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打倒「N-BOX」に向けダイハツが軽SUV投入!? 新型「タフト」は軽市場をどうかき乱す?

くるまのニュース / 2020年4月6日 10時10分

ダイハツは新型「タフト」の先行予約を2020年4月1日に開始しました。軽自動車市場には、販売ランキング首位を取り続けているホンダ「N-BOX」が存在しますが、新型タフトはどう挑むのでしょうか。

■ダイハツ新型「タフト」はギラギラ顔以外も存在!?

 ダイハツは、新型軽SUV「タフト」を2020年6月に発売することを発表し、4月1日より先行予約を開始しました。発売半年前の1月、ダイハツは東京オートサロン2020でタフトコンセプトをすでに出展済み。ほぼ市販版の姿を披露するなど、新型タフトにかけるダイハツの並々ならぬ想いが伝わってきます。

 一方、軽自動車販売ランキングで首位の常連となっているのがホンダ「N-BOX」です。新型タフトはSUV人気の波に乗って、販売ランキングでN-BOXを打ち破ることはできるのでしょうか。

 全国軽自動車協会連合会が発表する軽自動車販売ランキングにおいて、N-BOXの勢いは凄まじく、2代目モデルとなる現行モデルは2017年9月から2019年10月までの2年3か月間連続で首位を獲得。

 2019年11月はダイハツ「タント」が首位となったものの、それ以降は再びN-BOXの天下となり、軽自動車づくりを得意とするダイハツにとって歯がゆい展開となっています。

 そんななか、ダイハツが満を持して送り出す新型タフトは、「Tough&Almighty Fun Tool」がコンセプトの軽SUVです。

 東京オートサロン2020で公開されたコンセプトモデルの諸元は、ボディサイズが全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmと発表されています。

 一方、N-BOXのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mm(FFモデル)と、新型タフトより全高が160mm高く設定されています。

 また、後席ドアも新型タフトのヒンジドアに対し、N-BOXはスライドドアと異なるのが特徴的です。全高とドア形状の違いにより、タフトは軽トールワゴン、N-BOXは軽スーパーハイトワゴンに分類されます。

 しかし、新型タフトが軽自動車販売ランキングNo.1の称号を得るためには、ジャンルが異なるN-BOXも超えていく必要があります。

 新型タフトとN-BOXにはどのような違いがあるのでしょうか。2台を比べてみます。

 まず外観デザインは、2台どちらも共に角張ったデザインが特徴です。

 東京オートサロン2020で公開されたコンセプトモデルはメッキが特徴的な顔つきでしたが、今回の先行予約開始にあわせてダイハツが公開した画像で、メッキ付きの仕様はディーラーオプションの「メッキパック」が装着された仕様であることがわかりました。

 メッキの装着されない標準の新型タフトはシンプルな顔つきで、質実剛健な印象も感じさせます。

 一方、N-BOXの外観も水平なラインを貴重としたシンプルかつ親しみやすいデザインが特徴。また、背の高さを活かした軽自動車らしからぬ車格感も感じさせるデザインです。なお、他メーカーの軽スーパーハイトワゴンで設定のあるようなSUV風グレードは、N-BOXには設定がありません。

■新型タフトとN-BOX、荷室の使い勝手の違いは?

 次に、内装を比較します。ダイハツは新型タフトの内装の詳細を4月3日時点で明らかにしていませんが、コンセプトモデルの内装は既に公開されています。

 タフトコンセプトの内装は、外観同様に直線基調のデザインが採用され、そこにオレンジ色の加飾がアクセントとなっているデザインです。

 インパネの操作類を見ると、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能が搭載されていることがわかるほか、大型ディスプレイを装備。また、インパネシフト横という手の届きやすい位置に充電ソケットが用意されており、使い勝手の良さが光ります。

 また、ガラスルーフの設定が予告されており、実際の広さ以上の開放感を味わうことができます。

後席の座面を跳ね上げることができるホンダ「N-BOX」後席の座面を跳ね上げることができるホンダ「N-BOX」

 一方、N-BOXの内装は、直線基調ではなく角の取れたデザインで、ミニバンを思わせる質感の高さが特徴です。また、インパネシフト横に充電ソケットが付いている点はタフトコンセプトと共通しています。こうしたところで、新型タフトが売れ筋モデルを研究した跡が見てとれます。

 荷室を比較すると、新型タフト(タフトコンセプト)の荷室に関する詳細は公表されていないものの、シートを倒したときにフラットになるのが特徴です。

 テールゲート開口部は四角く、さらにタイヤハウスの張り出しも抑えられているので、使い勝手の良さを予感させる仕様です。

 一方、N-BOXの荷室は27インチ自転車も積載できる積載性や、後席の座面を跳ね上げて背の高い荷物を積載できるトールモードの設定など、広さと使い勝手の両立が特徴ですが、シートを倒したときには小さな段差ができます。

 最後に、搭載されるパワートレインを比較します。

 タフトコンセプトで公表されたのは、660ccターボエンジンにCVTの組み合わせ、駆動方式は2WDという内容です。しかし、6月に発売される新型タフトには、自然吸気エンジンや4WDモデルも設定されることが予想されます。

 N-BOXに設定されるのは、660ccの自然吸気/ターボエンジンでCVTが組み合わされ、それぞれに2WDと4WDが用意されます。

 ロングストローク化とVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)+VTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)の採用により、低燃費と高出力化を両立。レースシーンで培われた技術を投入したと、ホンダは説明しています。

※ ※ ※

 N-BOXの価格(消費税込)は、141万1300円から212万9600円です。一方、新型タフトは価格が発表される前に事前予約がスタートしました。

 価格設定は軽自動車の商品力を大きく左右するので、この点も含め、新型タフトがどのような一手を打つのか、注目されます。

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