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5m超えミニバン!トヨタ新型「シエナ」&ヒュンダイ新型「スターリア」が韓国でほぼ同時投入

くるまのニュース / 2021年4月21日 10時10分

韓国市場では2車種のミニバンが相次いで発売されました。トヨタ新型「シエナ」とヒュンダイ新型「スターリア」ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

■ほぼ同時発売の新型「シエナ」と新型「スターリア」の違いは?

 2021年4月上旬に韓国の自動車市場では2台のミニバン(MPV)が登場しました。
 
 ひとつめはトヨタがグローバルで展開する「シエナ」(4月13日発売)。ふたつめは、ヒュンダイの新型「スターリア」(4月13日発表・15日発売)です。
 
 日本でいうミニバン市場に投入された2台にはどのような特徴があるのでしょうか。

 数日先行して発売されたシエナは、トヨタが北米などで展開しているモデルです。

 初代モデルは1997年、トヨタ「プレビア(エスティマの北米車名)」の後継モデルとしてアメリカで販売が始まりました。

 2020年5月に4代目にフルモデルチェンジ。北米ではホンダ「オデッセイ」と共に人気のミニバンとなっています。

 ボディサイズは全長5175mm×全幅1995mm×全高1775mmとなり、乗車定員は7名となっています。

 フロントフェイスは、大きく開口されたフロントロアグリルを採用。下方向に広がりを見せ、両端にLEDフォグランプを配置することで低重心なスタイルを強調。

 リアデザインは、ボディから後方へと流れつつ「くの字」形のCピラーやLEDテールライトによって引き締めたデザインを採用しています。

 内装は、2列目シートの乗員向けに11.6インチの大画面のリアシートエンターテイメントシステムやオットマンシートを採用。2列目キャプテンシートは624mmのスーパーロングスライド機能が備わります。

 先代となる3代目までは、ガソリン車も選べましたが4代目からは全車2.5リッター直列4気筒エンジン+ハイブリッドシステム(システム合計出力246馬力)のみで、2WDとE-Four(電気式4WDシステム)を設定しています。

 一方で、ヒュンダイは、新型スターリアをグローバル市場で展開する多人数乗車モデルとして投入。シートバリエーションは、2人乗り仕様から11人乗り仕様と乗用から商用まで幅広い用途向けに設定されています。

 グレード展開は、標準モデルのスターリアと高級仕様の「スターリアプレミアム(韓国名:スターリアラウンジ)」を用意。

 ボディサイズは、全長5255mm×全幅1995mm×全高1900mm-2000mm、ホイールベース3275mmです。

 存在感のあるスターリアプレミアムの外観デザインは、フロントからリアエンドまでシームレスなスタリングとなり、宇宙船のような近未来感な印象です。

 特徴的なフロントデザインは真一文字に横断しているLEDのデイタイムランニングライトや大きく開いたフロントグリルを採用。リアは、四角いデザインを多用した縦型のLEDリアコンビネーションランプがリアビューの存在感を強調しています。

 スターリアの内装は、AT車におけるボタンタイプのシフトセレクターやインパネに配された10.25インチディスプレイを搭載。後席にはフルフラットモードも備えるほか、ビジネスユース向けの2人乗り仕様・3人乗り仕様では最大5000リッターの荷室スペースを実現しました。

 高級仕様となるスターリアプレミアムは、より豪華な質感となるほか7人乗り仕様の2列目には電動リクライニング・スライド機能を備えたリクライニングシートを採用。

 9人乗り仕様の2列目シートは180度回転機能を装備することで、移動しながら対面での打ち合わせが可能なほか、1列目と後席でやり取りが出来るスピーカー機能も搭載されます。

 スターリア/スターリアプレミアムのパワートレインは、2.2リッターディーゼル(最高出力177馬力)と3.5リッターガソリン(最高出力272馬力)の2種類となり、トランスミッションは6速MT(ディーゼルエンジンのみ)と8速ATが組み合わされます。

※ ※ ※

 同じ韓国市場かつ同時期に投入されたシエナとスターリア/スターリアプレミアム。

 スターリアシリーズは、日本でいうトヨタ「ハイエース」のように幅広いニーズに対応可能となり、シエナはあくまで乗用をメインとするなど異なる部分があります。

■気になる価格は? 類似するパッケージながら目指すものは異なる?

 韓国をはじめ海外市場では、日本の「ミニバン」を指すジャンルとして「MPV(マルチ・パーパス・ビークル)」や「ピープル・ムーバー」という名称が一般的です。

 これらは、荷物の運搬や人の送迎などをメインとして商用車に近い存在となります。

 そのため、今回のスターリアシリーズはヒュンダイのホームページを見るとMPVと明記されています。

 しかし、北米や韓国のトヨタのホームページを見るとシエナは「minivan」と明記されており、日本と同じような個人ユースをメインとした使われ方を想定していると思われます。

北米ではサッカーマムといわれるユーザー層から支持される「シエナ」北米ではサッカーマムといわれるユーザー層から支持される「シエナ」

 そのため、韓国でのスターリアシリーズとシエナでは、価格帯が大きく異なります。

 スターリアが2516万ウォン(日本円換算で約245万円)から、スターリア プレミアム(スターリアラウンジ)は3631万ウォン(約354万円)からとなっています。

 一方で、シエナの価格は、2WD仕様が6400万ウォン(日本円換算で約624万円)、4WD仕様は6200万ウォン(約604万円)です。

 このように、価格差が大きく異ることから、直接的な競合とならないといえるものの、日本ほどライバルが多く存在しないため、今後韓国ユーザーの間では比較される可能性もありそうです。

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