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中古だったら150万円で狙える!? イケてるワザありSUV5選

くるまのニュース / 2020年8月1日 6時10分

SUVは、趣味性と実用性を兼ね備えたジャンルとして人気です。一方で、現在のSUV市場は、高性能化と高級化が進み、新車価格も高騰して購入するにはかなりの予算を確保しないといけない状況になっています。今回は、総額150万円という予算で中古車として購入できる、ワザありなSUVを紹介します。

■オフロードより一般道で快適&優秀なSUVが人気

 昨今ブームのSUVによって多種多様なモデルが市場に投入され、主流ともいえる存在になっています。

 現在のSUVでは、かつて流行ったクロカン派生型ではなく、乗用車ベースで舗装路での快適性を重視した乗りやすいモデルが人気です。

 十分な最低地上高の高さや車内の頭上空間の広さがあり、いざとなれば悪天候や悪路での走破性も高く、それでいてデザインもスタイリッシュに進化し、時代のニーズに応えたカタチともいえるでしょう。

 しかしその反面、高性能モデルや高級感モデルが増加し、適度な広さと走行性能を持ったミドルクラスのSUVは新車価格が高騰しているのも現状です。

 そこで今回は、中古車で総額150万円で購入できるSUVを5台紹介します。

●トヨタ「ハリアー」(2代目)

 1990年代後半から盛り上がり出したSUVですが、当時はトヨタ「RAV4(初代)」やホンダ「CR-V(初代)」など、2リッターエンジン以下の排気量を搭載したカジュアルな路線が乗用車ベースの主流で、大排気量エンジン搭載のSUVはたいていクロカンベースのモデルでした。

 そんななかで、セダンの「カムリ」のプラットフォームを採用し、大排気量エンジンを搭載したプレミアムSUV路線の先駆けとして、1997年に初代「ハリアー」がデビューしました。

 乗用車ベースで、3リッターV型6気筒エンジンと2.2リッター直列4気筒エンジンを搭載。上級セダンのような高級感と快適な走行性能をSUVで実現した画期的なモデルとして、瞬く間に大ヒットモデルになりました。

 その後、ハリアーは2003年にフルモデルチェンジ。220馬力を発揮する3リッターV型6気筒と160馬力の2.4リッター直列4気筒エンジンを用意します。

 当時のSUV市場では4WDモデルが主流でしたが、ハリアーでは2.4リッターの2WDモデルが売れ筋でした。

 この2代目ハリアーは、カッコいいデザインはもちろんですが、最上級グレードには電子制御式エアサスペンションを採用。

 当時としては画期的なミリ波レーダーを併用したレーダークルーズコントロール機能など「プリクラッシュセーフティシステム」をオプション設定するなど、先進性も盛り込まれていました。

 2005年にはSUVでは珍しかったハイブリッドモデルも追加されました。

 2代目ハリアーは、モデルレンジが2003年から2013年と長いこともあり、中古車価格は初期型で50万円から、2代目の最終型に近い年式でも150万円前後で入手可能です。

 いま乗っても十分な動力性能を持ち、乗り心地は高級セダンと遜色もありません。

●日産「エクストレイル」(3代目)

「200万円で使える四駆」をコンセプトに、2000年に「エクストレイル」がデビューしました。

 2リッター直列4気筒エンジンを搭載するミドルクラスながら「ガンガン使える道具(ギア)」というイメージで、多くのファンを獲得。悪路走破性も高い本格派でもありました。

 初代のヒットを受けて、2007年には2代目へフルモデルチェンジ。デザインはキープコンセプトとしながら、初代モデルを進化させ、ガソリン車に加えて、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルも用意されました。

 そして2013年に、現行型となる3代目へフルモデルチェンジします。なお、3代目エクストレイルは、日産のエンジニアリングアーキテクチャ「CMF」を国産として初採用したモデルになります。

 現行の3代目エクストレイルは、クローム部分を増やして高級感が上がり、全長4690mm×全幅1820mm×全高1740mm(4WD)までボディを拡大。

 当初は2リッターガソリンのみのラインナップでしたが、2015年には2リッター+モーターのハイブリッドモデルが追加されました。

 初代と2代目モデルで好評だった防水仕様シート&ラゲッジを継承しつつも、電動式リアテールゲートやエマージェンシーブレーキなど先進機能も搭載。

 さらに2017年のマイナーチェンジでは、運転支援システム「プロパイロット」を搭載するなど、充実した装備内容になっています。

 しかし、この現行モデルも登場から7年が経過し、エクストレイルの海外版である「ローグ」は新型が発表されました。

 国内でも新型モデルの登場が噂されているなか、現行モデルの中古車は2013年式の2WDモデルが100万円前後から狙える価格帯になっています。

 充実した装備の現行型SUVが、150万円以内で探せるのは大きな魅力です。中古車で購入するなら、一押しのSUVだといえるのではないでしょうか。

■1世代前でも十分! あえてこちらを選ぶのもアリ

●マツダ「CX-5」(初代)

