スバル新型「レヴォーグ」は気になる存在!? 初代オーナーが期待することとは?
くるまのニュース / 2020年10月5日 11時10分
2020年8月20日に予約受付が開始以来、話題になっているスバル新型「レヴォーグ」は、先行受注も好調だといいます。初代レヴォーグのオーナーは、新型レヴォーグについてどう思っているのか聞いてみました。
■スバル新型レヴォーグは受注好調!? 納期はどうなる?
スバル新型「レヴォーグ」の先行予約の受付が2020年8月20日に開始されました。
発表は10月15日となり、9月末時点では車両価格などが公表されていませんが、それにもかかわらず受注は好調とのこと。いまからオーダーすると納車は2021年になるといわれているほど、人気を博しています。
早くも話題となっているスバル新型「レヴォーグ」
大きな注目を集めている新型レヴォーグですが、なかでもその動向を気にかけているのは旧型となる初代レヴォーグのオーナーではないでしょうか。
そこで、初代レヴォーグとその前身の「レガシィツーリングワゴン」のオーナーに、新型レヴォーグについて聞いてみました。
「1.6GT アイサイト(2014年)」を所有するTさんは次のように話します。
「私のクルマはデビューしたての2014年式ですが、初代レヴォーグは1月に予約開始されたあと、詳細の発表は4月、そして実際の発売(納車)は6月からとタイムラグがありました。
最近のクルマはこういう販売方法が多いようですが、予約してから相当待たされたのはマイナス点だと思っています。新型レヴォーグも同じようなので、購入するつもりではいますが予約はしていません」
事前予約制は販売する台数や、グレードやオプション装備の人気をある程度把握でき生産計画を立てやすく、メーカーにとってメリットがある一方、予約してから発売まで長く待たされるユーザーにとっては、「待ちきれない」との声があがるのも確かです。
「初代レヴォーグはクルマ自体に関しては大きな不満はないのですが、燃費がカタログ数値ほど良くありませんでした。新型レヴォーグが搭載する新開発の1.8リッターターボエンジンは、どれぐらい燃費が向上するのか楽しみにしています」(Tさん)
初代レヴォーグの1.6GT アイサイトのデビュー当時のJC08燃費は17.4km/Lでしたが、2017年のマイナーチェンジで16.0km/Lへ変更。実用燃費の向上を目指しエンジン制御を最適化したとされていますが、カタログ燃費は逆に下がっていたのです。
新型レヴォーグでは、新開発の水平対向エンジン「CB18型」を初搭載。低回転、低負荷時にリーン燃焼することで燃費向上を目指したエコなエンジンとされています。
排気量は初代モデルの1.6リッターから1.8リッターに拡大されていますが、最高出力はわずか7馬力アップの177馬力。
しかし注目なのは、最大トルクが250Nmから300Nmと20%も向上しているうえに、その発生回転数が1800rpm-4800rpmから1600rpm-3600rpmに下げられていることです。
これはピークパワーよりも日常域での扱いやすさを重視したことが分かるスペックで、スムーズな運転がもたらす実燃費の改善を狙っています。
新型レヴォーグの公式サイトでは、社内測定値としてJC08モード燃費は16.6km/L(GTグレード)と公表するとともに、より実燃費に近いとされるWLTCモード燃費は13.7km/Lで、2リッター近い排気量のガソリンエンジンとしてはまずまず優秀な燃費だといえます。
■ハイパワー版はどうなる!? 進化したアイサイトに期待!
後期型の「2.0GT-Sアイサイト(2018年)」に乗るWさんは、いずれ登場すると予想されるハイパワー版を心待ちにしているといいます。
左:初代レヴォーグ/右:新型レヴォーグ
「1.6リッターターボから1.8リッターターボになったとはいえ、300馬力の2リッターターボからそれへの乗り換えは考えていません。
2021年に迎える最初の車検までにハイパワーモデルが登場してくれたら嬉しいですが、新開発のエンジンは排気量アップが難しいともいわれており、どうなることかわかりませんね。
正直、いまのレヴォーグに不満がまったくなくて、買い換える目的は大型のセンターモニターです。初代のインテリアもシンプルで使いやすいのですが、新型レヴォーグの未来っぽい雰囲気はとても気になります。メーターも液晶らしいですし、実物を見るのが楽しみです」
ハイパワー版が登場するかどうかは現時点で未定ですが、従来モデルの2リッターターボ車は300馬力を発揮するパワフルなエンジンなので、Wさんのように、通常仕様ともいえる1.8リッターターボへの乗り換えを躊躇する人も多そうです。
ちなみに、新型レヴォーグはベーシックな「GT」と、装備充実な「GT-H」、スポーティーな「STIスポーツ」の3グレードに、先進装備の「アイサイトX」を搭載した「EX」がそれぞれに用意され、6グレードでの展開となっています。
12.3インチのフル液晶メーターと縦型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイは、EXに標準装着(11.6インチディスプレイはEX以外にもオプション設定)。
車両の情報確認からエアコン操作までさまざまな機能が盛り込まれており、国内のスバル車では初めて搭載装備されます。
また、アイサイトの進化版であるアイサイトXは、新型レヴォーグで注目となる新機能です。これについては、レガシィツーリングワゴン(4代目)のオーナーであるKさんが期待を寄せています。
「初代レヴォーグへの乗り換えを考えて試乗したことがあるのですが、どうしてもアイサイトの感覚がなじめませんでした。
今回、EXに装備されるアイサイトXは進化版になっているとのことで、いろいろレビューを見ると、高機能になっているのはもちろん、フィーリングが自然だという評価が多かったので、とても期待しています」
新型レヴォーグのアイサイトは、これまでのステレオカメラに加えてレーダーも併用し、より広範囲にモニタリングできるように進化しています。
さらなる機能を追加したアイサイトXは、衛星やGPSからの情報や3D高精度地図を利用して、高速道路での運転をアシスト。
渋滞時のハンズオフ機能や、高速走行時にカーブ前で減速したり、料金所手前で約20km/hまで車速を落として通過するなど、高度な運転支援をおこなうのが特徴です。
※ ※ ※
新型レヴォーグは、初代モデルからわずかにボディサイズを拡大。全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm(参考値)と、従来モデルに比べて全長が65mm、全幅が15mm拡大し、ホイールベースは25mm延長しました。
サイズアップのぶん後席の膝元のスペースが拡大されたといいますが、今回話を聞いたレヴォーグオーナーからは、初代モデルの居住性についての不満はほとんどありませんでした。
初代レヴォーグ自体の完成度が高く、これといった不満が聞かれないクルマだっただけに、新型レヴォーグは「これ以上にどう良くなるの?」と関心を寄せている人が多いようです。
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