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超絶カッコいいクーペがある!? 日本でも売れそうな海外専用車3選

くるまのニュース / 2020年6月11日 16時10分

現在、国内メーカーはグローバルでクルマを販売していますが、その国や地域のニーズに応えるため、日本で売っていない海外専用車を展開しています。そんな海外専用車のなかから、日本でも需要がありそうなモデルを3車種ピックアップして紹介します。

■海外専用にしておくのはもったいないクルマたち

 国内メーカーは1960年代に本格的な海外進出を果たしています。かつて海外でクルマを販売する場合、その国や地域の法律に合わせて、国内で販売しているモデルを仕立て直して輸出するのが一般的でした。

 現在は、仕向地のニーズに合わせた海外専用車を、輸出ではなく現地生産することも広くおこなわれるようになっています。

 そうした海外専用車のなかには、日本でも需要がありそうなモデルも存在。そこで、日本で人気が出そうな海外専用車を3車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「プロエースシティ ヴァーソ」

手頃なサイズとスタイリッシュなデザインのミニバン「プロエースシティ ヴァーソ」手頃なサイズとスタイリッシュなデザインのミニバン「プロエースシティ ヴァーソ」

 トヨタは、2019年に欧州で新型ミニバン「プロエースシティ ヴァーソ」を発売しました。元々プロエースは商用バンとして開発されたモデルですが、それを乗用車に仕立てたかたちです。

 なお、プロエースシティ ヴァーソは、プジョー「リフター」と、シトロエン「ベルランゴ」の兄弟車であり、共通のプラットフォームを用いています。

 ボディタイプはショートホイールベースとロングホイールベースの2タイプがあり、ボディサイズはショートが全長4403mm×全幅1848mm×全高1800mm、ロングは全長4753mm×全幅1848mm×全高1812mmと、「アルファード」と同等の全幅で、全長は250mmから500mm短くなっています。

 また、5人乗りと7人乗りがショート、ロングそれぞれに設定されており、使用状況によって選ぶことができます。

 外観はトヨタのデザインコンセプトである「キーンルック」をフロントフェイスに採用し、オーバーフェンダーのような車体サイドのプレスラインと、多角形のサイドウィンドウが特徴的です。

 搭載されるエンジンは、1.2リッター直列4気筒ガソリンターボと、1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボがあり、ガソリン車では6速MTと8速AT、ディーゼル車では5速MTと6速MT、8速ATが設定されています。

 価格は2万3650ユーロ(日本円で約287万円)からと日本のミニバンに近く、前述のリフターとベルランゴが2020年秋から日本でも販売予定で、すでに1stエディションが完売するほど人気となっていますから、トヨタブランドならさらに人気が出そうです。

●スズキ「エスプレッソ」

おしゃれなベーシックカーとして日本でも人気になりそうな「エスプレッソ」おしゃれなベーシックカーとして日本でも人気になりそうな「エスプレッソ」

 インドでスズキが展開している現地法人のマルチスズキは、これまでも独自の車種を数多く現地生産し、販売しています。そして、2019年にコンパクトSUVの「エスプレッソ」を発売しました。

 インド市場の約6割は全長4000mm未満のコンパクトカーが占めており、このエスプレッソも全長3565mm×全幅1520mm×全高1549mm-1564mmと「イグニス」よりもひとまわり小さく、非常にコンパクトです。

 プラットフォームは軽自動車の「ワゴンR」などと共通で、外観ではブラックのフロントバンパーに、台形をモチーフとしたフロントグリルで構成されるフロントフェイスに、ボディサイドに立体感のあるプレスラインを用いることで、SUVらしい力強さを演出。

 内装では丸型のセンターコンソールを採用し、デジタル表示のセンターメーターを配置しており、ポップな印象のインパネまわりです。

 搭載されるエンジンは1リッター直列3気筒で、トランスミッションは5速MTとロボタイズドMTの5速AGSを設定。最高出力は67馬力とアンダーパワーですが、車重770kgほどの車体には十分な出力といえます。

 価格は32万ルピー(日本円で約52万円)からと、かなり安価に設定されており、インドではベーシックカーとして高い人気を誇っています。

■日本では激減してしまったモデルとは!?

●ホンダ「シビッククーペ」

日本では絶滅しつつあるスタイリッシュなコンパクトクーペ「シビッククーペ」日本では絶滅しつつあるスタイリッシュなコンパクトクーペ「シビッククーペ」

 日本のみならず海外でも減少傾向にある2ドアクーペですが、北米では比較的コンパクトなサイズのモデルが人気を維持しており、ホンダは1992年から「シビッククーペ」を販売してきました。

 日本でもアメリカから輸入して販売していましたが、2000年に終了しています。

 北米のシビッククーペは現行モデルで6代目にあたり、日本で販売している「シビックセダン/ハッチバック」と共通のプラットフォームで開発されました。

 タイプは大きく分けてスタンダードモデルと高性能版の「Siクーペ」があり、ボディはくさび型の流れるようなフォルムで、いかにもスタイリッシュなクーペといった印象です。

 なお、Siはブラックのホイールやボディアクセント、リアスポイラーが装備され、スポーティな外観となっています。

 ボディサイズは全長4503mm×1800mm×1389mmと、国内のシビックハッチバックと同等なサイズです。

 エンジンは、174馬力(米規格、以下同様)の1.5リッター直列4気筒ターボと158馬力の2リッター直列4気筒自然吸気、Siには205馬力を誇る2リッター直列4気筒ターボを搭載し、トランスミッションはCVTと6速MTが設定され、Siは6速MTのみ。

 価格はスタンダードモデルが2万1050ドル(日本円で約225万円)から、Siクーペが2万5200ドル(日本円で約270万円)からと比較的安価に設定されています。

 装備の違いはありますが、シビックハッチバックが294万8000円(消費税込)ですから、アメリカ並の価格帯ならば日本でも人気が出るかもしれません。

※ ※ ※

 今回紹介した3車種以外にも、魅力的な海外専用車はたくさんあります。とくに新興国向けのクルマは、シンプルかつ安価で、デザインも独特な雰囲気があり、魅力的です。

 しかし、日本へ導入するとなると、法律の壁が存在します。とくに安全性能については、かなりハードルが高いでしょう。

 また、内装などの質感も日本のニーズに合わせる必要があります。

 それらをクリアしたとしても対策のコストを考えると、価格的に魅力が薄れることになりますから、現実的ではないかもしれません。

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