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ランクルサイズで左ハン!? スバル最大SUV「アセント」日本でもいける! 不安要素はどこ?

くるまのニュース / 2020年9月16日 9時10分

日本の道路事情は、道が狭い場所が多いとされています。そんな日本でも全長5m級のモデルはいくつか存在しますが、これが全長5m級&左ハンドルの場合、どれほど運転が難しいのでしょうか。

■全長5m級&左ハンドルって日本で乗ったらどうなるの?

 世界の道路事情に比べて日本は比較的に舗装された道路が多く、悪路が少ないといわれています。
 
 一方で、狭い道も多いことから日本独自の規格となる軽自動車やコンパクトカーなど扱いやすいボディサイズのクルマも人気です。では、海外市場で主流となる全長5m級のクルマは日本の道路事情だと運転しづらいのでしょうか。

 2020年9月現在、国内市場において全長5m級の国産モデルは、トヨタのラインナップでは「ランドクルーザープラド(全長4825mm)」、「ランドクルーザー(全長4950mm)」、「グランエース(全長5300mm}、「センチュリー(全長5335mm)」、「ハイラックス(全長5340mm)」が挙げられます。

 レクサスでは「RX450hL(全長5000mm)」、「LX(全長5080mm)、「LS(全長5235mm)」と、全長5m級の巨大モデルが存在。

 そんほかの国産メーカーでは、日産「シーマ(全長5120mm)」、ホンダ「レジェンド(全長5030mm)」、マツダ「CX-8(全長4900mm)」といったモデルがあります。

 また、商用車ではトヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」のロングボディが全長5mを超えます。

 これらのように、国産メーカーで全長5mを超えるのは高級モデルと称されるのがほとんどですが、日本で正規販売されていることもあり右ハンドル仕様です。

 そのため、大きいボディサイズではあるもののそこまで運転のしづらさを感じることはありません。

 しかし、並行輸入などで販売されている海外モデルは全長5m級&左ハンドル仕様ということも少なく、日本の道路事情、とくに都市部では左ハンドルならではの苦労もあります。

 実際に並行輸入された北米向けモデルのスバル「アセント」を日本の道路で運転してみると、どのような感覚なのでしょうか。

 アセントとは、2017年11月に米国ロサンゼルスオートショーで世界初公開された3列シートSUVです。

 スバル最大のボディサイズとなる全長4998mm×全幅1930mm×1819mmで、7名または8名乗車のシートを設定。日本のSUVラインナップとなる「XV(全長4485mm)」や「フォレスター(全長4625mm)」よりも大きいサイズとなります。

 アセントは、スバル・グローバル・プラットフォームを採用しているため、高いボディ剛性で乗り心地を向上させるとともに、振動騒音も抑えているため、快適なドライブを実現しています。

 パワートレインは、2.4リッター4気筒水平対向直噴ターボエンジンとシンメトリカルAWD、SUVらしい走破性を高めるX-MODEを採用。安全面ではスバルの運転支援システム「アイサイト」を全車標準装備。

 北米市場では、3列シートを備えた全長5m級のモデルが人気となっており、トヨタ「ハイランダー」やホンダ「パイロット」、日産「パスファインダー」なども売れ筋モデルとなっています。

■いざ、全長5m級&左ハンドルで日本の道路へ!

 アセントを運転したのは、埼玉県内のバイパスや住宅街です。まず走り出しで感じるのは、全長4998mm×全幅1930mmという大きさをあまり感じさせないということ。

 同タイミングで試乗したハイラックス(日本仕様・右ハンドル)は、ピックアップトラックということもあり、荷台部分を気にすることで全長の長さを感じていましたが、アセントではランドクルーザーやCX-8同様に普通のSUVという印象で運転出来ます。

 とくにバイパスなどではある程度の速度かつ直進ということ、さらに2.4リッターのパワフルなターボエンジンのお陰で全長5m&左ハンドルは関係なく走れます。

 ただし、左車線から右車線に車線変更する際には助手席側のミラー越しに後方確認をするものの、左ハンドルという運転席の位置関係とその巨体であるがために、慣れてないと躊躇する場面があります。

全長5m級なため室内空間は広々としている「アセント」全長5m級なため室内空間は広々としている「アセント」

 とくに車間が詰まっていると車線変更のタイミングに戸惑うかもしれません。
 
 そして、最大の難関は住宅街の狭い道での左折です。ある程度の運転経験(車幅感覚)があればその内輪差を予想して曲がれますが、慣れない場合には神経を使うポイントといえます。

 また、コインパーキングやドライブスルーになど右ハンドル用に設置された券売機などでは、その券売機にクルマを寄せることも気になる部分です。

 最近では、左ハンドル用に設置された券売機などもありますが、ほとんどの場合は右ハンドル用なため、ぶつける可能性があればはじめから寄せずに降りてから券売機を利用するという手段が最適かもしれません。

※ ※ ※

 今回は、全長5m級といっても厳密には4998mmのアセント(左ハンドル)でしたが、日本メーカーの海外専売モデルで存在するトヨタ最大のSUV「セコイア(全長5210mm)」や、全長6m超えも存在するピックアップトラック「タンドラ」などであれば、日本の道路を走るのはまさに至難の業といえるほど、運転も駐車も苦労します。

 それでも、結局は慣れ次第。全長5m級&左ハンドルを購入した人はなんとか慣れてください。

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