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車でのお出かけも豪雨には気をつけて! 冠水&浸水トラブルの対処方法とは

くるまのニュース / 2020年7月6日 17時10分

近年は、ゲリラ豪雨や梅雨の大雨により、道路が冠水するというトラブルが多発しています。クルマは、決して水に強いものではないため、事前の対策や準備を心がけることが大切です。では、どんなことを徹底するべきなのでしょうか。

■道路が冠水状態!水害を防ぐための対策方法とは?

 梅雨入り前に注意しておきたいのが、道路の冠水です。毎年6月から7月は、大気が不安定な状態になりやすく、突然のゲリラ豪雨や梅雨前線の影響で、クルマの水害被害が多発します。

 クルマは、ある程度の浸水に耐えられるよう設計されているものの、あくまで車体の床面に浸からない程度が限度とされています。

 大雨の日は、高架下やガード下、立体交差のアンダーパスなど、周囲より低い場所にある道路は避けましょう。

 しかし、見た目で水深を判断することは難しく、進入してから想定外に深さを感じることもあります。

 万が一、床面以上までクルマに水が浸かっても即座に浸水することはありませんが、マフラーなどからエンジン内部に水が入ると、故障へ繋がる可能性は高くなります。

 また、エンジンルームや室内には電気系統の回線が集中しており、水の進入によって誤作動を起こしたり、回路がショートしてエンジンが停止してしまう可能性もあります。

 では、冠水にまつわるトラブルについて、何か効果的な対策方法はないのでしょうか。JAFの担当者は、次のように話します。

「冠水トラブルに遭わないよう、豪雨時の不要不急の外出はお控えいただくよう呼びかけております。

 冠水の場合、水位は急に上昇することもありますし、冠水時の水はだいたいが濁っているためその水深がどれほどなのかはわかりません。

 また、マンホールが外れていたり、大きな石や何か危険なものが沈んでいても気づくことができません。冠水が予想されるほどの豪雨の際は、絶対に外出はお控えください」

 水害被害における事前対策は、大雨の日に無理なドライブを控えるしかありません。しかし、道路の冠水や、クルマへの浸水に対策するためには、いくつかの事前準備も大切です。

 まず、天気予報を小まめに確認し、少しでも水害が予想される場合は、高い場所へ移動しておくことです。

 国土交通省では、1分毎の雨雲レーダーがリアルタイムで確認できる、無料の天気アプリ「アメダス」を配信しており、ゲリラ豪雨などの突発的な自然災害にも対応しています。

 また、同様に国土交通省が展開している「ハザードマップ」も活用しましょう。大雨によって河川が氾濫した場合、浸水が想定される区域が確認できます。

 近隣の標高差を確認することができるので、近くに川がある場合は、自宅と川の高さを確認しましょう。自宅からもっとも近い川との標高差を知ることで、河川の増水による水没の可能性を予想できます。

 さらに、自動車保険に車両保険を付けておくことも大切です。車両保険を使えば、豪雨による浸水でクルマが故障した際に修理費用が負担されるほか、修理不可能で全損になった場合でも、規定の保険金額を受け取ることができます。

 車両保険は、購入時でなくても途中から加入することも可能です。クルマの浸水・冠水が心配な人は、事前に手続きを済ませておくと安心です。

■豪雨での運転、その危険性は?

 いくら天気予報やハザードマップを駆使しても、走行中にゲリラ豪雨に巻き込まれる可能性はゼロではありません。

 豪雨の最中は普段よりも視野が悪くなり、路面も滑りやすいです。その結果、思わぬ事故に見舞われる可能性も十分に考えられるでしょう。

大雨でワイパーもきかない状況大雨でワイパーもきかない状況

 JAFがおこなった実験では、豪雨のなかでドライバーは前方のクルマがどのように見えているかを検証しました。

 その結果、1時間に80mmの雨量であれば、前方の停止車両がテールランプ、リアフォグランプ、ブレーキランプが点灯されていれば、昼夜問わず50m以上手前で止まれました。

 しかし、前方の停止車両が無灯火では、昼間は約40m、夜間は約24mまで接近しなければ視認できなかったとのことです。

 また、1時間に30mmの雨量であっても、歩行者はさらに視認しにくいようです。対象が黒い服を着ていた場合、発見して停止できたのは約18m手前でした。

 時速60kmで走行していれば、わずか1秒足らずで走行できる距離ですので、少しでも気を抜いていれば大事故に繋がる可能性があります。

 視野を確保するためには、車検時に必ずワイパーの定期交換を心がけるほか、ガラスコーティングなども合わせて併用してください。

 最近では、洗車機にも簡易的な撥水コーティングが備わっており、料金も80円から1000円ほどと手頃なため、雨の多い季節に利用する価値はあるようです。

 また、タイヤの溝が浅くなると水はけも悪くなり、ハンドル操作に影響するため、残り溝の定期点検も忘れずにおこないましょう。

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