プジョーのフラッグシップ「508」「508SW」にPHEV登場 電動車がより身近な存在に!
くるまのニュース / 2021年6月5日 8時10分
グループPSAは2021年6月2日、プジョーのフラッグシップサルーン「508シリーズ」にプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「508/508SW GT HYBRID」を追加、発売した。
■ガソリン/ディーゼル/PHEVの3つから選ぶことが可能になった
グループPSAは2021年6月2日、プジョー「508シリーズ」にプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「508/508SW GT HYBRID(508GTハイブリッド)」を追加、発売した。
508は2019年3月に日本に上陸、508SWは同年9月に登場したプジョーのフラッグシップモデルで、全長4750mm(508SWは4790mm)×全幅1860mm×全高1420mm、ホイールベースは2800mmというボディサイズを持つ。
今回登場した508GTハイブリッドは、180psを発生する1.6リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに110psを発生する電気モーターを搭載、システムトータル出力は225ps・360Nmを発揮する。
組み合わされるトランスミッションは、トルクコンバーターの代わりに湿式他板クラッチを用いたPHEV専用8速AT「e-EAT8」。駆動力として電動モーター、ガソリンエンジンの両方をシームレスに切り替え、燃費とドライビングプレジャーを両立しているという。
搭載するリチウムイオンバッテリーは容量11.8kWhで、後席下に効率よく配置しているため、後席の居住スペースやラゲッジスペースは純内燃機関モデル(ICE)と同一となる。
508GTハイブリッド/508SW GTハイブリッドはバッテリーのみで走行できる「エレクトリックモード」を設定しており、ドライバーが任意で選べる4つのドライブモードを搭載している。
エレクトリックモードは、システム始動時のデフォルトモードで、電力のみで走行するゼロエミッションになるもの。アクセルを深く踏み込んだ場合は自動的にエンジンも始動する。最高速度は135km/h、EV走行換算距離はWLTCで56kmとなる。
ハイブリッドモードは総合的にもっともエネルギー効率の良い走行モードで、バッテリー残量がある限りは発進時、フロントモーター駆動のみとなる。コンフォートモードは508GTハイブリッド/508SW GTハイブリッド独自のモードで、駆動系の制御はハイブリッドモードのまま、アクティブサスペンションの減衰力セッティングをコンフォートにし、よりソフトで快適な乗り心地を実現する。
またスポーツモードはエンジン主体で駆動するモードで、アクセルレスポンスやギアシフトタイミング、ステアリングの操舵力などをスポーツ走行向けに総合制御する。
アクセルOFF時には積極的に回生、燃費効率を向上させる。またシフトレバーをBモードにすればさらに回生が強くなり、エンジンブレーキ的な使い方も可能だ。
バッテリーへの充電は普通充電のみに対応。200V/3kWで約5時間、200V/6kWで約2時間30分で満充電となる。
車両価格は、508GTハイブリッドが607万8000円(消費税込、以下同)、508SW GTハイブリッドが633万6000円。エコカー減税はCEV補助金の支給対象となり、重量税および環境税割免税、CEV補助金は20万円を予定している。
* * *
508/508SWは、今回登場したPHEVモデルに加え、最高出力180ps・最大トルク250Nmを発生する1.6リッター直列4気筒ターボのガソリンモデル(508GT:513万1000円、508SW GT:538万9000円)、177ps・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボを搭載のBlue HDiモデル(508GT Blue HDi:547万1000円、508SW GT Blue HDi:572万9000円)と、3種類のパワートレインを選択できるのが特徴だ。
ガソリンモデルは、今回WLTCモードで15.6km/L(旧14.9km/L)と約5%の燃費改善が施されている。これにより、平成30年排出ガス基準50%低減(4つ星)となっている。
プジョーにとってICE(Internal Combustion Engine=内燃機関)とPHEV、EV(電動化パワートレイン)は対等な存在で、パワートレインの違いはグレードの上下を意味しない。機能、装備、スペースなどクルマとしての基本を同等とした上で、ライフスタイル、使用状況、好みなどに応じて自由に選ぶことが可能だ。
これがプジョーの考える「パワー・オブ・チョイス」のコンセプトで、今回の508/508SWのラインナップはグレードをGTに統一し、内装やADAS(先進運転支援システム)も同一となっている。
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