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本当に「はたらくクルマ?」 カッコ良すぎる世界の商用車3選

くるまのニュース / 2021年6月28日 16時10分

商用車に代表される「はたらくクルマ」は、機能や耐久性が重視されますが、なかには秀逸なデザインのクルマも存在します。そこで、世界中の商用車や働くクルマのなかで、カッコいいと思えてしまうモデル3車種をピックアップして紹介します。

■無骨なのにスタイリッシュ! こんなトラックほかにある?

 日本で商用車といえば、真っ先にトヨタ「ハイエース」や「プロボックス」、そして軽トラックなどが思い浮かびます。

 これら商用車に求められるのは、頑丈で耐久性があり、使い勝手もよくて燃費がいいことが挙げられます。一方、世界に目を向けると、商用車でありながらも意外と優れたデザインのモデルが多数存在します。

 そこで、世界中の商用車や働くクルマのなかで、かっこいいと思えてしまうモデル3車種をピックアップして紹介します。

●メルセデス・ベンツ「ウニモグ」

 メルセデス・ベンツは高級車ブランドですが、数多くの商用車も生産しています。大型トラックから小型ピックアップ、バンまで多種多様です。

 この「ウニモグ」は特殊な車両で、いわゆる多目的作業車に分類されます。とにかく高い車高と巨大なタイヤが特徴で、見るものを圧倒する存在感があります。

 その歴史は古く、ウニモグのプロトタイプ1号機が誕生したのは1946年。2021年の今年で75周年という記念すべき年にあたります。

 ダイムラー・ベンツ社で長年にわたり航空機エンジンの開発責任者を務めていたアルベルト・フリードリッヒ氏は、第2次世界対戦後のドイツの食糧不足という状況下、農業の生産性を高めるための農業用電動車両のアイデアを思いつき、当時ダイムラー・ベンツのサプライヤーだった金属加工会社、エアハルト&ゼーネ社と契約を結び開発を担当。1946年10月には最初のテスト走行がおこなわれたそうです。

 ウニモグはトラックのボディが基本になります。4輪駆動車で排気量5.1リッターの直4ディーゼルエンジンを搭載し、最大斜度45度の斜面を登る能力のほか、高い悪路走破性を誇っています。

 ボディは巨大で全長6m、全幅は2.3m強もあるので、日本の道では走る場所を選んでしてしまいますが、本来は道なき道に分け入って走るクルマですから、日常の使い勝手は考慮されていません。

 日本でも消防車両や警察車両、除雪車などにも使われており、災害時や悪天候で威力を発揮します。

■日本でも親しまれるモデルと、アメリカンなピックアップトラック

●ルノー「カングー」

 ルノー「カングー」というと、ワゴンタイプで後部スライドドアのミニバンですが、本国フランスや欧州ではバン用途が多く、日本のワンボックスカーのような使われ方がされている商用車でもあります。

ルノー新型「カングーバン」ルノー新型「カングーバン」

 カングー、1997年の登場以来、世界70か国で420万台以上が販売されているモデルで、現行型は2007年にフルモデルチェンジした2代目になります。日本では2009年9月に上陸を果たしたロングセラーモデルで、2013年8月にはマイナーチェンジをおこない、現在のフロントデザインになっています。

 欧州では2021年3月、3代目となる新型カングーバンが発表されました。

 新型カングーの商用モデルとなるカングーバン最大の特徴は、「オープンセサミbyルノー」と呼ばれる大開口のサイドドアになります。これはBピラーをなくすことで、ユーザーは室内に簡単にアクセスでき、荷物の出し入れなどが楽にできるというもので、右側のドアのみに採用するオプション機能です。新型カングーバンでは、1416mmという従来の約2倍のサイド開口部の広さとなり、これは同セグメントのなかでもっとも広いモデルとなるそうです。

 同じく3月にフルモデルチェンジした乗用車版のカングーは、現行型と比べてより筋肉質のデザインで登場しました。フロントはグリルとバンパーの間にクロームのラインを配置、さらにルノー独自のCシェイプデザインのLEDヘッドライトを採用、完全に新しい顔に変更されています。

 新型カングーは全長4486mm×全幅1919mm×全高1838mm、ホイールベースは2716mmというボディサイズとなり、現行カングーと比べると全長は約200mm、全幅は約90mm、全高は約30mm、ホイールベースは約15mm、それぞれサイズアップしています。

 この3代目となる新型カングーの日本上陸は「まだまったく決まっていない(ルノー・ジャポン関係者)」とのことです。

●フォード「スーパーデューティ F450」

 アメリカにおいてピックアップトラックは、税金や保険の額で優遇されているため、トップセールスを続けています。

 ピックアップトラックをあえて乗用車のように使う人も多いので、デザインは洗練され、内装も豪華に仕立てられているモデルもあります。

 ベストセラーのピックアップトラックのなかでも、フォードのFシリーズはとくに売れていて、「F-150」は44年間もの間、米国でもっとも売れているクルマになります。
 
 そしてフォードFシリーズの最高峰に位置するのが「スーパーデューティ F450」です。

フォード「スーパーデューティ F450」フォード「スーパーデューティ F450」

 特徴としてはリアがダブルタイヤとなっていて、積載や牽引で力を発揮します。大きく張り出したリアフェンダーによって、全幅は2.4m、全長も6.7mあり、アメリカントラックならではのサイズとなっています。

 エンジンは6.2リッターV8ガソリンと、6.7リッターV8ディーゼルの2種類で、最上級の「F-450 リミテッド」の価格は日本円換算で970万円ほどと、かなり高額なトラックです。

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