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ハイブリッドはここまで安くなった! 100万円台の最新ハイブリッド車5選

くるまのニュース / 2020年6月14日 6時10分

1997年に世界初の量産ハイブリッド車トヨタ「プリウス」が発売され、すでに20年以上経ちました。この間にトヨタだけでなく、各メーカーからハイブリッド車が登場し、価格も下がりました。そこで、現行モデルのハイブリッド車のなかから、100万円台もモデルを5車種ピックアップして紹介します。

■安価で高性能な最新ハイブリッド車を紹介

 トヨタが世界初の量産ハイブリッド車「プリウス」を発売したのは1997年です。もう23年前のことで、それから現在まで、世界中のメーカーから続々と発売されています。

 初代プリウスの新車価格は215万円からで、当時としては驚異的バーゲンプライスといわれていましたが、それでも同クラスのガソリン車とくらべ、50万円以上も高価でした。

 その後、技術革新と量産効果によって、ハイブリッド車の価格は安くなっていき、車種もバリエーション豊かです。

 そこで、現行モデルのハイブリッド車のなかから、100万円台のモデルを5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「ヤリス ハイブリッド」

一躍、低燃費車のトップランナーとなった「ヤリス ハイブリッド」一躍、低燃費車のトップランナーとなった「ヤリス ハイブリッド」

 1999年にトヨタの新世代コンパクトカー「ヴィッツ」が発売されました。そして、2020年2月に4代目モデルとして名前を改め「ヤリス」が登場。

 バリエーションはガソリン車とハイブリッド車が設定されており、それぞれ2WD車と4WD車がラインナップされています。

 ガソリン車は1リッター直列3気筒もしくは1.5リッター直列3気筒エンジンを搭載。ハイブリッド車のパワーユニットは新開発の1.5リッター直列3気筒にモーターを組み合わせになります。

 ハイブリッド車の燃費は36.0km/L(HYBRID X 2WD:WLTCモード)と、同クラス内で世界トップレベルの低燃費を実現。

 また、アクセルに対する反応を向上させており、低速域にはモーターの大きなトルクによって滑らかかつ鋭い加速が可能なうえ、モーターのみでのEV走行中にはコンパクトカーの域を超えた圧倒的な静粛性を実現しています。

 ヤリス ハイブリッドの価格(消費税込、以下同様)は199万8000円からです。

●ホンダ「フィット e:HEV」

ハイブリッドシステムを一新して生まれ変わった「フィット e:HEV」ハイブリッドシステムを一新して生まれ変わった「フィット e:HEV」

 ホンダ「フィット」は2001年6月に初代が発売されました。低価格で優れた燃費、コンパクトカーとして十分な走行性能と広い室内などで、大ヒットを記録。

 その後もコンセプトを継承しつつ、2020年2月に4代目モデルが発売されました。

 外装および内装は、ユーザーのライフスタイルに合わせて5タイプから選べるようになっており、普段使いやアウトドアなど、それぞれの用途に適した装備やルックスとなっています。

 ガソリン車とハイブリッド車の設定は3代目から継承されていますが、ハイブリッドシステムを一新。ハイブリッド車は「e:HEV」と呼称され、パワフルな走行性能と高い環境性能を両立しています。

 また、通常走行はモーターが主体で、高速クルージング時などエンジン走行の方が効率の良い場面ではエンジンで走行するなど、走行シーンに応じてガソリンエンジンとモーターを自動で使い分けることが可能で、乗り心地の向上にも寄与しているといいます。

 フィット e:HEVの燃費は29.4km/L(e:HEV BASIC 2WD:WLTCモード)で、価格は199万7600円からです。

●日産「ノートe-POWER」

コンパクトカーで唯一無二のシリーズハイブリッド車「ノートe-POWER」(画像は「オーテック」)コンパクトカーで唯一無二のシリーズハイブリッド車「ノートe-POWER」(画像は「オーテック」)

