キムタクの新CMに登場した車は何!? 「やっちゃえ日産」の車種5選

くるまのニュース / 2020年8月25日 6時10分

2020年8月20日に、日産は新しいブランドアンバサダーとして木村拓哉さんを起用したと発表しました。そして、新生日産を象徴する「やっちゃえ NISSAN 幕開け篇」新CMを8月22日から公開。このCMには4台の旧型車と1台の新型車が登場しますが、どんな車種か紹介します。

■キムタク新CMに登場した日産の名車を振り返る

 日産は2020年8月20日に、新しいブランドアンバサダーとして木村拓哉さんを起用したと発表しました。木村さんは今後、日産の「顔」としてさまざまなPRに出演することになります。

 その第1弾として、8月22日から放映された新TVCM「やっちゃえ NISSAN 幕開け篇」に、木村拓哉さんが出演。

 木村さんのナレーションとともに4台の旧型車と1台の新型車が登場して、日産の挑戦の歴史と新しい日産の象徴を表現しています。

 そこで、新しい「やっちゃえ日産」CMに登場した5台のクルマを紹介します。

●初代「スカイラインGT-R」

レースで勝つために作られたストイックなマシンの初代「スカイラインGT-R」レースで勝つために作られたストイックなマシンの初代「スカイラインGT-R」

 CMの冒頭で夜の駐車場に佇み、その後ダートとワインディングロードを疾走するのは初代「スカイラインGT-R」です。

 スカイラインとしては3代目にあたり1968年に登場。日産とプリンスが合併した後、最初に発売されたモデルとして、まさに新たな日産の象徴的なモデルではないでしょうか。

 CMに登場したスカイラインGT-Rは1969年に、市販車をベースにしたツーリングカーレースで勝つことを目的に発売され、「ハコスカGT-R」の愛称で呼ばれたモデルです。

 当初は4ドアセダンが登場しましたが1970年に2ドアハードトップになり、ショートホイールベース化されたことで運動性能の向上が図られました。CMではこの2ドアハードトップが登場しています。

 スカイラインGT-Rに搭載されたエンジンは、プリンス時代に培った技術が投入された2リッター直列6気筒の「S20型」で、最高出力160馬力を発揮。量産車世界初の4バルブDOHCを採用した画期的なエンジンです。

 ヒーターすらもオプションだったストイックなモデルで、当時の価格は150万円。これは「L20型」SOHCエンジンを搭載した「スカイライン2000GT」の2倍近い価格でしたが、現在は2000万円前後で取り引きされています。

●初代「サファリ」

悪路走破性が高くプロの「ギア」としても選ばれた初代「サファリ」悪路走破性が高くプロの「ギア」としても選ばれた初代「サファリ」

 2台目に登場したのは初代「サファリ」で、河原と思しき場所で水しぶきを上げながら豪快に走っています。

 日本のクロスカントリー4WD車の先駆けだった日産「パトロール」の実質的後継車として、1980年にサファリがデビューしました。

 ボディタイプは4ドアのロングボディと2ドアのショートボディがあり、ハイルーフ仕様や、バックドアが観音開きと上下開きが設定されるなど、幅広いバリエーションを展開。

 サファリは頑丈なラダーフレームと4輪リーフリジッドアクスルサスペンションを採用し、悪路走破性の高さだけでなく耐久性も高いため、道路整備が遅れている国や地域からも歓迎されました。ほかにも山間部や積雪地帯でサファリをベースとした消防車も活躍。

 当初、搭載されたエンジンは3.3リッターディーゼルのみでしたが、1983年にはターボディーゼル搭載車を追加。1985年のマイナーチェンジではヘッドライトが角型となり、4ドアのロングホイールベース車に、オーバーフェンダーと大径ワイドタイヤ、電動ウインチと背面スペアタイヤキャリアを装着した「グランロード」をラインナップし、迫力ある外観から人気となりました。

 なお、CMでは赤い車体の後期型2ドアショートボディが登場しています。

●フェアレディ240ZG

「Gノーズ」が特徴的な「フェアレディ240ZG」「Gノーズ」が特徴的な「フェアレディ240ZG」

 3台目に登場したのは、1969年発売の初代「フェアレディZ」のなかでも上位に位置していた「フェアレディ240ZG」で、雨の中を疾走しています。

 初代フェアレディZは、主にアメリカでの販売を目的に開発されたモデルで、それまで販売された2シーターオープンの「フェアレディ」に対し、シャシやエンジンを一新した次世代のスポーツカーです。

 外観はロングノーズ・ショートデッキと古典的なフォルムながら、斬新で美しいファストバックスタイルを実現。

 240ZGでは、通称「Gノーズ」と呼ばれる空気抵抗を意識したフロントノーズ、前後フェンダーに装着されたリベット留めのオーバーフェンダー、ダックテール状の小型リアスポイラーが特徴です。

 搭載されたエンジンは2.4リッター直列6気筒SOHCの「L24型」で、SU型ツインキャブレターを装着して最高出力150馬力を誇りました。

 アメリカではダットサン「240Z」として販売され、スポーツカーとしては空前のヒットを記録し、いまもオーナーズクラブが全米で活動しているなど長く愛されています。

 なお、フェアレディ240ZGは日本でのみ販売されたモデルで、アメリカの愛好家にとって垂涎の的です。

■復活したスカイラインGT-Rが新たな未来への鍵!?

