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「自動車税」約9割が負担に感じる!? 納税は義務だけど高すぎる! 車の税金に不満続出

くるまのニュース / 2021年5月20日 11時50分

クルマの所有者には5月のGW頃に自動車税の納税通知書が送られてきます。自動車税は毎年支払い義務のある税金ですが、ユーザーはどのように思っているのでしょうか。

■今年の自動車税、もう納付した?

 毎年5月のゴールデンウィーク前後になると、4月1日時点でクルマを所有する人(車検証の登録名義人)に、1年分の自動車税種別割または軽自動車税種別割(以下、自動車税)の納税通知書が届きます。

 自動車税はクルマを所有する上で毎年支払う義務のある税金ですが、この自動車税についてユーザーはどう思っているのでしょうか。

 くるまのニュースでは自動車税についてのアンケートを実施し、SNSユーザーの意見を募りました。

「令和3年度(2021年度)の自動車税・軽自動車税の納税通知書は届きましたか?」という質問に対して、「届いた」が93.1%、「届いていない」が6.9%となりました。

 都道府県や市区町村によって届くタイミングに違いがあるものの、2021年5月17日現在では多くのユーザーが納税通知書を受け取っている状況となっています。

 次に「令和3年度の自動車税・軽自動車は納付しましたか?」という質問では、「すでに納付済み」が43.8%と半数近くのユーザーが納付済である一方、まだ納付していない人が56.2%と過半数を占める結果となりました。

 とはいえ、まだ納付していない人のなかでも「期限までに納付する予定」と回答した人は50.6%と、ほとんどのユーザーが期限までに納付を完了させる予定ということになります。

 なお、2021年の自動車税の納期限は5月31日(月)となっています(青森県や秋田県などは6月30日)。

 これを過ぎると、督促がおこなわれるほか、官公署や勤務先、金融機関などに対する調査を経て、財産(給与や貯金、クルマなど)の差し押さえがおこなわれるとされています。

 また、納期限の翌日から納付の日までの期間に応じて延滞金が加算されます。

 令和2年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響による収入減少で納付が困難な人に対して「徴収猶予」「分割納付」といった救済措置が取られましたが、2021年においても一定の条件を満たした人への猶予などがおこなわれることになっています。

 自動車税の税額は、エンジンの排気量によって決まります。1リッター以下は2万9500円、1リッターから1.5リッターは3万4500円、1.5リッターから2リッターは3万9500円といったように500ccごとに税額が上がり、4.5リッターから6リッターは8万8000円、6リッター以上は11万1000円となっています。

 2019年10月以降に新車を購入した場合は、1リッター以下が2万5000円、1リッターから1.5リッターが3万500円、1.5リッターから2リッターが3万6000円に減税されました。

 なお、軽自動車(660cc)は1万800円(2015年3月31日までに最初の新規検査を受けた車両は7200円)、環境に優しい電気自動車やプラグインハイブリッド車などは登録した翌年度分の自動車税が軽減されます(グリーン化税制)。

 アンケートでは「今回納付する税額(複数台所有の場合は合計税額)」について聞いたところ、もっとも多かったのは3万円台(25.78%)で、次いで1万円台(25.0%)、1万円以下(13.28%)、4万円台(12.5%)と続きます。また、なかには10万円以上を納付するという回答者もいました。

■自動車関連の税金は高すぎる! 不満の声が多数

「自動車税・軽自動車税の税額を負担に感じますか?」という質問には、「とても負担に感じる」が53.8%、「やや負担に感じる」が35.6%、「あまり負担に感じない」が7.5%、「まったく負担に感じない」が3.1%と、9割近い回答者が負担に感じているということが明らかになりました。

13年超のクルマの自動車税は高くなる13年超のクルマの自動車税は高くなる

 自動車税を負担に感じるという人は、「何重にも税金が理不尽にかかり、すべて金額が高い」「自動車所有にかかる税金は流石に多すぎる」「購入時のみ払うのなら理解できまるが、所有しているだけなのに高すぎる」「自動車は地方では生活必需品。毎年万単位で税金がかかるのは、経済的に負担が大きい」など、税額が高いという意見が数多くあがりました。

 また、「複数台あるので納付期限を3か月位にして欲しい」「納付書が届いてから期限までの期間が短いのに、結構な額を要求される」など、納付期限の短さを指摘する意見も見受けられます。

 さらに、「何に使われる税金かが理解できない」「自動車関連に使われているとは限らないから」と、自動車税は各自治体が自由に使える「一般財源」となっていることへの不満の声もありました。

 そして、軽自動車ユーザーからは「以前は7200円だったのに値上がりした」「軽自動車なのに高い」というコメントが寄せられました。

 自動車税が重課となる新車登録から13年以上経過したクルマのユーザー(ディーゼル車は11年以上)からは、「同じクルマを長く乗って税金が上がるのが納得いかない」「13年以上経過で高くなるのはおかしい」など、長年愛着を持って大切に乗っているクルマが重課の対象となることへの不満の声が目立ちました。

 一方、負担に感じないという人からは、「毎年5月の恒例行事だと思っている」「購入時に税額は調べれば分かるし、支払える範囲内のクルマを選ぶから」「好きなクルマに乗っているから負担に感じない」といった意見もありました。

※ ※ ※

 自動車税のほかにも、重量税やガソリン税など、クルマの所有者はさまざまな税金を納付しています。

 自動車工業会によると、クルマの所有者が年間に払う税金は全体で9兆円と、日本の税収全体の14%を占めているといいます。

 コロナ禍で収入が減少した人もおり、また、地方ではクルマは欠かせないものです。クルマにかかる税金が生活に重くのしかかっているようです。

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