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なぜ? 日本で売らない日産の高級ブランド「インフィニティ」モデルが日本で披露された理由とは

くるまのニュース / 2020年10月29日 11時10分

日産が北米や中国などで展開する高級ブランドの「インフィニティ」。日本では、展開されていないものの2020年10月28日に横浜にある日産グローバル本社のギャラリー内に「インフィニティラウンジ」が開設されました。なぜ、日本で展開されないブランドやモデルを訴求するのでしょうか。

■日本人には馴染みが無いが…日本発のブランドが「インフィニティ」

 2020年10月28日、日産は同社を象徴するグローバル本社ギャラリー内に、高級ブランドのインフィニティモデルなどを展示する「インフィニティラウンジ」を開設。
 
 なぜ日本で展開されていないインフィニティのブランド発信やモデルがお披露目されるのでしょうか。

 日産は、グローバル市場において「NISSAN(ニッサン)」、「INFINITY(インフィニティ)」、「DATSUN(ダットサン)」という異なるブランドを展開しています。
 
 そのなかで、ニッサンは日本人にとっても馴染みが深いブランドですが、北米や中国を中心に展開する高級ブランドのインフィニティは、日本で正式展開されていないこともあり、あまり認知されていません。

 インフィニティブランド自体は、1989年に北米で展開開始。この年には最上級セダンのインフィニティ「Q45」が発売され、初代レクサス「LS」(日本名:セルシオ)のライバル車として人気を博し、日本国内でも日産「インフィニティ Q45」として販売されていました。

 今回の開設されたインフィニティラウンジは、高級車ブランドであるインフィニティに特化したスペースとなります。

 オープンにあわせて、同ブランドを象徴するデザイン性に富んだモデルとして、SUVの未来を予感させるデザインスタディ「QX60 Monograph」と、今後のブランドのエキサイティングな方向性を示すセダン「Q インスピレーション コンセプト」が展示されました。

 なお、このインフィニティラウンジは、海外で展開される国際モーターショーのインフィニティブースのエレガントで美しいデザインを再現したものだといいます。

 天井部分に装飾された「クラウド」と名付けられた造形物は、実際に上海モーターショーなどで展示していた物を持ってきており、日本のふすまや行灯といった、光をやわらかに取り込む仕組みなどをモチーフにしています。

 なお、このクラウドは自然と技術を完全に融合させた建築で世界中の人を魅了してきた建築家、隈研吾氏がデザインを手がけたものです。

 今回のインフィニティラウンジについて、日産やインフィニティのモーターショーなどイベント空間のデザインを担当する安原大介氏は次のように話します。

「今回、インフィニティラウンジを日産本社のギャラリー内に設けたきっかけは、インフィニティのグローバル本社が今年(2020年)、香港から横浜に移転したことで、ぜひとも海外や国内の人たちにちゃんとインフィニティブランドのモデルを見て欲しいということで、この場を設けました。

 インフィニティは国内で販売していないこともあり、なかなかブランドやクルマにふれる機会や情報が届かないこともあったので、『日本発のブランド』をお届けしたかったというのが目的です」

※ ※ ※

 また、日産グローバル本社ギャラリーの担当責任者である鈴木香奈子氏は、次のように話します。

「日産グローバル本社ギャラリーは、2009年のオープンから今年で12年目を迎えます。

 新型コロナウィルス感染拡大前では、年間約125万人のお客さまにご来場いただいています。

 日産グローバル本社ギャラリーでは、品・企業情報発信の本拠地として、市販車の試乗、ゆったりとした環境でクルマや最新技術に親しんでいただける展示、お子さまから大人まで楽しんでいただける多様なイベントなどを開催する空間を提供しています」

※ ※ ※

 なお、インフィニティブランドでは、直近で2020年秋に新型SUVクーペとなる「QX55」をお披露目することを明らかにしています。

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