●3代目「スカイラインGT-R」

初代と同じくレースで勝つことを運命付けられていた3代目「スカイラインGT-R」初代と同じくレースで勝つことを運命付けられていた3代目「スカイラインGT-R」

 4台目に登場したのは、1989年に発売された3代目となる「R32型 スカイラインGT-R」です。

 1973年にわずか197台の生産のみで姿を消した2代目スカイラインGT-Rから、16年ぶりの復活となったことが大いに話題となりました。

 このR32型 スカイラインGT-Rは、初代と同様にツーリングカーレースで勝つことを目的に開発されたモデルで、新開発の2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボ「RB26DETT型」エンジンを搭載。

 最高出力280馬力を誇り、5速MTのみが組み合わされ、駆動方式は駆動力配分を前後0:100から50:50までの範囲で可変とした「アテーサE-TS」を採用したことで、1990年の全日本ツーリングカーレースではデビューウインを飾り、そこからレース自体が消滅する1993年まで29連勝の無敗を誇りました。

 CMではR32型 スカイラインGT-Rがトンネル内を疾走し、明るい陽光に包まれた出口に向かうシーンが輝かしい未来を予感させるようなイメージで描かれています。

●2021年発売予定のEV「アリア」

2021年発売予定の新型クロスオーバーSUVタイプのピュアEV「アリア」2021年発売予定の新型クロスオーバーSUVタイプのピュアEV「アリア」

 最後に登場したのが2020年7月15日に発表された、新型クロスオーバーEVの「アリア」です。

 日本での販売は2021年中頃を予定され、現在公表されているスペックでは4WDモデルでは最大394馬力を発揮し、さらに進化した力強い加速と、滑らかで静かな走りを実現しています。

 バッテリー容量は現行モデルのEV「リーフ」に対して1.5倍ほどに拡大され、航続距離は最大610kmに到達(2WD 90kWh仕様)。

 さらに、最新の運転支援機能やコネクテッド技術により、安全かつ快適なドライブが可能となっています。

 ボディはクーペに近い流麗かつスタイリッシュなフォルムで、ピュアEVらしくグリルに開口部が無いフロントフェイスが特徴的です。

 また、アリアの発表と同時に日産は新たなCIマークを発表するなど、まさに日産の新しい門出を象徴。CMでは海沿いで朝日を浴びる木村さんとアリアによって、新たな時代の到来を予感させます。

●番外編:マクドナルドのCMに登場した初代「テラノ」

RVブームをけん引した1台の初代「テラノ」RVブームをけん引した1台の初代「テラノ」

 木村拓哉さんは日産のブランドアンバサダーに起用されるよりも前に、日本マクドナルドと契約してCMキャラクターとして出演していました。

 そのCMのひとつに2020年7月に放映された「ドライブスルーの歌編」があり、木村さんは初代「テラノ」をドライブしています。このテラノは1986年に発売された本格的なクロスカントリー4WD車で、秀逸なデザインからヒットしたモデルです。

 CMに登場したモデルは1989年に追加された4ドアモデルで、1990年代の「RVブーム」では、三菱「パジェロ」やトヨタ「ハイラックスサーフ」とともに、ブームを牽引しました。

 さらに、CMで登場したマクドナルドの店舗の駐車場には、現行モデルの「ノート」や「エクストレイル」が停まっており、すでに日産のブランドアンバサダー就任を想定していたと思われます。

※ ※ ※

 木村拓哉さんといえば、これまで各方面で多大な影響力を発揮してきました。

 たとえば、木村さんがドラマでパイロット役を演じたら航空会社の求人が増えたことがあったり、木村さんがドラマで着用した服や靴、時計が流行したり、さらに劇中で使われたクルマやバイクがヒットしたこともあります。

 これほどまでに影響力が大きい木村さんですが、いままでトヨタ車のCMに出演してきたので、トヨタの人というイメージが強かったのではないでしょうか。

 それは日産も承知していたはずですが、やはり木村さんの影響力や話題性から起用に至ったということでしょう。

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