スバル新型「レヴォーグ」絶好調!? 半数がアイサイトXを希望! ユーザーの反響はどう?
くるまのニュース / 2020年9月10日 10時10分
2020年10月15日に発表されるスバル新型「レヴォーグ」。ステーションワゴンの需要が減りつつあるなかで、新たに登場する新型レヴォーグですが、先行予約受注期間のなかでユーザーはどのような部分を好んでいるのでしょうか。
■注目の「アイサイトX」搭載でユーザーの反応は?
発売から6年がたったスバル「レヴォーグ」は、2020年10月15日に2代目へのフルモデルチェンジが発表されますが、すでに8月20日より先行予約を開始しています。
2代目となる新型レヴォーグの特徴として、高度運転支援システムの「アイサイトX」が採用されることが挙げられますが、ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
初代レヴォーグは「レガシィツーリングワゴン」の後継モデルとして2014年に発売されました。
5代目のレガシィツーリングワゴンよりも全長やホイールベース、全高がコンパクトとなり、日本の道路環境でも取り回しのしやすいサイズとなります。
当初は国内でのみ販売されていましたが、2015年にイギリスで発売したことを皮切りに、ステーションワゴンの人気が高い欧州市場でも販売されました。
欧州の新車評価基準である「ユーロNCAP」において、2016年安全性能総合評価で最高評価の「ファイブスター」を獲得しており、安全性能の高さにおいて世界でも高い評価を獲得しています。
新型レヴォーグは、先代から引き継いで安全性能の向上に尽力したことが見受けられます。
全車標準装備の新世代「アイサイト」は、広角化した新開発のステレオカメラと、前後あわせて4つのレーダーによる360度センシングで、見通しの悪い交差点での出合い頭や右左折時まで、プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の作動範囲が拡大されます。
加えて、新世代アイサイトの上位版となる高度運転支援システム「アイサイトX」が、「GT EX」「GT-HEX」「STI Sports EX」の3グレードに搭載されます。
アイサイトXとは、従来のアイサイトの仕組みに加え、3D高精度地図データやGPS、準天頂衛星を活用した位置情報を組み合わせることで高速道路や自動車専用道路での運転支援機能が向上するというものです。
なかでも、渋滞時など一定の条件を満たすとステアリングから手を離しても、先行車や車線に合わせて自動で走行する「渋滞時ハンズオフアシスト機能」は、新型レヴォーグの目玉機能です。
この一定の条件とは、高精度地図データ内に登録されている高速道路を50km/h以下の速度で走行するというもので、前走車に合わせて停車、発車をおこなうため、ペダル操作も必要ありません。
また、カーブや料金所の直前で減速するほか、方向指示器の操作により車線変更のアシストをおこなうなど、高速道路での走行をアシストする機能も充実しています。
スバルとしても、新型レヴォーグのセールスポイントとして大きく打ち出しているアイサイトとアイサイトXですが、実際のユーザーからはどういった反応があるのでしょうか。スバル販売店スタッフは以下のように話しています。
「新型レヴォーグの最大のウリということもあって、アイサイトは人気が高いです。なかでも、小さなお子さんがいる家族連れは、とくに注目されています。
また、新開発のアイサイトXへの問い合わせは非常に多いです。『今後、レヴォーグ以外のスバル車を検討しているので、アイサイトXについて聞きたい』という問い合わせもいくつかありました。
実際に、弊社ではすでに2500台以上の予約を承っておりますが、そのうちのほとんどの人がアイサイトX搭載車を選んでいます。
なお、印象的だったのが初代のオーナーさんは少なく、他メーカーからの乗り換えが多かった点です。
最近の新型車は人気車が多いなか、レヴォーグへの注目が高まっていることで、販売店スタッフのモチベーションも非常に高くなっています」
※ ※ ※
新型レヴォーグの価格帯は310万2000円から370万7000円、アイサイトX搭載車は348万7000円から409万2000円と、約38万円の差があります。
多少高額にはなるものの、家族連れのユーザーなど安全性能への関心が高いユーザーはアイサイトXを選ぶといいます。
また、2019年末から2020年に入り、SUVやコンパクトカーといったモデルは話題の新型車が登場していますが、ステーションワゴンはトヨタ「カローラツーリング」のみです。ライバル車が少ないため、多くの注目を集めているようでした。
■気になる新型レヴォーグはどう進化するの?
新型レヴォーグのデザインは、従来モデルからのコンセプトを引き継いでいますが、スバルのデザインコンセプトである「ダイナミックソリッド」の進化系である「BOLDER」を量産車として初採用するなど、新たなテーマが取り入れられています。
ボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm(参考値)と、従来モデルに比べて全長が65mm、全幅が15mm拡大し、ホイールベースは25mm延長。
外観はキープコンセプトだった一方、内装は大きく変更が加えられ、これまでのスバル車にない革新的なデザインを採用しています。
インパネには、中央に縦型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを配置。空調やオーディオなど各種設定を集約し、タブレットのように直感的な操作が可能です。
さらに、メーターパネルを12.3インチフル液晶メーター(EXグレード)とすることで、先進的な空間を実現。12.3インチフル液晶メーターは、運転支援システム「アイサイト」の状態を表示するとともに、デジタルマップも表示できるなど、任意で切り替えることができます。
フロントシートは触り心地が良く、疲れにくいシートを採用。横Gがかかるようなスポーティなドライビングでも、肩部とクッションがドライバーを支えて運転姿勢を崩さない形状となっているうえ、ホイールベースの延長によって、後席の足元スペースも拡大され、
5代目「レガシィ」に匹敵するレベルを実現しています。
従来モデルから装備されている後席リクライニングやアームレストに加え、USBポートや空調の吹き出し口を新たに採用することで、後席の居住性アップが図られました。
荷室も広く確保し、従来モデル比で開口部は30mm、中央部は20mm拡大するとともに、サブトランクは1.7倍の大容量となっているほか、中間グレードと上級グレードに「ハンズフリーオープンパワーリアゲート」が採用され、スバルエンブレムに手や体を近づけるとリアゲートが自動でオープンし、荷物の出し入れが楽になります。
左:従来型レヴォーグ/右:新型レヴォーグ
パワートレインは、先代モデルは1.6リッターターボと2リッターターボの2つが設定されていましたが、新型レヴォーグでは1.8リッターターボのモデルとなり、トランスミッションは新型リニアトロニック(CVT)を採用。駆動方式はAWD(常時全輪駆動)です。
さらに、リーン燃焼技術で燃費性能を向上させ、WLTCモードは17インチタイヤ装着車が13.7km/L、18インチタイヤ装着車が13.6km/Lを実現。JC08モードでは16.6km/Lと、従来の1.6リッターターボモデルの16.0km/Lよりも向上しています。
前述とは別のスバル販売店スタッフは以下のように話しています。
「1.8リッターターボのみだからといって、受注数に影響は出ておらず、県内のスバルに限っても週末のみで100台のご注文をいただいています。
先代の1.6リッターターボと比べ、1.8リッターターボは、トルクが50Nm上がっています。これにより2リッターターボに近い、力強い走行が可能となりました」
※ ※ ※
昨今はSUVやミニバンが人気で、ステーションワゴンの需要が減りつつありますが、そんななかで登場する新型レヴォーグは、ワゴン人気を再燃させるのでしょうか。
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