永遠の悩み!? 結局、高速道路の渋滞は「左・中・右」どの車線が早いのか

くるまのニュース / 2020年9月19日 9時30分

高速道路で渋滞にハマることはクルマを運転していると比較的に経験しますが、その際に誰しもが考えるのが「左車線・真ん中車線・右車線のうち、どの車線が一番速く進めるのか」ということです。実際に車線によって変わるのかをNEXCOに聞いてみました。

■渋滞時だけでなく、渋滞緩和・予防にも「キープレフト」

 クルマでの移動に渋滞はつきものです。とくに、年末年始やGW、お盆などは毎年のように全国各地で40キロ近い大渋滞が発生しています。
 
 渋滞にハマっていると気になるのが、「左車線・真ん中車線・右車線」のうち、どの車線が一番速く進めるのか、ということです。

 結論からいえば、その渋滞ごとに状況が異なるため、もっとも早い車線は存在しません。

 しかし、渋滞の発生を予防したり、渋滞緩和のためには「左車線(走行車線)」での走行が推奨されています。

 渋滞が発生する要因のひとつには、追い越し車線へクルマが集中することが挙げられます。各高速道路では、「追い越し車線から渋滞が始まる」という横断幕が掲示されるほどです。

 混雑のなかで少しでも早く走ろうと追い越し車線にクルマが集まり、無理な割込みや後続車が足踏みしてしまうことで、渋滞が発生してしまいます。

 これは実際に、NEXCO東日本がおこなった実験でも明らかになっています。

 2017年に実施された実験では、追い越し車線の交通量が6%減少することで、渋滞時間が1.5時間削減、最大渋滞長が12km減少するという結果が出ています。

 混雑区間において追い越し車線への移動を控える呼びかけによって、車線の利用が均一になり、渋滞削減効果を生むことができたようです。

 この結果からも、追い越し車線から渋滞が発生するのが明らかなため、渋滞が発生したときだけでなく、混雑時には左車線を走るように心がけましょう。

 NEXCO東日本でも、ホームページ上では、追い越し時をのぞいて「キープレフト(左側車線走行)」を推進しています。また、同社の広報担当者は以下のように話します。

「NEXCO東日本では渋滞の緩和を目指して、さまざまな対策を実施しております。たとえば高速道路上にLED掲示板で走行車線も活用していただけるようご案内させていただく実験などもおこなっております。

 状況にもよりますが、複数ある車線を均一に使用していただくことが、渋滞緩和につながると考えております。

 そのため、追い越し車線だけ走行していても早く進むわけではないことをご理解いただければと思います」

※ ※ ※

 なお、追越車線を走り続けるという行為は、「通行帯違反」に当たります。

 道路交通法の第二十条には、3車線以上の道路では車両は一番右の車線を通行してはいけないという旨が記載されています。

 追越車線を走行できるのは、追い越しをおこなう場合や緊急車両などに道を譲る際、道路の交通状況などでやむを得ない場合のみとされています。

 通行帯違反とされると、違反点数1点と反則金6000円(普通車)が科されます。追い越し後は、すぐに走行車線に戻りましょう。

 また、高速道路の渋滞緩和のためにも、出来る限り走行車線を走る「キープレフト」が推奨されています。

 しかし、注意しなければならないのは、左車線の追い越しです。

 道路交通法第二十八条には、「車両は、他の車両を追い越そうとするときは、その追い越されようとする車両の右側を通行しなければならない。」と記載されています。

 走行車線にて追い越しを行うと「追越し違反」となり、違反点数2点と反則金9000円(普通車)が科せられます。

 高速道路での正しい追い越し方法は、「走行車線→追越車線→走行車線」となり、追越しが終わったら速やかに走行車線に戻ることを心がけましょう。

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