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リレーアタックで「ランクル」が盗まれる!? 千葉県が公表した盗難被害の実情と対策方法とは

くるまのニュース / 2021年6月8日 9時10分

千葉県自動車盗難等防止対策協議会は、自動車盗難防止を啓発するポスターを作製・発表しました。同協議会によると、盗難車種ランキング1位はランドクルーザー、盗難多発県ランキングは、1位茨城県となっています。

■自動車盗難多発地域は、千葉県北部、東京に近いエリアに集中

 千葉県自動車盗難等防止対策協議会は、千葉県警察・千葉県との連名で自動車盗難防止を啓発するチラシとポスターを製作して、2021年6月7日に発表しました。
 
 さまざまな方法でおこなわれる盗難被害の実情は、どのようになっているのでしょうか。

 今回、啓発活動のひとつとしてポスター・チラシを製作した千葉県では、2013年に自動車盗難認知件数が全国ワースト1となっています。

 その後、千葉県警察や千葉県自動車盗難等防止対策協議会の取組みなどによりワースト1を脱しましたが、ここ数年の自動車盗難認知件数は全国ワースト3位と依然自動車盗難が多く発生しています。

 2020年の盗難多発県ランキングでは、1位茨城県、2位大阪府、3位千葉県、4位愛知県、5位埼玉県の順になっております。

 このような盗難事情において、2020年の千葉県内での盗難件数では、柏市(69件)、松戸市(58件)、野田市(43件)、流山市と船橋市(29件)がワースト5となっており、千葉県北部、東京に近いエリアに集中しています。

 また2020年の車種別盗難発生割合はトヨタ「ランドクルーザー」が20.4%で1位、レクサスが17.9%で2位、普通貨物(トラック)が12.3%で3位となおり、この3車種で被害車種の約半数を占めています。

 自動車盗難防止啓発に関して、千葉県自動車盗難等防止対策協議会は次のように説明しています。

「当支部では、当協議会の事務局として、千葉県警察等と連携し、引き続き自動車盗難防止対策の周知と自動車盗難件数の減少に向けた活動を推進していきます」

■どうすれば盗難を防げる? 盗難に有効な対策とは?

 今回、千葉県自動車盗難等防止対策協議会が発行したポスターでは、最新の新手口となる「リレーアタック」の手法や、「リレーアタック」に対する盗難防止対策についても分かりやすく解説しています。

自動車盗難防止を啓発するポスター(出典:千葉県自動車盗難等防止対策協議会)自動車盗難防止を啓発するポスター(出典:千葉県自動車盗難等防止対策協議会)

 リレーアタックとは、スマートキーからの電波を増幅し、増幅された電波によってクルマのロックを開錠・エンジン始動をおこなうものです。

 対策方法としては、「不審者に注意」、「電波を遮断」、「物理的対策」の3つが挙げられます。

 「不審者に注意」では、クルマを盗む人は必ず盗む対象のクルマや所有者に近づいてくるため、不審者を見かけたら通報をするのも立派な対策です。

 「電波の遮断」では。スマートキーを金属缶や電波遮断装置などに収納して電波を遮断することで、電波の増幅も抑止出来るため、リレーアタックの対策に有効となります。

 そのほか、リレーアタックのみではなく、従来の物理的な対策方法では、ハンドルロックやタイヤガード、警報装置など、物理的にクルマの持ち出しを困難にする方法やGPS追跡装置のような盗まれた後の追跡に寄与する対策です。

 また、駐車場自体を照明施設や監視カメラの整った、防犯レベルの高い駐車場に変更するのも有効です。

※ ※ ※

 自動車盗難防止啓発ポスターは、千葉県警察、千葉県、千葉損保会を含む同協議会参画22機関・団体が、千葉県での自動車盗難防止に向けた啓発活動などで活用されます。

 盗難車両が犯罪などに使われるケースも考えられるため、愛車を守るためにも十分な防犯対策をおこなうことが大切です。

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