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日産「キックス」登場で競争激化は必至!? 超絶人気の最新コンパクトSUV5選

くるまのニュース / 2020年7月4日 6時10分

現在、世界的に高い人気となっているクルマといえばSUVです。とくにオンロードに特化したクロスオーバータイプが主流で、日本ではコンパクトサイズのモデルがもっとも人気があります。そこで、最新のコンパクトSUVを5車種ピックアップして紹介します。

■新型のコンパクトSUVが続々と登場して市場は混迷状態!?

 1994年にトヨタ「RAV4」、1995年にホンダ「CR-V」が発売され、いわゆる「ライトクロカン」として人気を博しました。オンロードの走行を重視したこれらのモデルは、いまではクロスオーバーSUVとして、世界中でヒット中です。

 日本でも比較的コンパクトサイズのクロスオーバーSUVがもっとも人気があり、各メーカーがラインナップしており、近年は続々と新型車が登場。

 そこで、最新のコンパクトSUVを5車種ピックアップして紹介します。

●日産「キックス」

パワートレインはe-POWERのみと新発想のSUV「キックス」パワートレインはe-POWERのみと新発想のSUV「キックス」

 日産は、新型「キックス」を2020年6月24日に発表しました。発売は同月30日からで、人気モデルがひしめくコンパクトSUV市場へ投入された新型キックスの販売動向に注目が集まっています。

 新型キックス最大の特徴は、これまで同社の「ノート」や「セレナ」で実績のある電動パワートレインの「e-POWER」を採用していることです。

 e-POWERはエンジンで発電してモーターで走行するシリーズハイブリッドで、力強い加速や高い静粛性、そして、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速まで意のままにおこなうことができる、新しいドライビングスタイルを実現しています。

 外観デザインは、精悍な「ダブルVモーショングリル」や流行の「フローティングルーフ」によって、力強さとスタイリッシュさを表現。また、躍動感のある先進的なLEDヘッドランプなど、存在感をアピールしています。

 ボディサイズは全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mmと、街中でも扱いやすい大きさです。

 また、新型キックスは、クラストップクラスのフロントウィンドウ見開き角と低いウエストラインにより、運転席は開放感ある視界を実現し、大人でもくつろげる広い室内空間を確保。

 搭載されるパワートレインは、発電用エンジンに1.2リッターを搭載し、モーターで前輪を駆動する2WD(FF)です。

 新型キックスでは、e-POWERの最大出力を従来から約20%向上させ、幅広いシーンにおいてパワフルでキビキビした走りを実現しました。

 運転支援システムとして、これまで実績のある「プロパイロット」を全車に標準装備。高速道路での「長距離運転」と「渋滞」という2大ストレスを軽減します。

 新型キックスの価格(消費税込、以下同様)は、「X」グレードが275万9900円、「X ツートーンインテリアエディション」グレードが286万9900円です。

●ダイハツ「ロッキー」

軽量かつコンパクトなボディで人気の「ロッキー」軽量かつコンパクトなボディで人気の「ロッキー」

 ダイハツ「ロッキー」は、初代モデルが1990年に登場したコンパクトなクロスカントリー4WDでしたが、2019年11月にコンパクトSUVとして2代目が発売されました。

「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」によるパッケージング技術を生かして、コンパクトな5ナンバーサイズながら、広い室内空間と大容量の荷室を確保。

 外観は力強さが感じられるフェイスデザインで、サイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm、最小回転半径は4.9m(2WD)と、5ナンバー枠に収まり、街中での取り回しも優れています。

 搭載されるエンジンは最高出力98馬力を発揮する1リッター直列3気筒ターボのみで、全車CVTが組み合わされ、燃費は2WDでWLTCモード18.6km/L、4WD車は17.4km/Lです。

 また、4WD車では「ダイナミックトルクコントロール4WD」システムを採用し、安定した走行性能を実現しています。

 ロッキーの価格は「L」(2WD)で170万円5000円から。最上位グレードの「プレミアム」(4WD)でも242万2200円と、かなり戦略的な価格設定です。

●マツダ「CX-30」

量産車世界初となるエンジンを搭載した「CX-30」量産車世界初となるエンジンを搭載した「CX-30」

 マツダ「CX-30」は2019年に発売され、World Car of the Year2020でトップ3入りを果たした世界水準の新世代コンパクトクロスオーバーSUVで、世界でもっとも権威のあるデザイン賞のひとつである、ドイツのレッド・ドット賞を受賞した、エレガントなスタイルと力強さが融合されたデザインが特徴です。

 ボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmと、同社のSUV「CX-3」と「CX-5」の中間に位置し、市街地でも取り回しやすい全長と、多くの機械式立体駐車場が気軽に使えるサイズです。

 搭載するパワートレインは、最高出力156馬力の2リッター直列4気筒ガソリンと、最高出力116馬力の1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボ、そしてガソリンエンジンとディーゼルエンジンの長所を併せ持ち、180馬力を発揮する2リッターの新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の3種類を用意。

 駆動方式はすべてのエンジンでFF/4WDが選択でき、トランスミッションは6速ATのほかに、SKYACTIV-D以外のエンジンでは6速MTも選択可能です。

 CX-30の価格は、SKYACTIV-G搭載車が239万2500円、SKYACTIV-D搭載車が288万7500円から、そしてSKYACTIV-X搭載車が329万4500円からとなります。

■いまだにバックオーダー抱えている人気のコンパクトクロカンとは!?

●フォルクスワーゲン「Tクロス」

コンパクトかつ手頃な価格でヒットした「Tクロス」コンパクトかつ手頃な価格でヒットした「Tクロス」

 フォルクスワーゲンのコンパクトSUV「Tクロス」は2019年11月に発表し、2020年1月からデリバリーが開始されて、現在も好調なセールスを続けています。

 外観のデザインは、同社のコンパクトカー「up!」や「ポロ」「ゴルフ」などと共通するイメージのフロントフェイスに、力強さを感じさせ張りのあるSUVらしいボクシーなフォルムです。

 ボディサイズは全長4115mm×全幅1760mm×全高1580mm、最小回転半径は5.1mで、日本の道路でもストレスなく扱えます。

 搭載されるエンジンは1リッター直列3気筒ターボで、最高出力は116馬力を発揮。7速DSG(DCT)と組み合わされ、WLTCモード燃費は16.9km/Lです。

 荷室容量は通常時で385リッター。後席は前後スライドすることが可能で、後席を一番前にすると荷室容量は455リッターに拡大されます。また後席を完全に折りたたむと荷室容量は最大で1281リッターになり、同セグメントのなかで最大級の容量を実現しています。

 Tクロスの価格は「TSI 1st」が303万9000円、「TSI 1st Plus デザインパッケージ」が339万9000円です。

 なお、2020年7月に発表予定の、Tクロスよりひとまわり大きなSUVの「Tロック」も控えています。

●スズキ「ジムニーシエラ」

コンパクトカーで唯一無二のクロスカントリー4WD車「ジムニーシエラ」コンパクトカーで唯一無二のクロスカントリー4WD車「ジムニーシエラ」

 2018年に20年ぶりのフルモデルチェンジがおこなわれ、大いに話題となったスズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」は、誕生からいままで一貫して悪路走破性に特化してきたオフロードカーです。

 なかでもジムニーシエラは欧州や南米、アジア圏など広い地域で販売されるグローバルカーで、開発段階から左ハンドル仕様が想定されています。

 ジムニーシエラはジムニーとシャシやボディを共有する登録車で、サイズは全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm、乗車定員は4名です。

 エンジンはシリーズ最大となる1.5リッター直列4気筒自然吸気を搭載。最高出力は102馬力を発揮し、ジムニーにくらべて高速走行時に余裕があります。

 トランスミッションは5速MTと4速ATが設定され、昔ながらのレバーによって2WDと4WDの切り替えが可能なパートタイム4WDを採用。

 これまでハイテクとは無縁だったジムニーシリーズですが、現行モデルではタイヤの空転時の脱出性能を高める「ブレーキLSDトラクションコントロール」や、急な下り坂などではブレーキを自動制御する「ヒルディセントコントロール」を装備。

 軽量コンパクトな車体と相まって、本格的なクロスカントリー4WD車にふさわしい悪路走破性を実現しています。

 ジムニーシエラの価格は179万3000円からです。なお納期は販売店でも異なりますが、現在でもジムニーが約1年、ジムニーシエラは約1年半といわれています。

※ ※ ※

 かつてRVブームの頃にヒットした三菱「パジェロ」やトヨタ「ハイラックスサーフ」、日産「テラノ」などの本格的なクロスカントリー車は、燃費や乗り心地が悪く、高速道路などの走行安定性で乗用車に劣ったため、改善されたとはいえ次第に人気を失いました。

 しかし、現在のクロスオーバーSUVはネガティブな要素はほとんど無く、まったく気負わずドライブできます。

 悪路走破性はクロスカントリー車に劣りますが、そもそも悪路走破性が重要視される地域やシーンは限られているため、問題ないでしょう。

 近年はSUVのスタイルも流麗で美しいデザインに変化していますので、まだまだ人気は続きそうです。

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