 マツダが2012年に発売した「CX-5」は、デビューするとすぐさまヒットを記録。クリーンディーゼルや「SKYACTIVテクノロジー」はもちろんですが、マツダの「魂動デザイン」を採用したスタイリッシュな外観の都会派SUVとして人気を博します。

マツダ「CX-5」(初代)マツダ「CX-5」(初代)

 全長4540mm×全幅1840mm×全高1705mmというミドルクラスのボディサイズで、後席の足元にもラゲッジにも余裕がありながら、取り回しにも苦労しない大きさです。

 パワートレインは、2リッターガソリンエンジンと新開発の2.2リッタークリーンディーゼルエンジンもラインナップ。

 とくにクリーンディーゼルと4WDの組み合わせは、優れた燃費性能と4リッターエンジン並みのトルクを両立し、それまでのディーゼルとは別次元の走行性能を実現しています。

 また2013年には、さらに上質なフィーリングの2.5リッターガソリンエンジンモデルも追加されました。

 2017年には現行の2代目へとフルモデルチェンジしましたが、キープコンセプトとし、正常進化しています。

 外観上ではフロントマスク、とくにヘッドライトがさらに薄型になり、リアコンビランプのデザインも変更されていますが、初代モデルの「オシャレで使い勝手のいいSUV」という雰囲気はそのままです。

 中古車については初代CX-5であれば、100万円前後のものも豊富にあり、クリーンディーゼルの4WDも予算に収まります。

 車内は広く、スムーズかつパワフルに走ることもできるオールラウンダーとして、魅力的なモデルだといえます。

●スバル「XV」(2代目)

 スバル「インプレッサ(3代目)」をベースとして、アウトドア感のある前後フェンダーやルーフレールなどを組み合わせたクロスオーバーとして「インプレッサ XV」が2010年に登場しました。

 ただし、インプレッサの派生モデルという立ち位置だったため、SUVとしての認知も高まらず、あまり大きな注目を集めませんでした。

 人気が出たのは、2012年にフルモデルチェンジした「XV」です。車名からインプレッサが外れたこのモデルが、実質的には2代目になります。

 スバル車のアイデンティティである「ヘキサゴングリル」や「ホークアイヘッドランプ」などを採用し、SUVらしく200mmの最低地上高を確保。

 全長4450mm×全幅1780mm×全高1550mmという取り回しやすいサイズは、機械式立体駐車場に駐車可能です。

 また、安全支援システム「アイサイト」を搭載したことで、安全性に優れたSUVとして認知されました。

 さらに2013年には、スバル初のハイブリッドモデルである「XVハイブリッド」を追加したことで、さらに使い勝手の良いクロスオーバーSUVとなりました。

 2017年にフルモデルチェンジした3代目モデルはさらに洗練されたデザインとなり、「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッド搭載車もラインナップされています。

 中古車市場でのXVは、状態が良い個体が豊富に揃っている印象がありますが、狙うべきは2代目モデルです。アイサイトや17インチアルミホイールなどが標準装備なのもポイントです。

 インプレッサのコンポーネンツを上手に使いながらも、スポーティさとアクティブ感があり、アウトドアレジャーにも乗用車的な使い方にもぴったりです。

●ミニ「クロスオーバー」(初代)

 BMWが手掛けたミニは、デビュー当初は3ドアハッチバックだけのラインナップだけでしたが、その後はコンバーチブルやクラブマンなど、多様なボディバリエーションが設定されています。

 なかでも人気なのが、2011年に日本デビューした「ミニクロスオーバー」です。

 全長4105mm×全幅1790mm×全高1550mmと“ミニ”ではないサイズですが、日本仕様では機械式立体駐車場へ駐車できるように、ルーフアンテナを低く設定しています。

 エンジンは1.6リッターのみですが、2WD(FF)に加え、ミニ初の4WDシステム「MINI ALL4」を採用しました。

 ミニらしさを残しつつ、日常での使い勝手のいいサイズと十分な最低地上高を持つミニクロスオーバーは、サイズや高級感など「街乗りにちょうどいいSUV」を具現化しています。

 2017年に2代目へとフルモデルチェンジしましたが、人気モデルだけあって、細かいディテールとホイールベースの延長などの進化はあるものの、見た目は大きく変わっていません。

 そんな人気のミニクロスオーバーを150万円以内で狙うべきは、初代の前期型(2011年式から2013年式)です。

 SUVらしい乗降性の良い高さや取り回しの良さ、質感の高い内装などにおいて、欠点が見あたりません。

 中古車市場でも、初代の前期型であれば100万円前後から狙えますし、多少走行距離が出ていてもよければ、2014年のマイナーチェンジ後の後期型も視野に入ってきます。

※ ※ ※

 SUVはもともと趣味性の高いジャンルでしたが、昨今はファミリーカーとしても人気があります。

 カッコ良さと乗用車としての使い勝手の良さを兼ね備えたSUVですが、中古車であれば軽の新車並みの予算で購入可能というのも、見逃せないポイントではないでしょうか。

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