変態のおはなし

「変態」と聞いて即座に眉をひそめたり怪訝な顔をしたりするみなさま、どうもこんにちは。真面目な変態愛好家、しゆりです。

今回は私自身も己を称している、変態についてのおはなしをしたいと思います。まあ、食わず嫌いせずにちょっと覗いていってくださいな。

変態とは

私の言う「変態」とは、自分に与えられた仕事を粛々とこなし、責任感があり、誰からも信頼され慕われているような「一見して真面目な人」でありながら、蓋を開けたら不埒な欲求をタンマリ隠し持っている人、のことを指します。

人間の身体は、暑いと汗をかいて体温を下げ、寒いと震えて体温を上げる、といったようにいつも一定の状態を保とうとしています。（恒常性といいます）

これを心に置き換えると、緊張状態にある人の身体は緊張からくるストレスに打ち勝つようにせっせと働いています。

ちなみにアタクシ、変態偏差値は真面目さに比例して高くなると思います。

この意味はあとでわかるのでお楽しみに。

混同しちゃダメ！

ここでキチンと区別しておきたいのが「変質者」との線引きです。

変質者というのは痴漢だとかレイプだとかわいせつ物陳列などの、いわゆる犯罪行為や迷惑行為をする人のことです。

公然でそういう行為に及んでしまうのは、理性で感情のコントロールができず、判断能力が低下している「病気」の精神状態です。ストレスの過剰蓄積によってこういうトランス状態に陥ることもありえますが、私が認証する世の中の変態の皆さんはＴＰＯを弁え責任ある言動のできる人たちばかりです。

だからお願い、混同しないで…！

心当たり、ありませんか？

たとえば、強いストレス負荷が掛かったあとにドカ食いしてしまうのはストレスが食欲にフォーカスした結果と言えるでしょう。気付いたら眠っていた、というようなのは睡眠欲の場合ですね。（おつかれさま）

さて、残るは性欲です。

性欲はほかの欲求に比べるとデリケートゾーンなのであまり日の目を見ませんが、ぞんざいにも扱えないので困っちゃいますよね。

たとえばあなたは、「たまってる」ときどうしますか？

私はセックスでは騎乗位、自慰ではシャワオナが好きなのですが、これは自分の性欲と向き合って変態を追求した結果行きついたものです。

気持ちよくなるということは性欲でいうところの「ストレス発散」です。これは美味しいものをドカ食いすることや、フカフカの布団で爆睡することと同じことです。向き合うことは恥ずかしいことじゃありません。ただ、その性質上、普段はキチンと隠しておかなくてはいけないという道徳上のルールがあります。

真面目な人ほどプライベートは逸脱している、と聞いたことがあるのですが、

一昔前に「赤ちゃんパブ」というお酒をだすお店に大企業のお偉いさんがお客さんで来ては、バブバブ言いながらコンパニオンに抱っこを求めたりという光景が見られたそうです。（そういうお店なので問題はありません）

こういうのを聞くとキモいとか、変態、ムリとか言う人もいそうですが、常に緊張感や責任感を求められるような立ち位置にいる人って、潜在的にカオスなものを抱えているんだろうなと、わたしは妙に納得しました…。

つまり、一見、真面目そうな人っていうのはだいたい変態ってことですよ。私だったらいっぱい気持ちよくさせてあげたくなっちゃうな。

だって、可愛いんだもん。

（しゆり）

 

Photo　by　 jill111