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レクサス本気のFRセダン「IS」登場でセダン復権なるか? 「スカイライン」と比較

くるまのニュース / 2020年11月13日 18時10分

レクサスは2020年11月5日にFRセダンの「IS」をマイナーチェンジして発売しました。同じFRセダンの国産車である「スカイライン」と比較します。

■薄型のヘッドランプを採用した新型「IS」

 レクサスは2020年11月5日にFRセダンの「IS」をマイナーチェンジして発売しました。現行ISは2013年に発売されたモデルで、今回のマイナーチェンジでは内外装が刷新されるなど、非常に大掛かりな改良となっています。

 一方、日産にはFRセダンとして「スカイライン」が存在。ISとどのように違うのか、それぞれの特徴を比較します。

レクサス新型「IS」レクサス新型「IS」

 ISは、かつて日本市場では「アルテッツァ」としてトヨタブランドから販売されていた時代があり、レクサスブランドの日本上陸によって“昇級”されたかたちですが、スカイラインはじつは海外市場ではインフィニティ「Q50」として販売されています。

 インフィニティは日産が北米をはじめとした市場で展開している高級車ブランドで、トヨタとレクサスの関係に近いブランドです。

 新型ISのボディサイズは、全長4710mm×全幅1840mm×全高1435-1440mm。全長と全幅ともに+30mm拡大されているのが改良前モデルとの大きな違いとなります。一方スカイラインは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm-1450mmです。

 外観を見ると、新型ISは新開発された小型軽量ランプユニットの搭載により実現された薄型のヘッドランプの採用に加え、テールライトはトヨタブランドのSUV「ハリアー」でも見られる左右が繋がったタイプが採用されました。

 張り出した前後のフェンダー、立体的なバンパーガーニッシュなどでボリューム感のあるデザインとなっており、ボディサイズ以上の存在感を感じさせます。フロントグリルはレクサス共通の「スピンドルグリル」と呼ばれるデザインです。

 一方、スカイラインはフロントグリルに日産の共通デザイン「Vモーショングリル」を採用。ヘッドライトのデザインと相まって、日産のスーパースポーツモデル「GT-R」を彷彿とさせるフロントフェイスとなっています。

 リアには、スカイラインを象徴する丸目4灯リアコンビネーションランプを採用。LEDランプを採用して、先進的でかつ後続車に一目でスカイラインとわかるデザインとしました。

 新型ISの内装は、新たにタッチ操作に対応した10.3インチワイドディスプレイを採用。SmartDeviceLink、Apple CarPlay、そしてAndroid Autoに対応し、スマートフォンアプリを車内で安全かつ快適に使用することができます。

 スカイラインの内装は、8インチワイドと7インチワイドのタッチディスプレイを上下に設置。包まれ感の強いデザインで、スポーツマインドが高まります。

 ちなみに、新型ISでは全車に、スカイラインはハイブリッド仕様において、電動パーキングブレーキを装備。内装やドライバーの足回りがすっきりとするほか、利便性も向上します。

■新型ISに搭載されるパワートレインは3種類 もっともパワフルなのは?

 新型ISに搭載されるパワートレインは、2リッター直列4気筒ターボと2.5リッター直列4気筒+モーターのハイブリッド、そして3.5リッターV型6気筒の3種類です。

日産「スカイライン」日産「スカイライン」

 このなかでもっともパワフルな3.5リッターV型6気筒は、最高出力318馬力・最大トルク380Nmを発揮。さらに、下山テストコースで鍛え抜かれた足まわりによって、気持ちのよいハンドリング性能を実現します。

 一方、スカイラインに搭載されるのは3リッターV型6気筒ターボと3.5リッターV型6気筒+モーターのハイブリッドです。

 3リッターV型6気筒ターボは出力違いでふたつの仕様があり、高出力仕様のエンジンが搭載された「400R」グレードでは、最高出力405馬力・最大トルク408Nmを発揮。怒涛のパワーを見せつけます。

 最後に、近年注目される予防安全装備を見ていきます。

 新型ISに搭載される予防安全装備群「レクサスセーフティシステム+」は、今回のビッグマイナーチェンジでさらなる進化を遂げました。

 従来のシステムで採用されている単眼カメラ+ミリ波レーダーの構成はそのままに、プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)は、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者に加え、交差点右折時に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者にも新たに対応。

 レーダークルーズコントロールも全車速追従機能付となるなど、快適性および安全性が向上しています。

 一方スカイラインは、高速道路上の走行をナビ連動でサポートするプロパイロット2.0を、ハイブリッド車の全車に搭載。一定の条件下に限り、手放し運転も可能となります。プロパイロット2.0も全車速対応で、渋滞時から高速巡航まで幅広い場面で活躍します。

 衝突被害軽減ブレーキは、ハイブリッドモデルはクルマと歩行者を検知し、ターボモデルはクルマのみ検知します。

※ ※ ※

 新型ISの価格(消費税込、以下同様)は480万円から650万円です。一方、スカイラインの価格は435万3800円から644万4900円に設定されています。

 2020年11月2日には「クラウン」も一部改良を受け発売されたことで、国産高級セダン市場に注目が集まっている状況です。新型IS/スカイラインとともに、高級セダン市場がどのような展開を見せるのか、注目されます。

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