人気SUVナニを選べばいい? 売れ筋の国産SUV5選
くるまのニュース / 2020年7月11日 6時10分
今、世界各国で根強い人気を誇るSUVですが、もちろん国内でも大きな注目を集めています。そこで今回は、国内で高い売上台数を誇る人気のSUV5選を解説していきましょう。
■爆発的な人気を誇る! 国産SUVの特徴とは
近年、世界的なSUVブームにより国内外の自動車メーカーからさまざまなSUVが登場しています。今回は、2020年5月期の登録車販売台数をもとに、人気の高い5台を紹介していきます。
●トヨタ「ライズ」
2019年11月に販売され、1か月で約3万2000台もの台数を販売した人気SUVがトヨタ「ライズ」です。同社の子会社であるダイハツが販売する「ロッキー」のOEM車であることから、ダイハツの新プラットフォーム「DNGA」をトヨタ車で初めて導入したモデルとなります。
その人気は衰えることを知らず、2020年5月の販売台数も、国内のSUVモデルで堂々の1位となる7916台を記録しました。
ライズには1リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載したガソリンモデルとなり、WLTCモード燃費は2WDが18.6km/L、4WDは17.4km/Lを誇ります。また、ボディサイズは、全高1620mm×全幅1695mm×全長3995mmです。
4WDシステムにはダイナミックコントロール4WDを採用。前輪駆動と後輪駆動の状態を自動的に制御できます。
また、発進時や滑りやすい路面では、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分できるため、幅広いシーンで快適なハンドリングを実現します。
●トヨタ「RAV4」
トヨタ「RAV4」は、1994年に初代モデルが発表されて以降、5世代に渡って展開されるクロスオーバーSUVです。アウトドアユーザーから根強い人気を集め、2020年5月の販売台数は2382台となっており、トヨタの数あるSUVモデルのなかでも、ライズに次ぐ販売台数を記録しています。
パワートレインは、力強い走りと燃費向上を両立した2リッターダイナミックフォースエンジンを搭載。ハイブリッドモデルでは、小型・軽量・高効率化技術を活かして開発された2.5リッターエンジンにハイブリッドシステムを採用することで、動力性と低燃費の実現に成功しました。
WLTCモード燃費は、ガソリンモデルでは2WDが15.8km/L、4WDが15.2km/Lです。ハイブリッドモデルは、E-Fourが20.6km/L、2WDが21.4km/Lとなっています。また、ボディサイズは、全高1690mm×全長4610mm×全幅1865mmです。
4WDの性能は、新開発のダイナミックトルクベクタリングAWDを採用することで、高い走破性と安定性を実現するとともに、燃費の向上にも一役買っています。走行状況に応じて、前後のトルク配分を調整するほか、後輪トルクを左右独立で制御できます。
●ホンダ「ヴェゼル」
ホンダ「ヴェゼル」は、2019年の新車販売台数でSUVジャンル1位となる、5万5886台を記録した人気コンパクトSUVです。2020年5月時点でも、販売台数は1643台となっており、普通車のSUVで3番目に売れているモデルです。
ヴェゼルは、2種類のタイプから選べるガソリンエンジンを用意しています。ひとつ目は、燃費と力強い走りの両方を実現できる1.5リッター自然吸気エンジン、ふたつ目は、日常走行から遠出まで幅広いシーンでの活躍に期待できる1.5リッターターボエンジンです。
また、ハイブリッドモデルは、ハイブリッドシステムの「SPORT HYBRID i‐DCD」を採用することで、スポーティーな入り、低燃費、空室の広さなど、あらゆる面での向上に成功しています。
JC08モード燃費は、ガソリンモデルの自然吸気モデルは21.2km/L、ターボモデルは17.6km/L。ハイブリッドモデルの場合は、HYBRID・Honda SENSING〈FF〉が27.0km/L、HYBRID RS・Honda SENSINGが25.6km/Lです。
ボディサイズは、全長4330mm-4340mm×全幅1770mm-1790mm×全高1605mmです。
4WDの性能は、電子制御により前後輪のトルク配分をコントロールすることで、乾いた路面から雨や雪の日まで万能に対応できる「リアルタイムAWD」を採用。さまざまな路面状況に応じて、瞬時に後輪トルクが適切な配分に調節され、スムーズな走行性を実現します。
■国内を代表する使い勝手のいいコンパクトSUV
●トヨタ「C-HR」
トヨタ「C-HR」は、世界約100か国で展開されるコンパクトSUVです。2014年に登場してから着々と人気を集め、2017年上半期には7万9303台を販売し、同年の上半期SUV新車販売台数で第1位を獲得しました。2020年5月の販売台数は1595台となっており、数あるSUVシリーズのなかでも4番目に売れているモデルです。
CH-Rのガソリンモデルは、1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載しており、最大熱効率40%を誇る燃費性能を持っています。
また、ハイブリッドモデルには、クラストップレベルのハイブリッドシステムを採用。低燃費はもちろん、モーターのトルクをきちんと活用することで、発進の瞬間からアクセル操作に対してダイレクトに反応してくれる気持ちよさを味わえます。
ガソリンモデルのWLTCモード燃費は、2WD・CVTの「G-T」「S-T」はJC08モードで16.4km/L、4WD・CVTの「G-T」「S-T」はJC08モードで15.4km/Lです。
そのほかグレードは、すべてWLTCモードで、ガソリンモデルの2WD・6MTの「G-T」 「S-T」 「S-T“GR SPORT”」は15.4km/L、ハイブリッドモデルは「G」「S」で25.8km/L、「S“GR SPORT”」は25.0km/Lです。
ボディサイズは、全長4385mm-4390mm×全幅1795mm×全高1550mm-1565mmとなります。
4WDの性能では、ダイナミックトルクコントロールシステムを採用。前輪駆動を基本として燃費性能を向上させながらも、天候や路面状態にあわせて、電子制御によって駆動力を配分します。
C-HRにはスポーティな「GR SPORT」仕様も存在する
●ダイハツ「ロッキー」
ロッキーの2020年5月の販売台数は1589台を誇り、SUVモデルのなかでも5番目の売上を誇るモデルです。
前述のとおり、ライズのOEM元モデルとなります。
エンジンは、1リッター直列3気筒エンジンを搭載。安定感と乗り心地の性能に考慮して開発されたダイハツの新プラットフォーム「DNGA」を採用しています。
燃費は、WLTCモードで、2WDモデルが18.6km/L、4WDモデルが17.4km/Lです。また、ボディサイズは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmです。
4WDの性能は、街乗りからアウトドアシーンまで、幅広い場面で活躍できるダイナミックコントロール4WDを導入しています。路面に合わせた稼働力の制御が行えるため、どんな道でも気持ちのいい走りを実現することができます。
※ ※ ※
今回、紹介したSUV以外でも2020年6月には日産「キックス」、2020年8月にはトヨタ「ヤリスクロス」が国産SUVとして登場することから、人気SUVの順位に変動があるかもしれません。
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