60代のジムニー女子も健在!? 発売から2年経過も 男女問わず人気な理由
くるまのニュース / 2020年9月17日 9時10分
スズキ「ジムニー」は発売から2年経った現在でも納車まで1年半も掛かる人気モデルです。そのデザインやパッケージ的に男性ユーザーから支持される一方で、女性ユーザーも増えているといいます。そんな通称ジムニー女子の実体はどうなっているのでしょうか。
■ワイルドかわいい!女子人気も抜群のスズキ「ジムニー」
スズキ「ジムニー」は、2018年に現行モデルへとフルモデルチェンジ。カクカクしたボディにまん丸ヘッドライトというデザインは女性から支持され、一時は「ジムニー女子」なる女性ファンも登場しました。
発売開始から約2年経った今でもジムニー女子は健在なのでしょうか。
初代モデル(LJ10型)は、1970年4月に軽自動車初の本格的4輪駆動車としてデビュー。高い悪路走破性から土木・建設の測量や林業のパトロール、山間地の商品運搬など、さまざまな状況下で「プロの道具」として高い評価を得るとともに、手軽にアウトドアを楽しめる4輪駆動車として、一般ユーザーにも好評を博しました。
一方の4代目となる現行モデルは、2018年7月5日にフルモデルチェンジ。発売直後から納車1年待ちといわれたほどの人気車種となりました。
人気になった背景には、初代から変わらないデザインイメージがあり、初代をオマージュしたようなスクエアボディと丸型のヘッドライトやウインカー、3代目以降で継続されている5スロットグリルなど、ひと目でジムニーとわかるデザインになったことで、初代モデル以上にカジュアルな道具感が増しています。
実際の販売台数においても、2018年6月には401台でしたがフルモデルチェンジ後の翌7月には5062台にまで伸びています。
なお、新型モデルが登場してから2年以上が経過した2020年9月現在では、ある程度落ち着いたとはいえ、いまだ1年2ヶ月待ちだといいます。
そんな現行モデルですが、角張ったデザインと道具感から男性からの支持が多くなりそうな印象ですが、実は女性ファンが増えているといい、それらの女性ユーザーを通称「ジムニー女子」と呼ぶこともあるようです。
ジムニーが女性から支持されていることについて、スズキの広報部は次のように話します。
「先代モデルに比べると、女性ユーザーが増えているのは確かです。2019年1月の開催された東京オートサロンでも、ジムニー/ジムニーシエラを見に来る女性が多かったです。
女性が購入時に重視するポイントを見ると、悪路走破性だけではなく、外観デザインやボディカラーにこだわる人が非常に多いようです。
機能に特化したデザインや、これまでになかったキネティックイエローやシフォンアイボリーなどのボディカラーにも興味をもっていただけたのだと思います」
※ ※ ※
2018年のジムニー登場以降、トヨタ「RAV4」や「ライズ」、スズキ「2代目ハスラー」、ダイハツ「タフト」など、かつてのオフロードなテイストを採用した道具感のあるデザインが増えてきています。
さらに、アウトドアブームで道具感あるファッションや小物が流行っていることも最近の新車市場に影響しているといい、そのけん引役がジムニーなのかもしれません。
■60代のジムニー女子も健在!? 何に惹かれるのか
新型モデルの発売当初から、男性ユーザーだけでなくジムニー女子による売れ行きも好調ですが、フルモデルチェンジが実施されて2年が経過しました。一時期と比べ納期も落ち着きつつありますが、今もジムニー女子は健在なのでしょうか。
2020年9月時点でのジムニー女子の動向について、スズキの販売店スタッフは以下のように話します。
「ジムニーを購入する女性のお客さまは今でも多いです。評価されているポイントとしては、オフロードでの走行性能をはじめとした機能性よりも、やはりデザインが挙げられます。
クロスカントリー車らしいワイルドなデザインをしていますが、ヘッドライトが丸い形をしており、フロントフェイスが『可愛い』という印象を持つ女性のお客さまが多いです。ボディやモデル自体のタフなイメージと、可愛い顔のギャップを感じジムニー女子が生まれるのです。
年齢層も幅広く、下は20代から上は50代まで、決して数は多くありませんがなかには60代のジムニー女子が来店したこともあります。また、先日は女性の親子でジムニーを検討しているお客さまもいらっしゃいました」
また別の販売店では「先日も運転免許を取ったばかりの女性がジムニーを見に来られていました。まだ検討段階ですが、キネティックイエローを希望されています」と話しています。
悪路も問題なし!? 可愛らしさはあるものの、その性能は本物!
では、実際のジムニー女子はどのような部分にジムニーの魅力を感じるのでしょうか。千葉県在住のAさんは次のように話します。
「私のジムニーはXLグレードのブリスクブルーメタリックです。最初にジムニーを見た際にはキネティックイエローが気になっていたのですが、展示車やカタログなどを見て青系の色に決めました。
初めてのMT車でしたが、ヒルホールドコントロールが付いていたので坂道発進も安心でした。
当初はその見た目に一目惚れしたこともあったのでノーマルで乗っていましたが、徐々に街中で見かける機会が増えてきたので、ホイールとタイヤカバーを社外のものに変えて個性を出しています。
ジムニー女子といわれることは雑誌で知りましたが、周りにも女性ユーザーは何人かいます。みんな丸目が可愛いのと、背が高いので運転がしやすいところが気に入っているようです」
※ ※ ※
働くクルマとして多くのユーザーを魅了してきたジムニーですが、現行モデルでは昨今のファッション性という観点から見た目重視の女性ユーザーも増えており、その傾向は現在でも継続しているようです。
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