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今なら爆売れ確実!? 登場するのが早すぎたSUV5選

くるまのニュース / 2020年5月8日 6時10分

SUV人気が留まることを知らない昨今ですが、かつて人気低迷で販売されていたSUV。どのようなものがあるのでしょうか。

■出るのが早すぎた?

 最近では、SUVが人気のカテゴリーです。コンパクトサイズからラージサイズまでさまざまなモデルがラインナップされています。しかし、かつて販売されていたSUV(RV)では、時代を先取りしすぎたクルマも存在しました。そんな、登場するのが早すぎたSUVを5台紹介します。

●日産「テラノ」

 テラノは、日産を初期から支えたピックアップトラックの「ダットサントラック」をベースに、1986年に初代が登場しました。

 登場当初は2ドアモデルのみで、4ドアモデルが追加されたのは1989年でした。2.7リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。サスペンションはフロントが独立懸架式でリアは5リンクコイルリジッドを採用する、昨今のSUVに通じるオンロードでの使い勝手も考慮されたものでした。

 その後、1995年に2代目が登場します。先代とは異なって登場から4ドアモデルのみで、搭載エンジンは2.7リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンと3.3リッターV型6気筒ガソリンエンジンを設定し、後に3.2リッターや3リッターの直列4気筒ディーゼルエンジンも追加されます。

 ボディサイズは、初代が全長4365mm×全幅1690mm×全高1680mm、2代目が全長4530mm-4770mm×全幅1745mm-1840mm×全高1725mm-1750mmです。

 テラノは、1990年代後半のRV車ブームの終息に伴って販売も伸び悩み、2002年に生産を終了しました。なお、2013年に3代目が発表されていますが、インドでの販売のみとなり、ほかの国や地域では「パスファインダー」として展開されています。

●三菱「RVR」

 三菱「RVR」は、1991年にSUV風トールワゴンという異質な立ち位置で、初代が登場します。全高1625mm-1740mmという背の高いモデルながら、オフロード走行にも定評があり、当時のRVブームも相まって人気を博しました。なお、車名の由来は「Recreation Vehicle Runner」の頭文字を取ったものとなっています。

 そして、1997年には2代目が登場します。初代で人気を集めたロングスライドシートやリアスライドドアなどは引き継ぎながらも、5ナンバーのミニバン風モデルと3ナンバーのクロスオーバーSUVの2タイプをラインナップしていました。

 1999年にはマイナーチェンジにてスポーツ性能に特化した「RVRスポーツギア」を追加しますが、RVブームの終焉の影響もあって販売は初代ほど伸びることはないく、2002年に生産終了、2003年に販売を終了します。

 その後、2代目の終了から7年の月日を経て、2010年に3代目が登場します。トールワゴンという要素が強かった先代とは異なり、ヒンジドアの採用するなど、コンパクトクロスオーバーSUVとして生まれ変わりました。

 2011年・2012年・2017年にマイナーチェンジされているほか、一部改良や特別仕様車の追加もされています。

●いすゞ「ミュー」

 いすゞ「ミュー」は、ピックアップトラック「ファスター・ロデオ」やSUV「ビッグホーン」をベースとして、1989年に初代が登場します。

 搭載エンジンは、2.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンで、登場当初はトランスミッションが5速MTのみでした(1991年にマイナーチェンジで4速AT車が追加)。

 その後、1998年に2代目が登場します。国内でも販売されていましたが、製造はアメリカとイギリスでのみおこなわれました。

 初代よりは角が取れて丸くなったものの、クロカン車らしい見た目は継承しています。搭載エンジンは、新開発されたコモンレール式ディーゼルターボを搭載したほか、2000年のマイナーチェンジでは、新たに3.2リッターV型6気筒ガソリンエンジンを新たに採用しました。

 しかし、クロカン車の人気が下がるにつれて販売は低迷し、2002年に生産終了します。さらに、同年にいすゞが自動車SUVから撤退したことによって、国内での販売を終了しました。

■ホンダとランドローバーの繋がりとは…

●ホンダ「クロスロード」

 ホンダ「クロスロード」は、イギリスのローバーグループ(現ランドローバー)の「ディスカバリー」からOEM供給を受け、1993年に初代が登場します。

 1990年代にクロカンやミニバンといったモデルが流行するなか、ホンダがラインナップしたSUVです。搭載エンジンはローバー製の3.9リッターV型8気筒ガソリンエンジンで、最高出力は180馬力を発揮しました。

 なお、販売は2006年まで存在したホンダの「ベルノ店」でおこなわれましたが、OEM車ということもあって、一部の店舗では整備ができなかったようです。

 その後、2007年には2代目ホンダ「ストリーム」をベースとして、7人乗りのクロスオーバーSUVとして、2代目が登場します。

 搭載エンジンはストリームと同じく、1.8リッターと2リッターが採用されますが、ミッション方式は駆動方式に関係なく5速ATに統一されていました。

 なお、クロスロードの全長は4285mmとなっており、現行車種でいえばトヨタ「プリウス」の全長4575mmよりも短いサイズとなっています。

 その分、全幅1755mmと全高1670mmという部分で居住性を高めた作りとなっていますが、販売が振わずに登場からわずか3年ほどの2010年に生産終了となりました。

4WD車の名門ランドローバーから供給された「クロスロード」4WD車の名門ランドローバーから供給された「クロスロード」

●いすゞ「ビークロス」

 いすゞ「ビークロス」は、1993年の第30回東京モーターショーにてコンセプトカーとして発表され、来場者からの評価が上々だったことから市販化となり、1997年に初代モデルが販売を開始します。

 内装にはレカロ製のシートや本革巻きステアリングを採用するなど、高級志向SUVの先駆けともいえるクロスオーバーSUVでした。

 また、当時は珍しかったバックカメラを搭載するなど、先進性の高さでも定評がありました。しかし、当時はトヨタ「ハリアー」といった人気車種がいたことや、そもそも限定車という立ち位置だっためヒット車種とはならず、登場からわずか2年の1999年に国内での販売を終了します。なお、2002年までは北米で販売され、人気を集めました。

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