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レクサス新型「NX」全面刷新! トヨタ高級SUV「ハリアー」とはどう違う? 似て非なる2台とは

くるまのニュース / 2021年6月12日 18時10分

2021年6月12日、2代目となるレクサス新型「NX」が世界初公開されました。次世代レクサスのデザインをまとって登場した新型NXですが、レクサス初のプラグインハイブリッド(PHEV)をはじめ4種類のパワートレインを用意したのが特徴です。一方、トヨタブランドの高級SUV「ハリアー」も2020年6月にフルモデルチェンジして登場しています。

■レクサス新型「NX」はトヨタ「ハリアー」より全長が80mm短い4660mm

 2021年6月12日、2代目となるレクサス「NX」が世界初公開されました。トヨタとレクサスのラグジュアリーなクロスオーバーSUVとしてどのような違いがあるのでしょうか。

 次世代レクサス第1弾として、走りやデザイン、先進技術を全面刷新して登場した新型NXですが、電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、レクサス初のプラグインハイブリッド(PHEV)を用意したのも特徴です。

 さらに2.5リッターハイブリッド、2.5リッター自然吸気、2.4リッターターボ多彩なパワートレインを用意、世界各国の市場のニーズに応えており、日本での発売は2021年秋を予定しています。

 一方、日本では2020年6月に発売されたSUVがトヨタ「ハリアー」です。

 4代目となる新型ハリアーは、クーペフォルムのスタイリッシュなSUVとして登場。ハイブリッドモデルほか2リッターNAエンジン搭載モデルも用意されています。

 日本における販売も好調で、日本自動車販売協会連合会の統計による2020年度(2020年4月から2021年3月)の乗用車ブランド通称名別順位では7位の8万6843台を達成するなど、販売目標台数を大きく上回る人気ぶりを示しています。

 そんな新型NXと新型ハリアーを比較してみます。

●外観デザイン

 新型NXでは、次世代レクサスのデザイン言語の確立に向けた挑戦をしたといいます。「プロポーションに根ざした独自性の追求」をテーマに、レクサスらしい切れ味と艶のあるフォルムの両立をめざしています。

 レクサス独自のスピンドルグリルは、グリル面を垂直に立てながらボンネットフードを先端間際まで伸ばして塊感を強め、グリルのメッキ枠を廃止してシンプルな構成と軽量化を実現しました。またヘッドランプは全体を黒基調としてL字型のデイタイムランニングライトを際立たせています。

 サイドビューはリアオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。さらにリアビューはリアフェンダーがスピンドル形状を挟み込む造形とすることで、凝縮感とタイヤの張り出しを強調、レクサス「UX」や「IS」のような横一文字のリアコンビネーションランプと左右のL字ライトを独立させたデザインを採用しています。

 一方の新型ハリアーのフロント部は、アッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性を持ち、精悍でシャープな印象です。

 また、サイドビューはリアに向かって絞り込まれたクーペルックのフォルムと、スポーツカーのように左右に張り出したホイールハウスでおおらかな逞しさを演出。リアビューは細く横一文字に光るテールランプとストップランプが特徴的です。

 新型NXはSUVらしいスポーティさと力強さ、新型ハリアーはクーペルックの流麗なスタイリッシュさが印象的です。

レクサス新型「NX」(上)とトヨタ新型「ハリアー」(下)レクサス新型「NX」(上)とトヨタ新型「ハリアー」(下)

●ボディサイズ

 新型NX、新型ハリアーともに「GA-Kプラットフォーム」を採用しています。これにより軽量・高剛性なボディと低重心化されたパッケージとなり、車両の基本性能が大幅に向上しているのが特徴です。

 新型NXのボディサイズは、全長4660mm×全幅1865mm×全高1640mm、ホイールベースは2690mmと、現行型NXと比較して全長は20mm長く、全幅は20mm幅広く、全高は5mm高く、ホイールベースは30mm拡大しました。

 一方の新型ハリアーは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベースは2690mmです。先代ハリアーと比べると全長は15mm長く、全幅は20mm幅広く、全高は30mm低められ、ホイールベースは30mm長くなっています。

 新型NXと新型ハリアーの比較では、全長は新型ハリアーのほうが80mm長く、全幅はNXのほうが10mm幅広で、全高は20mm新型ハリアーのほうが高くなっています。ホイールベースは同等になります。

■新型NXはPHEVを含めて4種類のエンジン

●室内デザイン

 新型NXでは、レクサスの新たなコックピットデザインの考え方である「Tazuna Concept」に基づいた設計がおこなわれています。

 これは人が馬を操る際に使う手綱に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携、視線移動やスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビやオーディオなど、各種機能の制御が可能な空間を実現しています。

レクサス新型「NX」のインパネレクサス新型「NX」のインパネ

 新型ハリアーは、馬の鞍をイメージした幅広のセンターコンソールを採用、それを挟み込むインパネとの組み合わせがおおらかな逞しさを表現。

 またインパネから左右ドアパネルにかけて、おおらかな広がりを演出。厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし触り心地にもこだわったレザー調素材や、木工技法の「曲木(まげき)」に着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配して上質感を演出しています。

トヨタ新型「ハリアー」のインパネトヨタ新型「ハリアー」のインパネ

●パワートレイン

 新型NXは多彩なパワートレインを用意しています。そのなかでも注目は、レクサスモデルとして初導入となるプラグインハイブリッド(PHEV)です。

 これは高効率な2.5リッター直列4気筒エンジンに総電力量18.1kWhの大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、さらにフロント/リアモーターを搭載。

 詳細なスペックは明らかになっていませんが、クラストップレベルのEV走行可能距離と十分なパワーを両立しているといいます。

 走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から任意で選択が可能で、HVモードではエンジンとモーターの併用により、高い加速性能を実現。

 またAWDの前後駆動力は100:0から20:80の間で可変可能。このPHEVは「NX450h+」というモデルになります。

 2.5リッター直4エンジン+モーターのハイブリッド車「NX350h」、2.4リッター直列4気筒ターボに新開発の高トルク対応型ダイレクトシフト8速ATを組み合わせたガソリンターボ車「NX350」、そして2.5リッター自然吸気エンジンにダイレクトシフト8速ATのガソリン車「NX250」と、4車種を用意しているのが特徴です。

 なお最高出力や最大トルクなど、新型NX搭載パワートレインの詳細なスペックは未定です。

 一方の新型ハリアーは、最高出力171馬力・最大トルク207Nmを発生する2リッター直列4気筒NAエンジンにダイレクトシフトCVTを組み合わせるガソリン車(FF/4WD)と、178馬力・221Nmの2.5リッター直列4気筒エンジンにフロント120馬力・202Nm、リア54馬力・121Nmを発生するモーターを組み合わせたハイブリッド車があります。

●車両価格

 新型NXは2021年秋に日本発売予定で、現時点ではまだ車両価格は発表されていません。

 現行型NXはガソリンモデルの「NX300」が454万6000円から548万3000円、ハイブリッドモデルの「NX300h」が519万円から612万7000円(消費税込、以下同)ですが、新型ではバリエーションが増えるために車両価格の幅が広くなりそうです。

 新型ハリアーは、ガソリン仕様が299万円から443万円、ハイブリッド仕様が358万円から504万円になります。

 ボディサイズは新型NXよりも新型ハリアーのほうが全長が大きいモデルになりますが、価格帯はかぶることはないでしょう。

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