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日産最小SUV! 新型「マグナイト」2021年初頭に発売へ! 日産エントリーSUVは大旋風を巻き起こす?

くるまのニュース / 2020年10月23日 14時50分

日産は2020年10月21日に、新型「マグナイト」を世界初公開しました。日産にとって、インド市場でエントリーモデルとなるSUVです。

■日産がインド市場で新規の小型SUVを発売へ

 日産は2020年10月21日に、新型「マグナイト」を世界初公開しました。翌2021年初頭からインド市場を皮切りに、ほかの地域でも発売が予定されています。

 インドのユーザーニーズに合わせて開発されたコンパクトSUVで、全長は4m以下に設定されているのが特徴です。

 インドでは、全長4m以下というボディサイズの制限や、排気量の制限(ガソリン車とディーゼル車で異なる)を満たすと、税率の面で有利となることから、エントリーカーをはじめ全長4m以下の小型車が数多くラインナップされています。

 全長4m以下で、かつ小排気量の1リッターターボエンジンが搭載された新型マグナイトもこの税率を意識して開発されたものと見られます。

 マグナイトという車名の由来は、「Magnetic(魅力のある)」と「Ignite(感情を喚起する)」のふたつということで、日産によると、インドをはじめとした成長地域における同社の新時代への思いを込めたということです。

 2020年10月時点で、日産はインド市場において、スーパースポーツモデルの「GT-R」と、新型マグナイトより車格の大きいSUV「キックス」の2モデルのみを販売しています。

 そのため、新型マグナイトはインド市場における日産のエントリーカーとなりますが、小さいボディにさまざまな技術が搭載されました。

 搭載されるエンジンは前述のとおり1リッターターボですが、このエンジンについて日産はセグメントトップクラスの性能を誇る新型であるとアピールしています。

 また、ヒルスタートアシストやアラウンドビューモニターなどの技術を搭載しているほか、205mmの最低地上高を確保したことで、取り回しやすさや運転時の安心感を実現しました。

 Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチのタッチスクリーンを持つインフォテイメントシステムも導入されるなど、快適装備においても抜かりはありません。

 なお、日産によると2020年10月現在、新型マグナイトの日本導入計画はないようです。

※ ※ ※

 日本の自動車メーカーのなかで、インド市場に早い段階から進出したメーカーとして、スズキが挙げられます。

 スズキはいまから約40年前の1980年代初頭にインドへの進出を果たし、2020年現在では現地法人のマルチ・スズキ・インディアが、「スイフト」や「S-CROSS」(日本名:SX4 S-CROSS)などのグローバルモデルのほか、海外仕様の「アルト」や「ワゴンR」、そしてコンパクトSUVの「S-PRESSO」をはじめとした海外専売車など、さまざまな車種を販売しています。

 それではここでクイズです。

 スズキがインドに進出するきっかけとなった出来事は、次のうちどれでしょうか。

【1】インド政府が国民車構想を打ち立てた

【2】試験的に少数を販売したジムニーが大ヒットした

【3】インドが日本の軽自動車規格を採用した

【4】隣国パキスタンでシェア50%を達成した

■スズキはインド市場進出以降どのような歴史を重ねてきた?

 正解は【1】の「インド政府が国民車構想を打ち立てた」です。

インドのマルチ・スズキが2000万台目に生産した「スイフト」インドのマルチ・スズキが2000万台目に生産した「スイフト」

 当時、国民車構想を描き、合弁企業の相手を探していたインド政府とスズキが手を組むことになり、スズキは1982年4月にインド国営企業マルチ・ウドヨグ社とスズキ四輪車の合弁生産について基本合意。

 その後、同年10月にマルチ・ウドヨグ社とスズキ四輪車の生産、販売に関する契約に正式調印します。

 そして、1983年12月にマルチ・ウドヨグ社で、5代目「フロンテ」をベースに開発された「マルチ800」の生産が開始され、ベストセラーとなりました。

 以来、インドの経済成長に伴う需要拡大に合わせて生産台数と車種が拡大されたほか、2002年にスズキの出資比率が過半数を突破し子会社化。

 2006年にはインド政府から離れて完全民営化され、2007年にマルチ・ウドヨグ社(マルチ・ウドヨグ・リミテッド)からマルチ・スズキ(マルチ・スズキ・インディア・リミテッド)に社名を変更しました。

 2018年に、マルチ・スズキは前身となるマルチ・ウドヨグ社からの累計生産台数が2000万台を突破したことを発表。

 スズキにとって2000万台の達成は、お膝元である日本に次いで2か国目です。そのうえ、1983年12月の生産開始から34年5か月での達成は、日本の45年9か月を抜いて最速だといいます。

 2000万台の内訳を見ると、当時のインドでの生産台数トップ5は、1位がアルト(317万台)で、以下マルチ800(291万台)、ワゴンR(213万台)、「オムニ」(194万台)、スイフト(194万台)と続きます。

 ちなみに2000万台目を記録したクルマは、グジャラート工場で生産されたスイフトだったそうです。

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