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ブガッティやランボの最新モデルが120台以上集結! 新しいモーターショーMIMOとは

くるまのニュース / 2021年6月15日 20時10分

新型コロナウイルスの影響を受け、2度も延期となっていた屋外型モーターショー「ミラノ モンツァ モーターショー」がミラノ中心部で開催された。現地からモーターショーの模様をレポートする。

■ミラノの中心に最新スーパーカーが並んだ!

Writer:野口祐子(NOGUCHI Yuko)

 コロナ感染防止対策により、これまで2度も延期を余儀なくされたMilano Monza Motor Show (MIMO)。しかし、この非日常をなんとかしたいという皆の念願が叶い、第1回Milano Monza Motor Show (MIMO)が6月10日から13日までの4日間、ミラノとモンツァサーキットでおこなわれた。

 普通ならば、2度(しかも直前に開催中止)もなると、心が折れ前に進めない状況に陥ってしまうが、MIMO主催者であるアンドレア・レヴィは違った。ずっと夢に描いていた理想の形のモーターショーMIMOの開催を信じ、どんなに大きな障害物が目の前に立ちはだかろうとも、信念を曲げず粛々と準備を進めていたのだ。

 そして、やっとアンドレアの夢が実現した。

 コロナ禍ということもあり、人々に過大な不安を与えない様にとイベントの開催告知を極力控え、その間にアンドレアは各メーカー、その他との地道な交渉を続けていた。そうした甲斐があり初めての開催にも関わらず、ブガッティ「シロン・スーパースポーツ」、ブガッティ「ボライド」を含む10車種がワールドプレミアされた。新型コロナで疲弊した暮らしに少しでも希望をということで、このイベントにかける関係者の期待は大きい。

●アンドレアの理想のカーイベントとは?

 これまでのモーターショーは箱(展示会場)を作り、そこに見物客が足を運ぶという形を取っていた。しかし、これからは、モーターショーの方から人々の暮らしのなかに出向いていかなければならないという。

 毎日散歩している場所、友人との待ち合わせに使っている場所、ショッピングをする場所などなど。そう考えると、イタリアではやはりミラノのドゥオーモ広場である。ここは街の暮らしの交差点、あらゆる人たちが集う場所なのだ。

 重要なことは、街を歩く老若男女、誰にでも展示が見やすく、分かりやすくするということだ。まずは各クルマを置くベースの寸法、材質を均一にした。またコロナ禍となると、万全な安全対策を施さなければならない。人の接触はなるべく避けるようにと車名を掲げる案内板にQRコードを提示し、スマートフォンやタブレットから各自で各車両の情報(情報内容も統一されている)を得られるようにした。

 ドゥオーモ広場を中心に、3キロメートルの範囲内のスフォルチェスコ城広場、スカラ座広場、コルドゥージオ広場、ヴィットーリオ エマヌエレ2世通り、ダンテ通り、メルカンティ通りなどに63のブランド、120台以上のクルマ・バイクが展示されることになった。

 そして今回の展示車の約80%はEV、ハイブリッドであるという。さらに40台のテストドライブ車両が用意され、見学者はあらかじめ予約申請すると自らがハンドルを握り、ミラノ市内のドライブを体験することができる。

 ミラノの中央に突然現れた120台のクルマ。歩いているだけで、次から次へと見たことのない、新しいクルマが視界に入って来る。TVや雑誌でしかみたことがない数億円もするクルマが街を彩る。クルマに興味があるなしに関わらず、通りがかった人は思わず足を止めて見入ってしまう。

 家族・友人と歩きながら、クルマを眺めながら会話が弾む。これこそ、毎日ドゥオーモの壮麗な彫刻をはじめ、街角のさまざまな芸術に接しながら生活を送っているのと同じだ。この形こそが「文化の継承」といえるのではないだろうか? たとえば子供たちが成人したとき、「あの時に父と見たあのクルマ」、「あの時運転したクルマ」と記憶に残り、後世にも語り継がれることだろう。

 さらに、6月11日からは、モンツァサーキットで数々のイベントが開催された。詳しいイベントの様子は、追ってレポートしたいと思う。また、公式の情報はMIMOのホームページから見ることができる。

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