ワーゲンバス復活! VW「ID.BUZZ」2022年生産開始! 2024年から新プレミアムEVも製造へ
くるまのニュース / 2021年3月30日 20時10分
独フォルクスワーゲン商用車部門(VWCV)は2021年3月25日、オンラインで年次記者会見をおこなった。その席上、ドイツ・ハノーバにあるVWCVの工場で2024年から他グループブランドのプレミアム電気自動車(EV)を製造することを発表した。
■電動ワーゲンバス「ID.BUZZ」は2022年に世界初公開予定
独フォルクスワーゲン商用車部門(VWCV)は2021年3月25日、オンラインで年次記者会見をおこなった。その席上、ドイツ・ザクセン州にあるVWCVハノーバー工場で、2024年から他VWグループブランドのプレミアム電気自動車(EV)を製造することを発表した。
VWグループは、2029年までにグループ全体で75モデルのEVを発表し、合計2600万台の生産をおこなう計画であると発表している。これらはVWブランドだけではなく、アウディやセアト、ポルシェなどVWグループ全体での話になるが、今回の発表はそれに基づいた計画の一環になる。
またVWCVは、VWグループのなかで現在、自動運転の開発において主導的な役割を果たしているという。現在、2022年に世界初公開される予定の電気自動車ワーゲンバス「ID.BUZZ」を用いて、自動運転の開発と実装を進めている。2021年にははじめてドイツ国内において公道試験を実施。この試験では、レベル4の自動運転システムを試すことになる。
その電動ミニバン「ID.BUZZ」は、2022年からハノーバー工場で生産が始まる予定だ。
ID.BUZZは、2017年1月に開催された北米国際自動車ショー(NAIAS)でコンセプトモデルが世界初公開されたフルEVで、フォルクスワーゲングループのEV向けモジュラープラットフォーム「MEB」を採用、市販は2022年を予定している。
1950年に初代モデルが発売され、日本では「ワーゲンバス」、米国では「マイクロバス」、欧州では「ブリー」の愛称で親しまれる往年の名車、「タイプII」をデザインモチーフとして採用。
コンセプトモデルは、48kWhから111kWh容量のバッテリーを搭載し、最大で342マイル(約550km)の航続距離を誇る。また電気モーターは最大374psを発揮し、0-100km/h加速は5.0秒、最高160km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現する。
ボディサイズは全長4941mm、全幅1976mm、全高1963mm、ホイールベース3300mm。3列シートを持つミニバンで、登場すれば日本でも人気が出そうだ。
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