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マツダ「コスモスポーツ」が45年ぶりに復活!? ワイド過ぎる「COSMO VISION」の正体とは

くるまのニュース / 2021年3月1日 10時10分

1967年にマツダが発売した2シータークーペの「コスモスポーツ」。そのデザインを再構築して自動車専門学校の学生たちが蘇らせたのが「COSMO VISION」というカスタムカーです。どのようなカスタマイズが施されているのでしょうか。

■現代に蘇った「コスモスポーツ」とは

 マツダ「コスモスポーツ」を現代に蘇らせた「COSMO VISION」というカスタムカーが誕生しました。

 1967年にマツダが発売した2シータークーペのコスモスポーツ。最大の特徴は、ロータリーエンジンを搭載した世界で初めての量産車という点です。

 ロータリーエンジン自体は欧州メーカーなどが研究開発を続けてきましたが、量産車として発売をしたのはマツダが初めてとなります。

 当時のロータリーエンジン(A10型)は、1リッターに満たない小排気量(491cc×2ローター)ながら、最高出力110馬力を発揮。その後、後期型では128馬力まで最高出力が引き上げられました。

 また、外観デザインとして、美しいクーペスタイルもコスモスポーツを一躍有名にした一因です。

 こうしたマツダ史に残る名スポーツカーのコスモスポーツを自動車専門学校のNATSこと日本自動車大学校の学生がリデザインしたのがCOSMO VISIONとなります。

 本来であれば、東京オートサロン2021のNATSブースに展示される予定でしたが同イベントのリアル開催が新型コロナ禍の影響により中止されたことでお披露目の機会を失っていたといいます。

 COSMO VISIONのベースは2015年式のマツダ「ロードスター(ND型)」となりますが、見た目は現代風のコスモスポーツに仕立てられました。

 内装にはBRIDE製シートやNARDI製ステアリングが装着されているほか、足回りにはレイズ製17インチアルミホイールにトーヨータイヤ製「プロクセス R888R」(235/45R17)を採用しています。

 パワートレインはベースとなるロードスターと同じ1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。なお、エアクリーナーはBLITZ製、マフラーはKUHL製のものを装着。

 また、AirForce製のエアサスペンション(走行車高復帰機能付き)が採用され、停車時にはタバコの箱が入らないほどの車高短も可能です。

 実際にCOSMO VISIONを制作した学生は次のように説明しています。

――制作コンセプトを教えて下さい。

 現行ロードスターで昔のコスモスポーツを今風に作ろうということで流行っている太いタイヤやホイール、エアサスなどを付けたい想い制作しました。

 このデザインは、今風のコスモスポーツはこうなるだろうと、制作チームのメンバーで色々話し合って出来上がりました。

 今後、車検を取得する予定です。

――苦労した部分はどこですか。

 COSMO VISIONを制作するにあたって苦労したのは、元々のコスモスポーツのサイドにある前後が繋がるラインを上手く再現するのが、オーバーフェンダー化したデザインのなかで、フロントからくるラインとリアからくるラインの造形が大変でした。

 また、フロント部分を延長している部分も加工やパテ処理などで大変だった部分です。

――特徴的な部分はどこですか。

 COSMO VISIONのヘッドライトは、フォルクスワーゲン「ニュービートル」のものを流用しているほか、グリル、バンパー、メタル調の部分はマツダ「CX-5」のものを流用しています。

 また、ウインカーはホンダ「インサイト」のものを合わせるように装着しました。 

※ ※ ※

 学生たちが現代に蘇らせたコスモスポーツことCOSMO VISION。今後、車検が取得出来れば公道走行も可能になります。

 NATSでは、歴代のカスタムカーをレンタカーとして貸し出すこともおこなっており、COSMO VISIONの出来栄え次第では、レンタカーとして借りることも出来るかもしれません

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