだせいで発症してしまいがちな、主要なリスクを見ていきましょう。
女性がストレスのせいで発生しやすい重大なリスク!
男女ともに抱え込んだストレスのせいで体調を悪くすることは非常に多いものですが、特に女性の場合、さらに深刻なケースに陥りがち。
もっとも恐ろしいのが「乳がん発症」というリスクですね。
そもそも乳がん発症の原因としては飲酒、脂質分の多い食事などがよく知られていますが、さらにストレスも発症確率をアップさせているという研究結果が存在しています。
また、シワの原因としてもストレスが挙げられます。
その理由は加齢、老化に直接的に影響している活性酸素にあるといいます。
活性酸素の発生要因として、このストレスが非常に大きな役割を果たしているというのですから、馬鹿にできません。
確かに、いつもイライラしていると眉間にシワが寄ったり、ほうれい線も目立つ顔になってしまいますよね。
それから、ストレスはうつ病の引き金にもなっています。
心の中が晴れないと、どうしたって調子は上がりません。そしてうつ病を発症してしまうと、効果的な処置を受けない限りどんどん苦しくなっていくばかりです。
どうすればストレスを除去できる?
残念ながら現代社会を生きている以上、もはや完全にストレスを感じないで生きることは、アルプス高原にでも移住しない限り不可能だと思います。
ではこのストレスを適切に取り除くには、何が必要なのでしょうか。
一般的には運動、趣味に没頭する、それから読書なんかが効果的とされていますが、これらはそれなりに時間を確保しないと意味がないことでしょうね。
日常生活を送る上で誰もが手軽にとれる方法が、ストレス解消に最適というのが理想といえるのではないでしょうか?
実はそんな方法が、あるようです!
なんだか話の流れがお昼どきに流れる青汁のPR番組みたくなってきましたので簡潔に答えを書いちゃいます。
「クルクミン」という色素が、どうやらストレス解消に一役買っていたと考えられているのです。
クルクミンはカレーのスパイスとして使用されており、名称こそマイナーですが私達もよく摂取している色素です。
そのクルクミンは、ここ最近では栄養ドリンクにも含まれるようになりました。
というのもこの色素、ウコンに多量に含有されているんですよね。
そしてクルクミンには抗酸化作用が確認されてもいるんです。
肉体の酸化が進むと老化が促進されます。すると前述のようにシワやほうれい線が発生しやすくなってしまうわけです。
それを防ぐ作用があるクルクミンは、アンチエイジング効果が期待できる、非常に安価な物質ということになります。
しかもがん予防にも抗酸化は有効ですから、まさに願ったり叶ったりの色素です。
アメリカ・ニューヨーク大学の研究の中に、マウスにクルクミンを摂取させるという実験レポートについての記述があります。
これによると、クルクミンを摂取したマウスは、それ以外のマウスに比べて恐怖心を抱かない傾向が見られたとあるんですね。
この結果から研究チームは、クルクミンが恐怖心を阻害し、ストレスから神経系を保護する効果があると説明しています。
これを人間に置き換えると、カレーを意識して多く食べることで、ストレスの緩和が期待できるということになります。
ただでさえ美味しいカレーを食べれば、ストレスを解消できて、ついでに老化も防止できると、こういうわけなんですね。
現在はより効果を発揮しやすい、高濃度のクルクミンの開発が行われているということです。
将来的には、カレーの何十杯分ものクルクミンが気軽に摂取できる日も訪れることでしょう。
おわりに
カレーは非常にメジャーな食べ物ですし、作るにしても手間はかかりません。
市販のルーにもクルクミンは含まれていますので、これからは「食べ過ぎじゃない?」って思うぐらいの頻度で、カレーを食べてみてはいかがでしょうか!
photo by GATAG
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