プリウス初の派生車「プリウスα」来年3月生産終了 HV車増え10年で役目終える

くるまのニュース / 2020年12月1日 20時31分

トヨタは同社ラインナップのうち「プリウスα」「プレミオ」「アリオン」の生産を2021年3月末に終了すると、2020年12月1日に公式ウェブサイトで発表しました。すでに受注終了状態にあると一部の販売店が証言していた「ポルテ」「スペイド」についても、2020年12月上旬をもって正式に生産終了すると、あわせて発表しました。

■「プリウスα」含むトヨタの5車種が生産終了へ

 トヨタは、同社ラインナップのうち「プリウスα」「プレミオ」「アリオン」の生産を2021年3月末に終了すると、2020年12月1日に公式ウェブサイトで発表しました。
 
 また、一部のトヨタ販売店が2020年9月時点で受注を終了している状態と証言していた「ポルテ」「スペイド」についても、2020年12月上旬をもって正式に生産終了すると、あわせて発表しました。
 
 なぜプリウスαをはじめとする5車種は生産終了に至ったのでしょうか。

 プリウスαは、3代目「プリウス」をベースにトヨタが開発したハイブリッド専用車です。

 2011年5月に発売され、ステーションワゴン型のボディを採用。ベースの3代目プリウスに対して居住空間と荷室空間を拡大したモデルとなります。

 ベース車と同様の2列シート・5人乗り仕様のほかに3列目シートを装備した7人乗り仕様も設定されており、7人乗り仕様にはトヨタのハイブリッド量産車として初めてリチウムイオン電池が採用されました。

 日本のみならずグローバルにおいて「プリウスv(北米および韓国仕様)」や「プリウス+(欧州仕様)」という名称で販売されていた実績もあります。

 しかし、ベースのプリウスが2015年12月に4代目モデルにフルモデルチェンジしたのに対し、プリウスαは大規模な改良を受けないまま販売10年目を迎えていました。

 また、2019年9月にカローラシリーズが12代目へとフルモデルチェンジ。

 この際、ハイブリッド仕様も存在するワゴンタイプの「カローラツーリング」が設定され、プリウスαよりも性能や機能が優れ、かつ価格が安価に設定されていたこともあり、プリウスαは人気をカローラツーリングに譲ることになります。

 さらに、トヨタが「国内車種ラインナップの半減」という方針などもあり、今回の生産終了へと至った模様です。

 トヨタの販売店スタッフは、生産終了が発表されたプリウスαについて、次のようにコメントします。

「プリウスαに関して、後継モデルは開発されていないと聞いています。現段階では注文できる仕様に制限はないものの、今後は注文できないボディカラーが出てくるなど、生産終了が近づくにつれて徐々に注文できる仕様に制限がかかりはじめる見込みです。

 ラインナップからプリウスαが消滅するという噂は以前からあったので、『無くなる前に』と販売店を訪れるお客さまもいらっしゃいましたが、現在はカローラツーリングほうをおすすめしています。

 プリウスαと異なり7人乗り仕様はありませんが、カローラツーリングの方が装備や性能が優れているだけでなく、価格設定もやや安いです。

 7人乗りを希望されるお客さまにはプリウスαと価格帯が近く、そのうえ室内空間が広い『ノア』や『ヴォクシー』をおすすめしています」

※ ※ ※

 プリウスαと同様に2021年3月末に生産終了する姉妹車同士のプレミオとアリオンについても、以前から販売終了の噂がありました。前出の販売店スタッフによると、これら2車種も徐々に注文できる仕様に制限がかかりはじめるということです。

 また、2020年12月上旬に生産終了すると正式にアナウンスされたポルテとスペイドは、複数のトヨタ販売店に聞いたところ12月1日時点で「受注はほぼ終了している」と回答しました。

 前出の販売店スタッフはポルテとスペイドについて「ラインナップでの立ち位置が重なる『ルーミー』が存在するので、車種整理をおこなうトヨタの方針もあり、販売終了に至ったのだと思います。今後、ほかにも車種整理される車種が出てくるのではないでしょうか」と話します。

 直近では、2020年9月に姉妹車同士のルーミーと「タンク」が車種統合でルーミーに一本化され、タンクが消滅しました。

 ほかにもトヨタには「アルファード」と「ヴェルファイア」、「ノア」と「ヴォクシー」と「エスクァイア」といった姉妹車関係にあるモデルが存在することから、車種整理は今後も続くかもしれません。

 トヨタは生産を終了する5車種について、「長い間たくさんのお客さまにご愛顧いただきました。誠にありがとうございました」とコメントしています。

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