愛車を長持ちさせるには? 初心者でもできるクルマのメンテナンス3選

くるまのニュース / 2020年6月6日 18時10分

クルマを長持ちさせるには、メンテナンスが欠かせません。そこで、自宅でできるクルマのメンテナンスを紹介。初心者でもできる簡単なケア方法を調べてみました。

■汚れが溜まったクルマのケア方法とは?

 新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言が全国的に解除されましたが、県境を越える移動などは自粛が必要な状況です。

 自由に外出ができずストレスがたまる日々ですが、そんなときだからこそ、普段はなかなかできない愛車のケアやメンテナンスに時間を使ってみてはいかがでしょう。

 今回は、初心者でもできるケアやメンテナンスを紹介します。

●手洗い洗車

 冬から春にかけて行動の自粛が求められたことにより、クルマを長期間動かしていない人もいるでしょう。

 冬の間に積雪地域に出かけて、融雪剤(凍結防止剤)が撒かれた道を走ったままになっていたり、春先には、黄砂や花粉が飛来するなど、汚れが蓄積していることがあります。

 普段は洗車機で済ませている人も、自分で洗車してみてはいかがでしょうか。

 重要なポイントは、いつも以上に入念に水洗いすることです。とくにボディに付着した黄砂や花粉などは、表面を濡らした程度では落ちません。ある程度強めの水圧で入念に洗い流す必要があります。

 花粉は濡れると、細胞壁から「ペクチン」という物質を出します。これは、水分を大量に含み細胞同士をつなぎ合わせるセメントのような役割を果たすもので、コーティングの皮膜や塗装面に侵食し、汚れを付着させて腐食の原因になることがあります。

 また黄砂は、大陸の砂漠域から偏西風によって運ばれてきた細かい砂で、シリカなど硬い鉱物が含まれています。

 これらがボディに付着したまま放置すると表面で固着し、塗装面などにシミなどを発生させる原因にもなります。

 できれば高圧洗浄機などで、ボディや足回りについた汚れや花粉を水洗いである程度は落としておきたいところです。

 水洗いが済んだら、次はカーシャンプーなどで汚れを落としましょう。水の入ったバケツにカーシャンプーを入れ、よく泡立ててボディ表面を優しく洗うのがポイントです。

 ウイルスもカーシャンプーなど洗剤に含まれている「界面活性剤」に弱いことが報告されていますので、下回りなども含め「表面についた汚れを浮かせて取る」ように洗車し、水で泡ごと汚れを洗い流します。

 そのままでもいいのですが、汚れの付着を減らす意味でも、コーティング剤などでボディ表面を保護すれば完璧です。

 汚れや埃を吸着しやすいワックス(油性)ではなく、施工面がツルツルになるガラス系ポリマーコーティングなどがおすすめです。

 また雨などで汚れてしまった場合は、濡れた雑巾などで拭くのではなく、水で洗い流すことが、ボディ表面をきれいに保つコツになります。

■オイルのチェック方法やキズ消しのポイントとは?

●エンジンオイルや冷却水のチェック

 クルマのエンジンは、金属パーツが複雑な形状で絡み合って動いており、金属の磨耗を抑えるエンジンオイルが重要な役割を果たしています。

エンジンオイルは簡単にチェックできるエンジンオイルは簡単にチェックできる

 このエンジンオイルが適量より少なかったり真っ黒に汚れていると、エンジンに不具合が起こることがあります。

 エンジンオイルのチェック方法は意外に簡単です。平坦な場所にクルマを停車させエンジンをオフにして少し待ちます。

 次にボンネットを開けます。ボンネットオープンレバーを引くと、ボンネットが一段持ち上がります。

 ボンネット正面の中央あたりにあるレバーを引いてボンネットを開け、ボンネットステーと呼ばれる支柱を立ててください(車種によってはダンパーで自立するものもあります)。

 次に、キッチンペーパーやティッシュを用意して、エンジンの脇に引き抜き用の輪っかのような取っ手が付いているオイルレベルゲージを引き抜き、付着したオイルを拭き取ります。

 再度しっかり押し込んだら引き抜き、レベルゲージのどこまでオイルが付着しているかで量を確認することができます。

 オイルレベルが低すぎる場合は、何らかの理由で蒸発したか、どこからか漏れている可能性があります。

 多すぎてもエンジンへの負担が増えてしまうので、オイルがレベル内にあることが必要です。

 また、オイルが真っ黒に汚れている場合は、交換するタイミングです。自分でオイル交換ができない場合は、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで交換できます。

 エンジンオイルとともに確認したいのが、クーラント液(冷却水)です。エンジンは、稼働すると高熱になります。これを安定させる役目を果たしているのがクーラント液で、緑や赤っぽい液体のタンクがそれです。

 目視で構わないので、クーラント液の量も確認してみてください。足りなければカー用品店やガソリンスタンドなどで購入し、補充すればOKです。

 また、クーラント液が入っている「リザーバータンク」は、シールやパッキンなどから液が漏れることがあるので、これも確認しましょう。

 タンククーラント液が足りなくなるとエンジンがオーバーヒート気味になり、重大なトラブルに発展する可能性が高まります。ぜひチェックだけでも忘れないようにしてください。

●キズ消し

 自分で洗車をすると、身に覚えのないキズが見つかることがあります。ぶつけたり擦ってしまった場合だけでなく、洗車でキズを作ってしまうこともあります。

 キズをそのまま放置しておくと、汚れが入り込んでしまったり、サビの原因にもなってしまいますし、何よりきれいにしたことでキズが目立つのは気になります。

 そんなときに有効活用したいのが「コンパウンド」です。

 コンパウンドは、カー用品店やホームセンターで手軽に購入できることもあり、手軽にキズ消しができると思われていますが、実際は塗装面についたキズを消すのではなく、周辺の塗装面をキズと同じ深さまで研磨し目立たなくするための研磨剤です。

 塗装面を薄く削ることから、扱い方を間違えると新たなキズの原因になったり、最悪ボディの下地部分が出てしまったりと、逆効果になってしまう場合があります。

 コンパウンドの上手な活用法のポイントは、小さい範囲から丁寧におこなうということが大切です。

 コンパウンドにはたくさんの種類があり、研磨剤の粒子の大きさによって使い分けることができます。粒子が大きければ手早く表面を削れますが跡が残りやすく、小さい粒子ではキズを目立たないレベルまで仕上げるのに時間がかかります。

 また、線状のキズの場合、ついつい周辺まで大きくコンパウンドを使用してしまいがちですが、使用する範囲をマスキングテープなどで仕切り、最小限に留めるほうが安全です。

 さらに研磨剤は熱の影響を受けやすい性質を持っているので、乾いたスポンジなどでゴシゴシこすると、摩擦熱で塗装面を削りすぎてしまうこともあり注意が必要です。

 濡らしたスポンジなどにコンパウンドを付け、キズ周辺をならしていくようなイメージで使うのがポイント。丁寧に時間をかけてゆっくりキズを目立たなくするイメージで施工することが大切です。

※ ※ ※

 クルマは購入した時点から劣化していくものです。この劣化を最小限に食い止め遅らせることが、メンテナンスやカーケアの本当の目的です。

 愛車の状態をしっかり把握しておけば、より楽しいカーライフを過ごすことができると思います。

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