まさに無敵!? 唯一無二の存在といえる国産車3選

くるまのニュース / 2020年10月5日 16時10分

日本で自動車製造が始まってから100年以上もの歴史があり、これまで数多くのクルマが誕生しました。そんな国産車のなかには、独自のコンセプトから唯一無二といえるモデルも存在。そこで、他に類を見ないほど個性的な国産車を3車種ピックアップして紹介します。

■ライバル不在といえるほどの国産車を振り返る

 日本で本格的な自動車製造が始まったのは大正時代で、すでに100年以上もの長い歴史があります。その間に膨大な数のクルマが世に出ていますが、個性的なコンセプトのモデルも存在。

 そうしたモデルのなかには、唯一無二といえるほど他に類を見ないようなクルマがあります。そこで、ライバル不在といえるモデルを3車種ピックアップして紹介します。

●スズキ「ジムニー」

誕生以来50年の長きに渡って軽クロカン4駆の頂点に君臨する「ジムニー」誕生以来50年の長きに渡って軽クロカン4駆の頂点に君臨する「ジムニー」

 初代スズキ「ジムニー」は、1970年4月に軽自動車初の本格的4輪駆動車としてデビューしました。

 ラダー(梯子型)フレームにボディを架装し、同社の軽トラック「キャリイ」のものを流用した空冷2サイクル360ccの2気筒エンジンを搭載。

 最高出力はわずか25馬力でしたが、2サイクルエンジンならではの大きなトルクと、車重600kgと軽量な車体が相まって優れた悪路走破性を発揮したことで、生活の足やレジャー用途だけでなく、林業や土木の現場で活躍しました。

 その後代を重ねても基本的なコンセプトは変わらず、強固なラダーフレームと前後リジッドアクスルのサスペンション、シンプルなパートタイム4WDを継承しています。

 1994年に三菱がジムニーに対抗して「パジェロミニ」を発売しましたが、やはり本物の「ギア」としての実力はジムニーに一日の長があり、パジェロミニは2013年に生産を終了。

 現行モデルのジムニーは2018年に登場した第4世代で、本格的に海外展開もおこなうなど、メイドインジャパンの本格的な超小型クロスカントリー4WD車として、存在感を高めています。

●三菱「デリカ スターワゴン」

クロカンミニバンという新ジャンルを築きあげた「デリカ スターワゴン4WD」クロカンミニバンという新ジャンルを築きあげた「デリカ スターワゴン4WD」

 ミニバンながら悪路走破性能が高い唯一無二の存在なのが三菱「デリカ:D5」です。現在もアウトドアレジャーを好むファミリー層から絶大な人気を誇っています。

 このデリカ:D5の元祖は「デリカ スターワゴン4WD」で、1979年に発売された1BOXワゴンの「デリカ スターワゴン」をベースに1982年に追加ラインナップされました。

 駆動方式は同社の「ジープ」で実績のある、手動でトランスファーギヤを切り替えるパートタイム4WDを採用。シャシはトラックと同様なラダーフレームとすることで、シンプルな構造から耐久性や強度が高く、優れた悪路走破性を発揮しました。

 外観も最低地上高が高められ、オフロードタイヤを履き、フロントにはガードバーを装備するなど、本格的クロスカントリー4WD車そのものです。

 その後は代を重ねて、より実用的かつ洗練されたミニバンとして進化しますが、悪路走破性能の高さはいまも健在です。

 これまで、他メーカーでも4WDの1BOXワゴンやミニバンが販売されていますが、「生活四駆」というイメージで、悪路走破性を重視したモデルはデリカシリーズのみです。

■見た目と性能も唯一の存在となる和製スーパーカーとは!?

●ホンダ「NSX」

国産車初のスーパースポーツカーとして誕生した「NSX」国産車初のスーパースポーツカーとして誕生した「NSX」

 ホンダは1980年代に、世界で通用するまったく新しいスーパースポーツカーの開発に着手。

 そして、1989年2月の北米シカゴ・オートショーに、「NS-X」という名で次世代型スポーツカーのプロトタイプが出展され、翌1990年に車名が「NSX」に改め、日米で販売が開始されました。

 世界初のオールアルミのボディに、最高出力280馬力を発揮する新開発の3リッターV型6気筒DOHC VTECエンジンをリアミッドシップに搭載。

 ドイツのニュルブルクリンクで鍛えられた足まわりと、高い空力性能により、和製スーパーカーと呼ばれます。

 また、NSXは高い走行性能だけでなく乗り心地や実用性も追求され、実際に、後部のトランクには2組のゴルフバッグを積むことができ、5速MTに加えイージードライブが可能な4速ATも設定されるなど、気負いすることなく運転することができるスーパーカーでした。

 この新しいジャンルのスーパーカーという市場を開拓したNSXは、日本の好景気という背景もあって人気となり、1000万円近い価格にもかかわらず発売当初は3年のバックオーダーを抱えたほどです。

 一方、当時はスーパーカーに実用性や快適性を求めることは疑問視され、NSXのコンセプトを否定する意見もありましたが、欧州の老舗スーパーカーメーカーはNSXの高い品質を目の当たりにして、後年、大幅な品質向上に務めることになったといわれています。

 日本ではその後、NSXに匹敵、もしくは超える性能のクルマが存在しますが、コンセプトや技術的なアプローチ、デザインなども含めるとNSXに匹敵するモデルは無く、国内では現行モデルのNSXも唯一無二の存在といえます。

※ ※ ※

 今回紹介したモデルの1車種である現行モデルのジムニーは、いまだに納車に1年近くかかるほど人気ぶりです。

 先代の発売から20年を経て発売されたということで、待ちわびていたユーザーがこぞって買ったという面がありますが、それとは別に新たなファンも獲得したといいます。

 そのなかでもスズキから注目されているのが女性ユーザーで、ジムニーのデザインが好まれ、軽自動車ではなくジムニーだから買ったというユーザーが多いというのです。

 ジムニーのデザインは新しさのなかにも懐古的な要素もあり、本物が持つ機能美も表現されています。

 高い悪路走破性を小さなボディに凝縮しているだけではなく、優れたデザインということもあり、まだまだジムニー人気は続きそうです。

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