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新感覚の走り!? 日産新型キックスはリニアなSUV プロも驚く実力とは

くるまのニュース / 2020年7月1日 17時10分

日産が10年ぶりに投入する新規車「キックス」。専用e-POWERを搭載するといいますが、従来のe-POWERモデルとどのような違いがあるのでしょうか。

■新型キックス専用のe-POWERの実力は?

 2020年6月24日に発表された日産の新型「キックス」ですが、同社の「ノート」や「セレナ」に搭載される電動パワートレインのe-POWERを搭載する初のSUVです。新型キックス専用にチューニングされたe-POWERの実力とは、どのようなものなのでしょうか。

 2020年5月15日にタイで世界初公開された新型キックスは、日産として初となる海外生産のe-POWERモデルかつSUVとなり、これまでe-POWER車のラインナップはコンパクトカーのノートとミニバンのセレナでした。

 今回の新型キックスでは、キックス専用にチューニングされたe-POWERを搭載することで、さらなる進化を遂げています。

 搭載するパワートレインは 発電用エンジンとして1.2リッター直列3気筒ガソリンエンジンを搭載し、129馬力のモーターを動力とする2WD(FF)モデルです。

 セレナe-POWERの136馬力よりは控えめなものの、ノートe-POWERの109馬力よりは力強いというのがキックスに搭載されるe-POWERとなり、ガソリンで発電し、電気で走るため電気自動車のような走りかつ2リッターターボ並の加速性やレスポンスを味わえます。

 また、新型キックスでは発電用エンジン制御の最適化に加え、エンジンの作動時間を短縮。これによりエンジン始動時の騒音や振動を低減し、快適な車内を実現しました。

 さらに、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速まで意のままにおこなうことができるワンペダル感覚の新しいドライビングを可能にしています。

 新型キックスには、3つのドライブモード「NORMAL(B)/ECO/S(Smart)」を設定。高速道路などの速度域が高い場合はノーマル、住宅街などの市街地や渋滞時などではエコ、山道や高速時の追い越し時ではスマートを使用することで、減速力/加速レスポンスを使い分けることが可能です。

 とくに、スマートとエコではアクセルペダルを戻すだけでノーマルに対して強く減速するため、加減速が必要なシーンでアクセル・ブレーキペダルの踏み替え回数を減らし、ドライバーの運転をサポートします。

 また、電気で走るe-POWERならではの特徴として、早朝や深夜などで静かに走行したい場合に便利な「マナーモード」や、スイッチを押して「チャージモード」で充電し、必要に応じて「マナーモード」に切り替えることで発電用エンジンの作動が極力抑えることが可能です。

 新型キックスの走りについて、SUPER GT日産系チーム エグゼクティブ・アドバイザーのミハエル・クルム氏は次のようにコメントしています。

「信号待ちからのスタートダッシュは非常にパワフルですね。スムーズに時速100キロでます。追い越しもスムーズです。

 街中などの時速50キロ以下では、すごく静かですね。ワインディングロードでもアクセルをオフにするだけでクルマをコントロール出来てスゴい楽しいです」

※ ※ ※

 新型キックスでは、e-POWER以外の部分でもさまざまな燃費向上技術を搭載して低燃費も実現。WLTCモード燃費では21.6km/Lとなっており、走りと低燃費を実現したモデルのようです。

■プロパイロットやSOSコールが全車標準装備!?

新型キックスの注目ポイントとして、日産の「エクストレイル」や「セレナ」、「デイズ」、「ルークス」に搭載される「プロパイロット」を全車に標準装備しています。

 プロパイロットは、単調な「渋滞走行」と長時間の「巡航走行」という、高速道路で負担を感じる二大シーンにおいて活躍する機能です。

 特徴としては、前を走行するクルマをモニターし、キックスがアクセル、ブレーキをコントロールして前のクルマとの車間距離を保つことと、白線をモニターし、キックスがステアリングをコントロールすることで、直線道路はもちろん、カーブにおいても走行車線の中央を走行することにより、高速走行におけるドライバーの負担を軽減します。

新型キックスは3つのドライブモード「NORMAL(B)/ECO/S(smart)」を設定新型キックスは3つのドライブモード「NORMAL(B)/ECO/S(smart)」を設定

 また、前方の状況を監視し、車両や歩行者との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などを標準装備するなど、安全性の高さもポイントです。

 話題となるあおり運転や交通事故、急病などの緊急時に、位置情報、センサー情報とともに、専門のオペレーターが消防指令センターや警察へ迅速に連絡する「SOSコール」も標準装備されました。

※ ※ ※

 最近は、2019年11月にトヨタ「ライス」とダイハツ「ロッキー」、2020年1月にスズキ「ハスラー」、同年6月にトヨタ「ハリアー」、「RAV4 PHV」、ダイハツ「タフト」というように、SUVや軽SUVに分類されるモデルが多く登場しています。

 そんななか、日産として2010年に国内へ投入した電気自動車「リーフ」以来、10年ぶりとなる新規車の新型キックスは、激戦のSUV市場でNo.1になれるのか注目です。

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