 日産「ノート」は2005年に初代が発売され、2012年7月に2代目が登場。2代目発売当初は、ダウンサイジングエンジンを搭載した以外はとくに大きなトピックスはありませんでした。

 しかし、2016年のマイナーチェンジで、ハイブリッドモデルの「e-POWER」を追加ラインナップすると大ヒットを記録し、コンパクトカーとして2017年から2019年まで3年連続販売台数No.1を達成しました。

 ノートe-POWERは、エンジンが発電のみに使われ、走行はモーターが担当するシリーズハイブリッド車です。1.2リッターエンジン車でありながら、2リッターターボエンジンに匹敵する254Nmのビッグトルクを発揮するパワフルさが特徴で、37.2km/L(e-POWER S 2WD:JC08モード)という低燃費も実現しています。

 また、アクセルペダルだけで、発進から停止までおこなえる機能を装備し、この操作感が未来のクルマのようだと、ユーザーから高く評価されています。

 ノートe-POWERの価格は193万7100円からです。

■コスパの高いロングセラーなハイブリッド車とは!?

●スズキ「スイフト」

全車1トン未満という軽量化を実現した「スイフト」(マイルドハイブリッド)全車1トン未満という軽量化を実現した「スイフト」(マイルドハイブリッド)

 スズキ「スイフト」は2000年に初代が発売され、現行モデルは2017年に登場した4代目で、大幅な軽量化と、ハイブリッドシステムや最新の安全装備が搭載されるなど、先代から大きく進化しました。

 パワーユニットはガソリンエンジン、マイルドハイブリッド、ハイブリッドの3種類が設定されています。

 マイルドハイブリッドモデルは、発進・加速の時だけモーターを利用してエンジンをアシストする簡易版のハイブリッドで、モーターだけで走ることはできませんが、比較的安価で重量増も最小限に抑えられるメリットがあります。

 ハイブリッドモデルはモーターだけでのEV走行も可能となっており、高い燃費性能と力強い走りを両立。軽量な車体と相まってシーンを問わずに優れた加速性能を発揮します。

 マイルドハイブリッドモデルの燃費は21.0km/L(HYBRID MG:JC08モード)で、価格は163万3500円から。ハイブリッドモデルの燃費は23.0km/L(HYBRID SZ:JC08モード)で、価格は208万7800円からです。

 燃費の差を考えると、マイルドハイブリッドモデルが、かなりお買い得感があります。

●トヨタ「アクア」

発売から9年に迫るも、まだまだトップクラスの環境性能を誇る「アクア」発売から9年に迫るも、まだまだトップクラスの環境性能を誇る「アクア」

 トヨタ「アクア」は2011年に発売されたハイブリッド専用車です。もうすぐ発売から丸9年というロングセラーで、リーズナブルな価格や優れた燃費性能から、幅広い層から支持を集めています。

 ハイブリッドシステムは2代目プリウスのものをベースに、アクア専用に改良されたもので、1.5リッター直列4気筒エンジンとモーターの組み合わせです。

 コンパクトなボディのハイブリッド車というと、ヤリス ハイブリッドと競合してしまいますが、価格は181万8300円からとかなり抑えられているため、いまだに需要があります。

 また、燃費も38.0km/L(L:JC08モード)と、最新モデルとくらべても遜色ない低燃費を実現。

 ただし、アクアには4WDが設定されていないため、雪国など地域によっては4WDを設定しているヤリス ハイブリッドや、フィット e:HEV、ノートe-POWERがおすすめです。

※ ※ ※

 今回、紹介したハイブリッド車と初代プリウスとの価格差を見ると思ったほど安くなってないと思われるかもしれません。

 しかし、アクアとノートe-POWERの一部グレード以外は、すべてのモデルに衝突被害軽減ブレーキに代表される先進安全技術が標準装備されています。

 また、高価なリチウムイオン電池を使用している車種がある点も、初代プリウスと大きく異なるポイントです。

 今後、各メーカーともさらなる電動化を進めるとしていますので、もっと魅力的かつ安価なハイブリッド車の登場に期待できます。

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