ちょっと待った! BMW新型「M3」は今秋導入される4WDを狙うべし
くるまのニュース / 2021年4月10日 19時10分
2021年1月に販売が開始されたBMW新型「M3」には、数多くのトピックがあるが、実は今秋に導入予定の4WDモデル「M3コンペティション xDrive」が最大の話題だ。新車で選ぶなら、間違いなく4WDモデルがオススメである。
■新型「M3」は、今買いか!?
2021年1月26日から販売がスタートした待望のBMW新型「M3」。正確には新型M3の車名は「M3コンペティション」となり、これまでパッケージオプションだったコンペティション仕様が標準化されているのが大きな特徴となる。
さらに望めば「コンペティション・トラックパッケージ」をオプションで選択することもできるというのだから、M3はさらに硬派なモデルになったというのが第一印象だ。
日本での車両価格(消費税込)は、標準モデルとなるM3コンペティションが1324万円、「M3 コンペティション・トラックパッケージ(受注生産)」が1436万円となる。
最初は斬新さと違和感で、賛否両論を生み出した縦長の大型キドニーグリルも、走りに徹するM3のコンセプトと照らし合わせると、その存在感は非常に良くマッチングしていることが分かる。
エンジンルームに搭載されるパワーユニットは、最高出力510ps/6250rpm、最大トルク650Nm/2750−5500rpmという、ファンの期待どおりに「怒涛の」と表現したくなるパワー&トルクを発揮する、3リッター直列6気筒Mツインパワーターボエンジンである。
これに8速ステップトロニック・トランスミッションを組み合わせ、後輪を駆動するのが標準的なスタイルとなるが、さすがに510psのパワーをRWDの駆動方式でドライブすることに戸惑いを感じるカスタマーも多いだろう。
そうした不安要素を取り除くべく、BMWはインテリジェント4WDシステムのM xDriveを搭載した4WDモデルである「M3コンペティション xDrive」を、2021年秋から追加設定することをアナウンスしている。
BMW(とくにMモデル)にはフロントエンジン・リアドライブを求めるカスタマーも多いだろうが、新型M3は4WDモデルの導入を待った方が賢明かもしれない。4枚ドアのセダンであるM3をデイリーユースするのならば、なおさら4WDである方が使用目的が拡がるだろう。
■新型「M3」は4WDを選んで間違いない
新型M3のドライブ&シャシテクノロジーには、Mアダプティブ・サスペンションなど、モータースポーツの現場から得たノウハウが最大限に導入されている。
2021年秋に追加されるM3コンペティション xDriveでは、RWDならではの俊敏性と4WDによるスタビリティを両立させた、実にダイナミックな走りが可能になるとのことである。ドライバーは「4WD」、「4WDスポーツ」に加えて、DSCをオフにすれば「RWD」の3つの走行モードから、自分にあった最適なモードを選ぶことができる。
つまり、サーキットなどのクローズドコースでは、これまでどおり後輪駆動でスポーツ走行を満喫できるのだから、4WDのM3コンペティション xDriveを待った方が賢明であるというわけだ。
スポーティというよりラグジュアリーなテイストが色濃くなった「M3」のコックピット
8速Mステップトロニック・トランスミッションも同様に、好みの走行スタイルに応じて3つのシフトプログラムからベストな設定をチョイスできる。
シフトチェンジはセンターコンソール上のMセレクターレバー、もしくはステアリング・ホイールに装備されたシフトパドルで操作する。とくにシフトパドルはサーキット走行などにおいて、ドライバーにとって大きな助けとなることは確かだ。
ブレーキシステムは耐熱、耐フェード性に優れた大径の6ポッドMコンパウンドブレーキが標準仕様となり、オプションではさらに性能を高めたMカーボンセラミックブレーキを設定。
ホイールはフロントが18インチ、リアが19インチと前後異径となり、タイヤは各々275/40ZR18、285/35ZR19サイズを装着する。
新型M3は、スポーツ性に特化したモデルとはいえ、さまざまな先進安全装備など現代の最先端装備を備えるモデルでもある。しかし、受注生産となるコンペティション・トラックパッケージは、それらの安全装備の一部を省略する一方で、Mドライバーズ・パッケージやMカーボン・バケットシートなどの装備を加えた、よりスパルタンな1台となる。
M3のスタイリングは実に魅力的だ。大型キドニーグリルに加えて専用のサイドギルやドラミラー、リアスポイラー、ディフューザーにも十分な迫力が備わっている。リアトレッドがワイド化されているのも、高性能モデルの証といえるだろう。
直接のライバルとなるメルセデスAMG「C63/C63 S」には4WDがラインナップされていないため、M3コンペティションにM xDriveをという、大きな魅力が加わったことになる。また、4WDであることを最大の理由にアウディのRSモデルに乗っていた人にとっても、さらなる選択肢となるのは間違いない。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ピックアップ再燃か、三菱「トライトン」の実力 働くクルマの性能とSUVの楽しさを併せ持つ1台
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 10時0分
-
ピックアップ再燃か、三菱「トライトン」の実力 働くクルマの性能とSUVの楽しさを併せ持つ1台
東洋経済オンライン / 2024年4月22日 12時0分
-
6速MTのみ! 約500馬力の新型「爆速セダン」発表! “超高性スポーツ車”を「MTシフト」で操るチャンス! パワフルエンジン搭載した「新型BMWM3」に熱視線
くるまのニュース / 2024年4月5日 22時10分
-
585馬力のV8ターボ搭載!? 新型「最強スポーツクーペ」発表! 初の全面刷新で斬新「“可変”パーツ」搭載の「GTクーペ」発売
くるまのニュース / 2024年4月3日 22時10分
-
メルセデスAMG『G63』に改良新型、585馬力ツインターボを電動化
レスポンス / 2024年3月28日 7時30分
ランキング
-
1「いつまでも結婚できない40代男性」の勘違い…高年収でも女性から選ばれない“深刻な原因”
日刊SPA! / 2024年4月25日 11時11分
-
2老けるスピード3倍も!老化を早める体の酸化って?予防のための7つの習慣
ハルメク365 / 2024年4月25日 16時0分
-
3初期から老眼鏡をかけっぱなしにすると「老眼」が早く進む【一生見える目をつくる】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年4月25日 9時26分
-
4平均月23万円だが…〈初給与〉に心躍る大卒新入社員〈給与明細〉を見て愕然「天引き額が多すぎる!」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月25日 7時15分
-
5「ボケ防止に納豆はどこまで有効か」の最終結論…医師が解説「脳に効く食べ物」をめぐる驚きの真実
プレジデントオンライン / 2024年4月25日 15時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください