アウディ新型「Q5」がマイルドハイブリッド化! シャープな顔立ちになった
くるまのニュース / 2021年2月9日 8時10分
2017年に第2世代へとフルモデルチェンジしたアウディ「Q5」シリーズが、エクステリアのデザインを大幅にアップデートする。新Q5の新デザインと新グレード構成を解説する。
■よりクールな印象となった「Q5」
アウディQ5シリーズは、スポーティかつエレガントなデザインと、卓越した走行性能と先進テクノロジーを融合したモデルで、欧州市場のプレミアムミッドサイズセグメントにおいて、ベストセラーSUVの1台となっている。
このQ5がモデルチェンジし、2021年3月8日より発売が開始される。新型Q5のどこが刷新されたのだろうか。
●新エクステリアデザインと新グレード構成
新しくなったデザインを、フロントセクションから見てみよう。八角形のシングルフレームは、よりフラットで幅広い形状に変更され、開口部を広げたサイドインテークには、台形をモチーフにしたデザインが採用された。また、LEDヘッドランプの上部には、新しいライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトが組み込まれている。
サイドビューを見ると、デザインが見直されたシルインサートにより、視覚的により軽快な印象となった。そしてリアエンドのハイライトは、新デザインのリアライトや、左右のライトクラスターを繋ぐ新しいトリムエレメントである。
新たなグレード構成は、「advanced」と「S line」となった。advancedは「Q8」が採用しているグリッド形状のグリルにマットアルミルックの力強い垂直ラインが採用された。
S lineでは、よりスポーティなハニカムメッシュグリルとなり、前後のLEDライトにはダイナミックインディケーターを内蔵、またSルーフスポイラーを装備している。
さらにadvancedには、S lineの要素を加え、より魅力を高める「plusパッケージ」を、また全車にAudi exclusiveによる「ブラックスタイリングパッケージ」がオプションとして用意されている。
●新インテリア
最新のインフォテインメントシステムMIB3が初採用された。タッチパネル式となった10.1インチにサイズアップしたセンタースクリーンは、操作性の向上を図るとともに、よりシンプルでクリーンなコックピットデザインを実現している。
また「Hey Audi」と呼びかけるだけで音声入力が開始され、自然な言葉によって目的地の入力やエアコンの温度設定などが可能となっている。
ネットワーク接続は、物理的なSIMカードではなく、eSIMを用いておこなわれることとなった。また、advancedには、ドアアームレストやセンターコンソールにアーティフィシャルレザーを用い、リアシートヒーターなどを採用したラグジュアリーパッケージが設定されることとなった。
■「SQ5」は、左右ハンドルから選べる!
●ふたつのパワートレイン
パワートレインは、ガソリンとディーゼルの2種となる。「45 TFSI quattro」には、2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを、「40 TDI quattro」には、2リッター直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンが搭載される。
ガソリン/ディーゼルそれぞれに、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)が採用された。
さらに効率を高めたAWDクラッチ付クワトロ四輪駆動システムは、7速Sトロニック(7速DCT)トランスミッションと組み合わせられた。このシステムが4WD走行を不要と判断したときには、AWDクラッチによりプロペラシャフトと、リアデファレンシャル内のデカップリングクラッチにより、リアドライブシャフトをそれぞれ切り離すことで、前輪のみにトルクを配分する。
コースティング(惰力走行)時にはエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制しながら快適なドライビングが約束されている。
●高性能バージョン「SQ5」
アウディ「SQ5」
Q5シリーズの高性能バージョンである「SQ5」も新しくなった。パワートレインは、最高出力354ps、最大トルク500Nmの3リッターV型6気筒ターボエンジンを採用し、8速ティプトロニック(8速AT)のトランスミッションが組み合わされている。
SQ5には、機械式センターディファレンシャルを搭載するクワトロ四輪駆動システムと、ダンピングコントロール Sスポーツサスペンションが備わることで、ダイナミックなハンドリング性能と上質な乗り心地の両立が実現されている。また、足元には5ツインスポークデザインの20インチアルミホイールを標準装着されるが、オプションで21インチホイールも選択可能である。
SQ5のエクステリアでは、アルミニウムルックインサートを施したSモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルが採用されている。また、新装備のマトリクスOLEDリアライトが標準装備となっている。
シート素材は、ダイナミカ/レザーのコンビネーションが標準装備となり、オプションのレザーパッケージを選択すると、ダイヤモンドステッチ付きのレザーとなる。また、左ハンドル仕様もSQ5では選択が可能となったのもトピックだ。
エクステリアカラーは、SQ5およびS line専用色として、クワンタムグレーおよびウルトラブルーメタリック、ディストリクトグリーンメタリックが、新たに設定された。
* * *
アウディ新Q5のモデルとエンジン、最高出力・最大トルク、車両価格(消費税込)は、下記のとおりとなる。
・40 TDI quattro advanced:2リッター直列4気筒直噴ターボディーゼル/204ps・400Nm/681万円
・40 TDI quattro S line:2リッター直列4気筒直噴ターボディーゼル/204ps・400Nm/739万円
・45 TFSI quattro advanced:2リッター直列4気筒直噴ターボ/249ps・370Nm/730万円
・45 TFSI quattro S line:2リッター直列4気筒直噴ターボ/249ps・370Nm/788万円
・SQ5:3リッターV型6気筒直噴ターボ/354ps・500Nm/915万円
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