新車の半額以下! マクラーレン「570Sスパイダー」はユーズドを狙え!!

くるまのニュース / 2020年10月4日 19時10分

英国のスーパースポーツブランドであるマクラーレン。そのマクラーレンのエントリーモデルともいえるスポーツ・シリーズの「570Sスパイダー」がオークションに出品された。注目の落札価格はどれほどであろうか。

■普段乗りできるマクラーレンのスポーツ・シリーズ

 イギリスのマクラーレン・オートモーティブが生産しているモデルは、「アルティメット」、「スーパー」、「スポーツ」、そして最近追加された「GT」の各シリーズにクラス分けすることができる。

 ポルシェGBが毎年開催するクリスマス・イベントの会場としても有名な、イギリスのビスター・ヘリテージでボナムスがおこなった「MPHセプテンバー・オークション」に、そのマクラーレンが登場した。

 いわゆる超高価な限定車のアルティメット・シリーズではなく、ラインナップ上はもっともポピュラーなスポーツ・シリーズの出品だったため、逆にその注目度は大いに高まった。

 実際に出品されたのは、スポーツ・シリーズのなかでもコア・モデルといえる「570Sスパイダー」。前オーナーは、ヒルクライム・イベントのレディス部門で常勝ドライバーとして知られるジョイ・フォー・レイニーだ。

 ボナムスでは事前にこの出品車の自己評価を彼女に求めた。エクステリア、インテリア、ランニングギア、電気系統、そしてボナムスが下すヒストリーのトータルポイントは、100点満点で84点という控えめなものだった。このポイントを参考に、落札を狙う参加者は実車のチェックへと臨む仕組みだ。

 570Sスパイダーのベースとなった570Sクーペは、2015年のニューヨークショーで発表されている。スパイダーなどオープントップ人気の高いアメリカでの発表は当然の策といったところだが、たしかにその効果は大きく、570Sスパイダーはライバルに対しても大きなアドバンテージを持つオープンモデルとして高い人気を博した。

■マクラーレン「570Sスパイダー」は、新車価格の半額以下!

 570Sスパイダーの人気の理由は、そのスタイルだけではなかった。クーペと同様のスポーツ性が、このモデルには秘められていたのだ。

 基本構造体として使用されるのは、マクラーレンらしくカーボン・モノコック。それにアルミニウム製のボディパネルを組み合わせ、サイズからは想像もできないほどの軽量化を実現した。実際の乾燥重量は1359kgという数字である。

●2018 マクラーレン「570Sスパイダー」

走りの性能はフェラーリにも引けを取らない一級品。ユーズドで狙うにはお買い得の1台といえる(C)Bonhams 2001-2020走りの性能はフェラーリにも引けを取らない一級品。ユーズドで狙うにはお買い得の1台といえる(C)Bonhams 2001-2020

 この重量を負担する、リアミッドに搭載されるエンジンは、「M838TE」型と呼ばれる3.8リッター仕様のV型8気筒ツインターボである。

 最高出力は車名に掲げられているとおり570psが発揮される。組み合わせられるトランスミッションは7速デュアルクラッチで、マクラーレンはこれを7速SSGとネーミングしている。

 駆動輪はもちろん後輪である。0−100km/h加速は3.2秒、最高速は328km/hと、クーペと同様のパフォーマンスを発揮している。

 トップは電動のリトラクタブルハードトップだ。走行中でも40km/h以下ならば、約15秒で開閉の一連のプロセスは終了し、クローズからオープンへ、また逆にオープンからクローズドへという、2タイプのボディフォルムを自在に楽しむことができる。

 気になる車重は、クーペの570S比で46kg増。リアスポイラーがやや高めになるなど、スパイダーに独自の造形も見受けられる。

 マクラーレン570Sスパイダーは、たしかに今回のMPHセプテンバー・オークションでは注目の1台だった。年式は2018年と新しく、走行距離も4650マイル(7440km)と少なめ。ボディにはペイントを保護するためのフィルムが全体にわたって施されており、それも実際にこのクルマを使用する時には安心材料になるだろう。

 白熱したオークションが続き、結果的にハンマーが振り下ろされた時、そこに表示されていた価格は、9万5625ポンド(邦貨換算約1300万円)であった。

 日本での新車価格が、2952万5000円であったことを考えると、その落札価格には大いに魅力があるものである。マクラーレンのスポーツ・シリーズは、普段遣いできる乗り味が特長であるだけに、デイリーで乗って楽しむクルマだ。ならば、新車ではなくユーズドで手に入れるのが賢い選択ともいえるだろう。

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